文理学部シラバスTOP > 大学院博士前期課程 > 国文学専攻 > 中世文学特殊講義4
日本大学ロゴ

中世文学特殊講義4

このページを印刷する

科目名 中世文学特殊講義4
教員名 久保木 秀夫
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 国文学専攻
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 宝物集の諸本文を比較する・解釈する・考証する
授業のねらい・到達目標 平康頼作『宝物集』は、説話・和歌・物語/歴史・仏教その他、さまざまな性格・要素を備えた、言わば懐の深い、非常に興味深い作品である。のみならず、その現存伝本なり本文なりが、甚だしく錯綜もしており、それだけに整理や比較、校合、解釈、考証等のスキルを高める、恰好の調査研究対象であると言い得る。本授業では、各種本文を突き合わせながら、原文を丁寧に読み進めていくことで、上述のようなスキルの上達を目指したい。
授業の方法 ・輪読形式を基本とし、必要に応じて講義形式をも交える。
・各回の輪読結果、及びそれらを踏まえた受講生自身の個別研究を反映させての、学期末レポートを課す。
事前学修・事後学修,授業計画コメント ・事前の告知を踏まえ、各回ごとの輪読箇所を予め精読・精査しておくこと。
・各回の輪読結果を踏まえ、派生していく諸問題について、受講生各自の専門に、どのように活用・応用し得るかの考察を深めていくこと。
授業計画
1 授業内容の確認
2 宝物集とその時代背景について
3 宝物集の伝本・本文について
4 宝物集の研究史について
5 宝物集を読む1:一巻本をめぐって
6 宝物集を読む2:二巻本をめぐって
7 宝物集を読む3:片仮名古活字三巻本をめぐって
8 宝物集を読む4:平仮名古活字三巻本をめぐって
9 宝物集を読む5:平仮名整版三巻本をめぐって
10 宝物集を読む6:七巻本第一種をめぐって
11 宝物集を読む7:七巻本第二種をめぐって
12 宝物集を読む8:各本文の独自・特有本文について
13 宝物集を読む9:各本文の性格について
14 宝物集を読む10:各伝本・本文はどのように生じていったか?
15 まとめ/レポートについて
その他
教科書 プリントを配布する。webシステムで配付する場合もある。
参考書 授業の中で適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業参画度(60%)
オフィスアワー 開講時に伝える。

このページのトップ