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科目名 | 倫理学演習6 | ||||
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教員名 | 関谷 雄磨 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | ロレンツォ・ヴァッラ『真の善と偽りの善について』(通称『快楽について』)を読み、「快楽」について考察する。 |
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授業のねらい・到達目標 | ルネッサンス期に執筆された本書は、真の善は「快楽」であるのか「徳」であるのかというテーマを巡って、「エピクロス主義者」、「ストア主義者」、「修道士」とされる登場人物が順にそれぞれの主張を行っていくという対話篇である。それぞれの議論では、「快楽」・「徳」が様々な論点から批判・検討されるので、本書を講読することによって、読み手であるわれわれが、「快楽」・「徳」と人生との関わりについて根本的に考察することがねらいである。 |
授業の方法 | 本講座では、毎回担当者に該当部分を音読してもらい、問題点や関心を持った点を指摘してもらいます。その後それらの点について参加者全員で考えます。ただし、本講座は「演習」科目なので、参加者の人数等、状況によって授業方法や取り扱う範囲の変更もあり得ます。従って、下記授業計画に示す各回の進捗は便宜的なものです。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 担当者だけでなく、参加者全員がその回の該当部分を精読して授業に臨んで下さい。 (テーマの性質上、本作には、性的な表現や性的快楽に関する記述が含まれています。本講座の履修を希望する場合は、この点に留意しておいてください。なお、テキスト上、特にそれらについて論じられている箇所等は、担当者を決めず関谷が担当する等、適宜配慮しながら進めます。) |
授業計画 | |
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1 | ガイダンスおよび、ルネッサンス概説 |
2 |
「快楽主義」について [準備]過去に使用したことのある哲学史のテキスト等で、「キュレネ派」・「エピクロス」について学習しておくこと |
3 |
ストア派について [準備]過去に使用したことのある哲学史のテキスト等で、「ストア派」について学習しておくこと |
4 |
講読(1)<カトーネの弁論-ストア主義賛美> [準備]テキストの該当部分を読んでおくこと |
5 |
講読(2)<ヴェージョの反論-ストア派批判とエピクロス主義賛美> [準備]テキストの該当部分を読んでおくこと |
6 |
講読(3)<ヴェージョの快楽論-快楽説の具体的展開(身体の善について等)> [準備]テキストの該当部分を読んでおくこと |
7 |
講読(4)<ヴェージョの快楽論-快楽説の具体的展開(味覚について等)> [準備]テキストの該当部分を読んでおくこと |
8 |
講読(5)<ヴェージョの快楽論-性的快楽を中心に> [準備]テキストの該当部分を読んでおくこと |
9 |
講読(6)<ストア主義論駁-勇気について、勇敢な行為の動機> [準備]テキストの該当部分を読んでおくこと |
10 |
講読(7)<ストア主義論駁-名誉について> [準備]テキストの該当部分を読んでおくこと |
11 |
講読(8)<ストア主義論駁-正義について(悪人について等)> [準備]テキストの該当部分を読んでおくこと |
12 |
講読(9)<ストア主義論駁-正義について(ギュゲスの物語等)> [準備]テキストの該当部分を読んでおくこと |
13 |
講読(10)<ストア主義論駁-エピローグ> [準備]テキストの該当部分を読んでおくこと |
14 |
講読(11)<キリスト教的快楽説> [準備]テキストの該当部分を読んでおくこと |
15 | これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める |
その他 | |
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教科書 | ロレンツォ・ヴァッラ 『快楽について (岩波文庫)』 岩波書店 2014年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(100%) |
オフィスアワー | 授業終了時 |