文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 英文学科 > 英語コーパス演習2
日本大学ロゴ

英語コーパス演習2

このページを印刷する

科目名
平成28年度以降入学者
英語コーパス演習2
教員名 塚本 聡
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 英文学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ コンピュータ利用の言語研究
授業のねらい・到達目標 現在、キーワードは2つのC(Corpus & Collocation)といわるように、多くの辞典では、コーパス利用が謳われている。また、インターネット上には、そのページ自身を含めて電子化された文字データが多数存在している。これらのコーパスやデータを活用しながら、コーパス言語学の特徴やその分析手法を実践する。さらには、客観的な分析の基礎となる計量分析について扱い、コーパス言語学の基本的技量を習得することを目標とする。
授業の方法 演習形式により、コンピュータを使用し、コーパスと呼ばれる電子データを検索し、そこから得られる英語の特徴について、レポートを作成する。コンピューターの初歩的な操作については、既習のこととして授業では扱わないので注意のこと。資料の提示、指示、課題の提出などにBlackboardを使用する。
前期に行われる同一担当者の「英語学コーパス演習1」の内容を基礎とするため、履修には注意が必要。
履修条件 コンピュータ・情報リテラシーを履修し、文理学部のコンピュータ使用アカウントを有すること。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 前期「英語コーパス演習1」で行った基礎的なコーパス言語学の手法を発展させ、それらの手法が言語研究において、どのような新しい視点をもたらすのかについて、客観的データの求め方を実習する。
これらの作業過程で、表計算ソフト(Excel)によるデータ処理を行うが、ピボットテーブル、関数についての習得が必要となる。
これらの手法に基づき、英語に関して各自テーマを設定し、調査を行う。テーマの設定に関して重要なことは、単にコンピューターの技術に偏重することなく、言語に対して常に疑問を持つことである。3年次までの授業内外で英語に関して疑問に思う事柄に関心を払い、そのテーマを発展的に調査することが求められる。
積み上げ型授業であるため、前回までの操作方法などを毎回復習・確認の上、授業に参加すること。
授業計画
1 導入(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)
2 文章の計量
3 検索したデータを分析する
χ2乗検定(1)確率分布、期待値
4 検索したデータを分析する
χ2乗検定(2)1次元データ
5 検索したデータを分析する
χ2乗検定(3)2次元データ
6 残差の計算・表示
7 χ2乗検定の応用
8 単語長の比較
9 高頻度語の比較
10 大規模コーパスでの単語長・高頻度語の比較
11 辞典の説明の妥当性を検証する
12 語法の違いを検証する
13 検索ソフトRの使用法
多変量解析
14 第3回~12回授業に関する質疑応答
15 計量言語学としての英語分析のまとめ
その他
教科書 齊藤俊雄 他 『改訂新版 英語コーパス言語学-基礎と実践』 研究社 2005年 第1版
参考書 Douglas Biber他(齊藤俊雄ほか訳) 『コーパス言語学―言語構造と用法の研究』 南雲堂 2003年 第1版
石川 慎一郎 『ベーシックコーパス言語学』 ひつじ書房 2012年 第1版
成績評価の方法及び基準 レポート(70%)、授業参画度(30%)
オフィスアワー 月・火 12:20~13:00 研究室

このページのトップ