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科目名 平成28年度以降入学者 |
東京と東京人の社会学 | ||||
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科目名 平成27年度以前入学者 |
東京と東京人の社会学 | ||||
教員名 | 後藤 範章 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 集合的写真観察法に基づく「東京」と「東京人」の社会学的研究 |
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授業のねらい・到達目標 | 日大社会学科後藤研究室が1994年度より取り組んでいる“写真で語る:「東京」の社会学”プロジェクトの成果(「集合的写真観察法」と称する独自のビジュアル・メソッドに基づく)を主たる素材として、「東京」と「東京人」の諸相を描き出し、社会学的に読み解くことが、この授業のねらいであり、到達目標です。 |
授業の方法 | 毎回、テーマを定め、関連する過去作品をプロジェクターに映し出しながら授業を展開すると共に、学生-教員間及び学生間の双方向・多方向のやり取り(意見表明・交換)を重ねていきます。その際には、少人数のグループを編成してそこで議論してもらった上で、教室全体での議論に移るようにします。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 【事前学修】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集し、自分なりに考えを巡らせておくこと。 【事後学修】授業内容を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと。 【授業計画コメント】「都市と地域の社会学」(基本科目)で学んだ内容が本講(応用科目)での理論的・方法論的な土台となるので、「都市と地域の社会学」→「東京と東京人の社会学」という流れで履修することが望ましいでしょう。また、後藤が担当する「ビジュアル社会学(映像社会学)」(前期・火4限)及び「芸術社会学」(後期・火4限)とも相互に関連性を有するので、シラバスを参照して興味関心を抱いた人はこれらの科目もぜひどうぞ。 |
授業計画 | |
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1 | センス・オブ・ワンダーとソシオロジカル・イマジネーション -ビジュアル調査法とビジュアル社会学について- |
2 | 集合的写真観察法 -社会学と写真との対話、あるいは、写真でまちや人々を社会学的に見るということ- |
3 | 移動性(非土着性)と流動性と超域性 -「東京」の超広域化- |
4 | グローバリゼーションと人種的異質性 -世界都市「東京」- |
5 | 上京物語 -「東京」で生きるということ- |
6 | 舞台としての「東京」(マイ・ライフ、マイ・ワールド) -自分探しと自己変革、そして癒し- |
7 | まなざしの空間とサイバースペース -コミュニケーションの立体交差化- |
8 | 都会人の生活作法 -無言の流儀と同調圧力- |
9 |
人を動かす(騙す)社会的装置 -“仕掛け”としての新奇さ・お洒落・流行り・景観・欲望・熱狂- (市場化=お金を使わせる仕掛け/広告・宣伝、コマーシャリズムとマーケティング) |
10 | 大都市のエア・ポケット -視界に入りにくい社会的現実- |
11 | 行政の作為と不作為 -計画の落とし穴- |
12 | 社会環境の変化 -居住性と地に根の張った生活感の後退- |
13 | 「東京」と「東京人」の“らしさ”とは何か? -皇居の存在ないし天皇制との関連/異質的なるものの同時的存在/まなざしの交差と非交差- |
14 | 「東京」と「東京人」の“らしさ”をめぐって |
15 | 前半:授業内試験(30分)、後半:試験の解説・授業の総まとめと課題レポートの回収 |
その他 | |
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参考書 | キャロライン・ノウルズほか(後藤範章完訳) 『ビジュアル調査法と社会学的想像力-社会風景をありありと描写する-』 有斐閣 ミネルヴ年 第1版 日本社会学会 『社会学評論第237号 (特集:「見る」ことと「聞く」ことと「調べる」こと-社会学理論と方法の視聴覚的編成-)』 有斐閣 2009年 倉石忠彦ほか編 『現代都市伝承論』 岩田書院 2005年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(20%) 授業内で行う確認テストとレポートの成績を基に、授業参画度(授業での発言やリアクションペーパーなど)を加味して評価します。これらの得点(100点満点の素点)に加算する「特別加算レポート」を課すことがあります。 |
オフィスアワー | 毎週水曜日の午後6時以降、毎週木曜日の昼休み及び午後5時半以降。本館4階の後藤研究室。なお、可能な限り、メールで事前に予約を取るように心がけてください。メールアドレスは、第1回の授業時にお知らせします。 |
備考 | 「東京」のありようや「東京人」の生態に興味・関心(不思議)を抱いている学生、「東京」や「東京人」の社会学的研究を志す学生、後藤の演習及びゼミの学生、後藤ゼミへの入ゼミ希望者には、ぜひ受講して欲しいと思います。 |