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科目名 平成27年度以前入学者 |
比較文化論 | ||||
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教員名 | 山本 質素 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 現代社会の出来事を文化人類学の視点から比較・考察し、その文化的背景を捉える |
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授業のねらい・到達目標 | 日本文化と異文化の中から具体的な題材を取り上げ、それらの比較を通して、文化が個別的性格と普遍的性格とをもつことを理解し、個別文化の価値を認識する力を養う。比較文化・文化人類学の視点から、多様な文化が接触する現代社会の中に課題を捉え、その文化的背景を考察し、理解する力を身につける |
授業の方法 | 講義形式。随時、質疑応答を行い、内容理解の程度を確認し、授業の展開を図る。学期末に理解度確認試験とレポートを課す |
履修条件 | 「文化人類学」を受講していることが望ましい |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 受講生には、身の回りの出来事に関心を持ち、その文化的意味・文化的背景等について常に考える姿勢・態度を求め、この観点からレポートを課す レポートに関する事前学習:日頃から、社会の出来事・ニュースに関心を持ち、レポートの資料として活用することを念頭に、新聞記事等を資料として蓄積しておく 各回の事前学習:各回の「内容」および事前に予告・配付する資料を熟読し、重要語句・キーワード・課題等をチェックし、考えをまとめておく 各回の事後学習:授業内容の整理・確認を行う |
授業計画 | |
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1 | 比較文化の視点 ―文化を比較する意味―(「文化」とは何か、「比較」とは何かについて、各自の考えを整理) |
2 | 文化の多様性と独自性 -個別性と普遍性―(文化の「個別的側面」と「普遍的側面」について) |
3 | 多様な文化・価値観の比較1 食文化の背景と個別性(個々の「社会・文化単位」について) |
4 | 多様な文化・価値観の比較2 食の禁忌とは何か(「価値観」、宗教・非宗教の「食物規制」について) |
5 | 多様な文化・価値観の比較3 動物観と食文化(「世界観」・「食物観」・「動物観」について) |
6 | 多様な文化・価値観の比較4 捕鯨問題の文化的背景(現在の捕鯨関連資料を探索し、問題点を捉える) |
7 | 多様な文化・価値観の比較5 捕鯨問題から考える文化の普遍性と個別性 |
8 | 多様な文化・価値観の比較6 自然と文化 |
9 | 多様な文化・価値観の比較7 諸文化の生命観と「人の一生」観(「人生儀礼」「通過儀礼」について) |
10 | 多様な文化・価値観の比較8 スポーツとルール ―判定と真実―(審判による判定と「ビデオ判定」) |
11 | 多様な文化・価値観の比較9 ルールと諸文化の人間観 |
12 | 多様な文化・価値観の比較10 多文化共生の意味 |
13 | 多様な文化・価値観の比較11 理解度確認試験とまとめ |
14 | 第1回目から第13回目までの講義内容について質疑応答を行う。 |
15 | レポートの提出 /まとめ―文化を比較することの意味― |
その他 | |
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参考書 | 綾部恒雄 編 『新編 人間の一生 -文化人類学の視点-』 アカデミア出版会 1985年 講義の進展に応じて紹介する |
成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、レポート(30%)、授業貢献度(20%) 授業参画度には、出席と質疑応答を含む |
オフィスアワー | 開講時に指示する |
備考 | なし |