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考古学特講１
| 科目名 | 考古学特講１ | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 小池聡 | ||||
| 単位数 | 2 | 学年 | 2～4 | 開講区分 |
文理学部
（他学部生相互履修可） |
| 科目群 | 史学科 | ||||
| 学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 | ||
| 授業概要 | 日本列島で展開された旧石器時代人類活動様相を、石器研究・石器群研究・遺跡構造研究などから学ぶ。考古資料を観察するとともに、画像と映像などを用いて石器・石器群・旧石器時代遺跡などについて論じる。石器・旧石器時代を学ぶことから、「ヒト」がどのように「ヒト」として進化してきたのか？私たちが何者なのか？を学ぶ。石器を学ぶことから何がわかるのかを論じる。 |
|---|---|
| 授業のねらい・到達目標 | 石器で「ヒト」が語れるか？石器で「ヒト」が愛せるか？人類最古の道具の一つであり、最も長く使用してきた道具「石器」を理解し学ぶことができる。日本列島内で展開された様々な活動を学び、旧石器時代遺跡を理解することができる。 この科目は文理学部（学士（文学））のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 |
| 授業の方法 | パワーポイントを使用した講義形式。資料（考古資料）と発掘調査報告書なども利用する。各回プリントを配布し学習資料とする。特に事後学習資料として活用して欲しい。本授業の事前・事後学習は、各２時間の学習を目安とします。 |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 |
ガイダンス 旧石器時代とはどのような時代か 【事前学習】 進化とはどのようなことか考えておく。 【事後学習】 配布プリントから参考文献を図書館などで確認する。プリントを事後学習に利用する。 |
| 2 |
旧石器時代研究史 旧石器社会の認知 【事前学習】 ヒトの進化は何からわかるか考えておく。 【事後学習】 旧石器時代がどのように認知されてきたかまとめてみる。プリントを事後学習に利用する。 |
| 3 |
日本旧石器時代の範囲・年代・環境、周辺地域の様相 【事前学習】 旧石器時代はどのような気候だったか？考えてみる。 【事後学習】 日本旧石器時代の周辺状況をまとめてみる。プリントを事後学習し利用する。 |
| 4 |
石器とは何か 石はなぜ割れるか？ 【事前学習】 なぜ素材が石なのか考えておく 【事後学習】 考古資料に触れた感想、石器表面に起こる現象をまとめてみる。プリントを事後学習に利用する。 |
| 5 |
日本旧石器時代遺跡の特徴 日本の遺跡事情 【事前学習】 遺跡はどんなところにあるか考えておく。 【事後学習】 遺跡がどのような場所で何が残されていたかまとめてみる。プリントを事後学習に利用する。 |
| 6 |
旧石器時代遺跡構造の研究 「遊動」社会の理論 【事前学習】 前回講義で学んだ遺跡の特徴をまとめておく。 【事後学習】 遺跡に残されたモノから何がわかるかまとめてみる。プリントを事後学習に利用する。 |
| 7 |
石器文化と石器編年研究 石の文化 【事前学習】 文化とは何か？考えておく。 【事後学習】 石器・石器群の変化の流れをまとめてみる。プリントを事後学習に利用する。 |
| 8 |
日本最古の石器文化 中・前期旧石器と日本 【事前学習】 第１・２回講義を復習しておく。日本での遺跡形成がいつごろか考えてみる。 【事後学習】 日本最古の石器・石器文化がどのようなモノかまとめてみる。プリントを事後学習に利用する。 |
| 9 |
ナイフ形石器文化の様相 地域社会の成立 【事前学習】 地域とは何か考えておく。 【事後学習】 旧石器時代の地域は何からわかったかまとめてみる。プリントを事後学習に利用する。 |
| 10 |
尖頭器石器文化の様相 道具技術の革新 【事前学習】 道具と技術革新の背景を想像してみる。 【事後学習】 両面加工技術の特徴をまとめてみる。プリントを事後学習に利用する。 |
| 11 |
細石刃石器文化・移行期の様相 時代が変わるとき 【事前学習】 生活様式が変わるはどのようなきっかけがあるか考えてみる。 【事後学習】 時代が大きく変わる要因はなんであったかまとめてみる。プリントを事後学習に利用する。 |
| 12 |
石器研究① 石器のライフサイクルと機能 道具の寿命 【事前学習】 道具が捨てられるのは何故か考えておく。 【事後学習】 旧石器人の道具に対する行動をまとめてみる。プリントを事後学習に利用する。 |
| 13 |
石器研究② 石器石材と製作技術 素材選択と技術開発 【事前学習】 石がどのように割れるかなど、第４回講義と第９回講義で石器と「地域」について復習しておく。 【事後学習】 石材選択と技術開発の関連をまとめてみる。プリントを事後学習に利用する。 |
| 14 |
旧石器時代社会と私たち 【事前学習】 第１～13回講義の復習をしておく。「石器とは何か」「遺跡の特徴」をまとめておく。石のイメージや石に関する経験などをまとめておく。 【事後学習】 「石器とは何か」や「遺跡の特徴」について復習する。 |
| 15 |
日本旧石器時代の展開 過去から未来へ 【事前学習】 わたしたちの道具と石器はどこが違うか考えておく。 【事後学習】 博物館・資料館で「石器」を観察してみる。（旧石器時代）遺跡を実際に訪ねてみる。 |
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | なし |
| 参考書 | 第１回ガイダンス時のプリントで参考書を提示する。そのほか講義毎に基本文献や発掘調査報告書を紹介する。１冊は読んで欲しい。 |
| 成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、授業参画度(50%) 授業参画度は、適宜リアクションペーパーなどで評価します。 |
| オフィスアワー | 授業終了後に教室又は講師室前で実施します。また、第１回ガイダンスでメールアドレスを提示するので、メールでも対応します。 |