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日本史特講8

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科目名 日本史特講8
教員名 小川雄
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 史学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業概要 徳川将軍家と織豊大名の関係から、幕藩国家の構造を理解する。
授業のねらい・到達目標 江戸時代の日本においては、大小の「国家」(領域権力)を支配する大名家が群立しており、徳川将軍家は諸大名を従属させることで、政治的統合を成立させていた。とくに外様大名は、徳川将軍家の成立以前から、領国・家中を基礎単位とする「国家」を形成していた。但し、外様大名の中でも、織豊大名については、織田政権・豊臣政権から所領を分与されて、「国家」形成を果たした存在であった。そのため、織田氏・羽柴氏(豊臣)が衰退すると、織豊大名は徳川氏の政治主導に協力することで、自己の「国家」を保持・拡大している。本講義では、織豊大名を事例として、幕藩体制が成立・安定していく過程を確認する。これによって、近世国家の基本構造を学習することを目標とする。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 講義形式
本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とする。
授業計画
1 ガイダンス(幕藩関係の基礎構造や、授業の目標・方法について説明する)

【事前学習】シラバスを事前に確認する。

【事後学習】第2回以降の授業に備え、外様大名に関する基礎知識を整理する。
2 徳川将軍家と織豊大名の関係に関する概論

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、織豊大名の概要を説明できるようにする。
3 最大の外様大名(加賀前田氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、前田氏の概要を説明できるようにする。
4 九州の織豊大名1(筑前黒田氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、黒田氏の概要を説明できるようにする。
5 九州の織豊大名2(肥後細川氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、細川氏の概要を説明できるようにする。
6 中国の織豊大名1(備前・因幡池田氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、池田氏の概要を説明できるようにする。
7 中国の織豊大名2(安芸浅野氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、浅野氏の概要を説明できるようにする。
8 四国の織豊大名1(土佐山内氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、山内氏の概要を説明できるようにする。
9 四国の織豊大名2(阿波蜂須賀氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、蜂須賀氏の概要を説明できるようにする。
10 改易された織豊大名1(会津蒲生氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、蒲生氏の概要を説明できるようにする。
11 改易された織豊大名2(肥後加藤氏・安芸福島氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、加藤氏(清正系)・福島氏の概要を説明できるようにする。
12 復活した織豊大名(会津・水口加藤氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、加藤氏(嘉明系)の概要を説明できるようにする。
13 徳川将軍家の創業に参与した織豊大名(津藤堂氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、藤堂氏の概要を説明できるようにする。
14 織豊大名に関する議論の実習

【事前学習】まとめたノートを再読して、織豊大名の形成・安定に関するイメージを整理する。

【事後学習】実習の内容から、試験の解答を検討する。
15 試験と解説

【事前学習】第2回以降の内容を復習する。

【事後学習】解説を踏まえて、自己の解答を再検討する。
その他
教科書 各回に授業用プリントを配布する。
参考書 授業用プリントに参考文献を掲示する。
成績評価の方法及び基準 試験(70%)、レポート(10%)、授業参画度(20%)
授業内テストは、期末試験によって評価する。
レポートは、プリントで示した主要参考文献の書評によって評価する。
授業参画度は、講義終了後のディスカッションと、その小レポートで評価する。
オフィスアワー 授業終了後

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