文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 史学科 > 日本史特講7
日本大学ロゴ

日本史特講7

このページを印刷する

科目名 日本史特講7
教員名 小川雄
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業概要 徳川将軍家と外様大名(旧戦国大名)の関係から、江戸時代の成立を読み解く。
授業のねらい・到達目標 江戸時代の政治秩序は、大小の「国家」(領域権力)を経営する大名家が群立しつつ、徳川将軍家の「国家」を中核として結集する構造であった。また、諸大名の類型は、徳川将軍家が所領を分与して「国家」を創出した一門・譜代と、江戸時代に入る前から「国家」を運営していた外様に分類される。このうち、旧戦国大名は15・16世紀に自力で「国家」を形成しており、徳川将軍家に存立を保証されて従属した存在だった。本講義では、授業ごとに個別の旧戦国大名を取り上げ、徳川将軍家との主従関係を形成して、領国・家中の運営を安定させていく状況を確認する。これによって、「国家」の集合体としての幕藩体制の構造を学習することを目標とする。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 講義形式
本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 ガイダンス(幕藩関係の基礎構造や、授業の目標・方法について説明する)

【事前学習】シラバスを事前に確認する。

【事後学習】第2回以降の授業に備え、外様大名に関する基礎知識を整理する。
2 徳川将軍家と旧戦国大名の関係に関する概論

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、戦国大名の近世化を説明できるようにする。
3 九州最大の外様大名(薩摩島津氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、島津氏の概要を説明できるようにする。
4 東北最大の外様大名(仙台伊達氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、伊達氏の概要を説明できるようにする。
5 西国最大から転落した外様大名(長門毛利氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、毛利氏の概要を説明できるようにする。
6 戦国大名の重臣から近世大名へ(佐賀鍋島氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、鍋島氏の概要を説明できるようにする。
7 転封された戦国大名1(米沢上杉氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、上杉氏の概要を説明できるようにする。
8 転封された戦国大名2(秋田佐竹氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、佐竹氏の概要を説明できるようにする。
9 本州北端の外様大名(盛岡南部氏・弘前津軽氏ついて)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、南部氏・津軽の概要を説明できるようにする。
10 改易された旧戦国大名(山形最上氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、最上氏の概要を説明できるようにする。
11 復活した外様大名(柳川立花氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、立花氏の概要を説明できるようにする。
12 関東公方家の後裔(喜連川足利氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、近世足利氏の概要を説明できるようにする。
13 朝鮮外交を担った大名(対馬宗氏について)

【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。

【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、宗氏の概要を説明できるようにする。
14 江戸時代の旧戦国大名に関する議論の実習

【事前学習】まとめたノートを再読して、戦国大名の形成・安定に関するイメージを整理する。

【事後学習】実習の内容から、試験の解答を検討する。
15 試験と解説

【事前学習】第2回以降の内容を復習する。

【事後学習】解説を踏まえて、自己の解答を再検討する。
その他
教科書 各回に授業用プリントを配布する。
参考書 授業用プリントに参考文献を掲示する。
成績評価の方法及び基準 試験(70%)、レポート(10%)、授業参画度(20%)
授業内テストは、期末試験によって評価する。
レポートは、プリントで示した主要参考文献の書評によって評価する。
授業参画度は、講義終了後のディスカッションと、その小レポートで評価する。
オフィスアワー 授業終了後

このページのトップ