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日本語史4

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科目名 日本語史4
教員名 染谷裕子
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
学期 前期 履修区分 選択必修
授業概要 日本語の語彙および文章の変遷を概説する。
授業のねらい・到達目標 日本語の語彙と文章の変遷を、「古代」と「近代」という大きな流れでとらえ、その変化の背景、現代語との関わりについて理解し、説明できることを目標とする。
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 プリントをもとにして講義形式で進めていく。後半10分は毎回リアクションペーパーを書いてもらい、事後の授業でとりあげ、講評する。また、ほぼ毎回、授業内容に関わる宿題小レポートを課す。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 ガイダンス(今年度の流れと参考書の紹介、「語彙史」と時代区分)
【事前学習】日本史の大きな流れを復習しておくこと。
【事後学習】宿題小レポート①
2 古代の語彙と文章1(和語と漢語、古代の特質、奈良時代の語彙と文章)
【事前学習】語種(和語・漢語・混種語)の理解、配付プリント例文の解釈
【事後学習】宿題小レポート②
3 古代の語彙と文章2(平安時代の文体、漢文訓読文と訓読語)
【事前学習】「漢文訓読文」の理解、配付プリント例文の読み下しと解釈
【事後学習】宿題小レポート③
4 古代の語彙と文章3(和文と和文語、和歌と歌語)
【事前学習】「和語」と「和文語」、「歌語」の理解、配付プリント例文の解釈
【事後学習】宿題小レポート④
5 古代の語彙と文章4(変体漢文と記録語、和漢混淆文と語彙)
【事前学習】「変体漢文」の理解、配付プリント例文の読み下しと解釈
【事後学習】宿題小レポート⑤
6 古代の文章の変遷
【事前学習】平安文学史の復習、配付プリント例文の解釈
【事後学習】宿題小レポート⑥
7 中間試験とその解説
【事前学習】第1回~第6回までの総復習
【事後学習】解けなかった問題を解き直す
8 近代の語彙と文章1(漢語の増加と通俗化)
【準備】配付プリント例文の解釈、用例の意味の確認
【事後学習】宿題小レポート⑦
9 近代の語彙と文章2(口頭資料と俗語)
【事前学習】配付プリント例文の解釈、用例の意味の確認
【事後学習】宿題小レポート⑧
10 近代の語彙と文章3(外来語と位相語) 
【事前学習】配付プリント用例の意味の確認、空欄補充
【事後学習】宿題小レポート⑨
11 近代の語彙と文章4(明治以後の語彙)
【事前学習】漢音読み・呉音読みの理解、用例の意味の確認
【事後学習】宿題小レポート⑩
12 近代の文章の変遷1(室町・江戸時代の文章)
【事前学習】配付プリントの例文の解釈
【事後学習】宿題小レポート⑪
13 近代の文章の変遷2(明治時代の文章)
【事前学習】配付プリント例文の解釈
【事後学習】宿題小レポート⑫
14 期末試験とその解説
【事前学習】第8回~第13回までの総復習
【事後学習】解けなかった問題を解き直す
15 総括 第1回~第13回までの復習、解説、補足を行い、理解を深める
【事前学習】全回数の総復習と確認。最も興味を持ったテーマについて、現代語と比較するなどして自分の考えを述べられるようにしておく。
【事後学習】知識の確認と定着を図るために参考書を読む
その他
教科書 なし
参考書 山口仲美 『日本語の歴史 (岩波新書)』 岩波書店 2006年
沖森卓也 『日本語全史 (ちくま新書)』 筑摩書房 2017年
成績評価の方法及び基準 レポート(30%)、授業内テスト(60%)、授業参画度(10%)
授業参画度は,毎回のリアクションペーパー、小レポート等で評価します。
オフィスアワー 授業終了時、教室で質問等について受け付ける。

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