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企業と社会
| 科目名 | 企業と社会 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 立道信吾 | ||||
| 単位数 | 2 | 学年 | 2～4 | 開講区分 |
文理学部
（他学部生相互履修可） |
| 科目群 | 社会学科 | ||||
| 学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 | ||
| 授業概要 | 現代日本社会と企業との関係を産業社会学の視点から考える。非正規労働問題、女性労働問題、高齢者雇用問題、技術革新の雇用・労働への影響、フリーターなど若年労働問題など現代日本社会で起こっている社会問題について、産業社会学の観点から解説をしていく。 |
|---|---|
| 授業のねらい・到達目標 | 現代の日本社会においては、大学生の就職難、非正規労働力率の高まり、女性の職場進出、長期安定雇用の後退といった様々な変化が起こっている。こうした変化の実態を各種の統計や調査、労働政策の解説などを用いて理解していく。根拠に基づいて物事を考えるという社会科学の思考方法を身につける。 この科目は文理学部（学士（社会学））のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。 |
| 授業の方法 | パワーポイントの映写を行いながら講義形式で進める。必要に応じて参考資料を配布するが、パワーポイントのスライドをすべて印刷して配布するわけではないので、毎回の授業ではきちんとノートをとること。次回の授業のテーマを予告するので、あらかじめ基本的な情報を下調べしておくこと。授業後にはノートの整理を行い、疑問点を明らかにしておくこと。 本授業の事前・事後学習は，各２時間の学習を目安とします。 |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 |
ガイダンス 日本の企業と働く社会を考える 【事前学習】 自分が将来就きたい職業について考え方を整理する。 【事後学習】 自分にとって「働くこと」とは何かについて、できるだけ多くの答えを考えておく。最後の授業で再びこの問題については考えてみる。 |
| 2 |
就活地獄① なぜマスコミは僕たちを騙すのか 報道されない就活の実態 【事前学習】 インターネットで「就職活動」をキーワードに新聞記事を検索して読む。 ［事後学習］ 企業の採用選考スケジュールの建前と実態の違いについて、インターネット等の記事を検索して理解しておく。 |
| 3 |
就活地獄② なぜ中堅大学生は大手企業に就職できないのか？ 日本のメリトクラシー 日本の学歴社会 【事前学習】 インターネットで『学歴社会』をキーワードに検索を行い、基本的な知識を身につける。 【事後学習】 就職活動における学歴社会とは何か、授業を参考に考えてみる。 |
| 4 |
就活地獄③ 失敗する就活と成功する就活 立道ゼミ「就活実態調査」の結果から 【事前学習】 「大学生の生活と学業成績・就職活動に関する総合的研究 第8次報告」（URL等は前の週に指示する）を読み、研究の概要を把握する。 【事後学習】 当該報告書における事実発見や知見などを整理しておく。 |
| 5 |
ブラック企業とは何か①鬱病・低賃金・長時間労働は当たり前、過労死も目前の世界とは 【事前学習】 インターネットで「ブラック企業」をキーワードに検索をする。 【事後学習】 ブラック企業はなぜ生まれたのか、講義のノートを参照しながら考えてみる。 |
| 6 |
ブラック企業とは何か②憧れの仕事に潜む罠 大手広告代理店での過労死問題と働き方改革 【事前学習】 インターネットで「働き方改革」をキーワードに検索をする 【事後学習】 最近の労働政策の変化のうち、労働時間に関する法制上の変化についてインターネット等で調べて簡単にまとめておく。 |
| 7 |
フリーターという生き方①―フリーで自己実現ができるお気楽な生き方 【事前学習】 インターネットで「フリーター」をキーワードに検索をする。 【事後学習】 1990年代初頭のフリーターが登場した背景について簡単にまとめておく。 |
| 8 |
フリーターという生き方②―フリーターから正社員にはなれない理由 日本の格差社会 【事前学習】 インターネットで「非正規労働 生涯賃金」をキーワードに検索をする。 【事後学習】 授業で示した「前期フリーター」と「後期フリーター」の違いについて整理しておく。 |
| 9 |
就職ができなければシリコンバレーに行こう―IT革命と技能偏向型技術進歩 【事前学習】 インターネットで「IT革命」をキーワードに検索をする。 【事後学習】 シリコンバレーを発祥とするグローバル企業にはどのような企業があるのか調べてみる。 |
| 10 |
職場における男女平等の道のり―男女雇用機会均等法施行以降 インターネットで「男女雇用機会均等法」をキーワードに検索をする。 【事後学習】 均等法の数度の改正ごとに何が変更されたのかを整理しておく。 |
| 11 |
高齢化社会の労働者―年金がもらえないなら死ぬまで働くしかない 【事前学習】 インターネットで「高齢化社会」をキーワードに検索をする 【事後学習】 公的年金制度について概観しておく。 |
| 12 |
会社は誰のものか？―経営者・従業員・株主をめぐる企業統治の問題 【事前学習】 インターネットで「企業統治」をキーワードに検索をする【事後学習】 講義を振り返りノートを整理する。 【事後学習】 ライブドア事件などガバナンスが問題視された事例についてインターネットで検索し、概要を把握する。 |
| 13 |
働く人の声をどのようにくみ上げるか―労働組合と労使協議制 【事前学習】 インターネットで「労働組合 労使協議」をキーワードに検索をする。 【事後学習】 労働組合と労使協議機関の違いは何か整理しておく。 |
| 14 |
授業内試験と試験内容の振り返り 【事前学習】 13回までの授業を振り返り、要点を整理しておく。 【事後学習】 試験の答え合わせに沿って、間違えた点や論述問題で不足していた点を確認する。 |
| 15 |
まとめ 日本の企業と社会を考える 【事前学習】 前回までの授業で作成したノートを再度見直して、疑問点などがないか検討しておく。あれば次回の講義で質問を行う。 【事後学習】 講義を振り返りノートを整理する。 |
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | なし |
| 参考書 | 使用しない |
| 成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(100%) 授業内テストを実施し、学習の到達度を評価し、それを最終的な成績とします。 |
| オフィスアワー | 毎週火曜日の4時限目に研究室で対応します。その他必要があれば、授業の空き時間に対応します。なお、原則としてe-mailで予約を取って下さい。 |