文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 教育学科 > 生涯学習論(教育学科用)
日本大学ロゴ

生涯学習論(教育学科用)

このページを印刷する

科目名 生涯学習論(教育学科用)
教員名 佐藤晴雄
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 教育学科
学期 後期 履修区分 選択
授業概要 生涯学習の研修・講座等の企画立案と実務。その場合、担当者は教育委員会の社会教育主事としての経験を有することから、実務に根付いた授業を進めることとしたい。なお、この授業は、教育学科の専門科目に位置づいているが、他学科の学生も受講可能である。教育学科の学生にとっては、他の時間・講師による「生涯学習」を履修しても専門科目にならないので留意して欲しい。
授業のねらい・到達目標 生涯にわたる学習機会の提供を図る生涯学習政策は、結局は主として成人の学習の機会と場を保障することを目的にしていると言ってよい。特に、超高齢社会においては団塊の世代などがが地域社会で自己実現を図るための環境醸成が生涯学習の課題として認識されるようになった。そうした状況下における成人学習の場は、市民大学や公民館講座に限らず。今後は学校や地域社会においても創られる必要がある。
 そうした生涯学習のプログラムである学級・講座の在り方を理解し、また実際に授業で企画したものをチラシ等の形で表現できるようにする。そうした研修・講座の在り方と運営方法を身につけることは、これからの教員や公務員、さらに企業(研修担当)でも活用できるので、実際の作業を通じて関係する知識・技術を身に付ける。

この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP1,DP2,DP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP3,CP7に対応しています。
授業の方法 講義を中心に進めるが、学習プログラムである研修・講座を企画し、これをチラシにしていく。チラシについてはプレゼンを行うこととする(受講者数によっては希望者のみとする)。また、生涯学習映画を視聴し、これを評価する。
履修条件 なし
授業計画
1 ガイダンス-授業のテーマや到達目標及び授業の方法について解説する-
【事前学習】テキストを通読しておくこと
【事後学習】テキストを理解すること
2 生涯学習プログラムとは何か①-教育と生涯学習-
【事前学習】生涯学習について概要を理解しておく
【事後学習】テキストの復習
3 生涯学習プログラムとは何か②-学習プログラムのタイプ-
【事前学習】生涯学習について概要を理解しておく
【事後学習】テキストの復習
4 研修・講座の企画法-生涯学習事業を通して社会問題などを理解する-
【事前学習】関心のある社会問題を考えておく
【事後学習】選択した社会問題を再検討する
5 生涯学習プログラムの立案-社会科指導案との比較討-
【事前学習】社会科指導案を入手
【事後学習】プログラム案の作成
6 生涯学習の講師の在り方-授業と指導者の観点を踏まえて-
【事前学習】講師・指導者の在り方をテキストで理解
【事後学習】望ましい講師・指導を考える
7 広報とチラシの作成-チラシづくり①-社会科・公民科指導案との比較-
【事前学習】チラシの収集
【事後学習】チラシの検討
8 広報とチラシの作成-チラシづくり②社会科・公民科指導案との比較-
【事前学習】チラシの収集
【事後学習】チラシの検討
9 チラシのプレゼン①
【事前学習】チラシの作成
【事後学習】チラシの評価
10 チラシのプレゼン②
【事前学習】チラシの作成
【事後学習】チラシの評価
11 研修・講座の運営
【事前学習】学習事業をイメージしておく
【事後学習】学習事業の実際を理解
12 研修講座の評価と課題
【事前学習】評価とは何か、テキストを読む
【事後学習】評価について理解する
13 生涯学習映画の鑑賞と評価
【事前学習】生涯学習映画の意義を理解
【事後学習】映画鑑賞法を理解
14 試験と解説
【事前学習】テキストの理解
【事後学習】試験の反省
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める。
【事前学習】これまでの学習を反復
【事後学習】振り返り
その他
教科書 佐藤晴雄著 『研修・講座のつくりかた』 東洋館出版社 2013年 第1版
テキストは必ず入手し、持参すること。サブテキストとして、前記「社会教育論」で用いた『生涯学習概論』を随時使用する。
参考書 佐藤晴雄著 『生涯学習概論-第一次改訂版-』 東洋館出版社 2015年 第2版
成績評価の方法及び基準 試験(70%)、レポート(10%)、授業参画度(20%)
オフィスアワー 本館4階(月・水・木)

このページのトップ