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地理学課題研究1

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科目名 地理学課題研究1
教員名 関根智子
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 地理学科
学期 前期 履修区分 必修
授業概要 4年次における卒業研究への始まりとして、今まで学んだ内容を復習しつつ、地域研究の方法と地理情報技術の習得を深めていく。
授業のねらい・到達目標 地域研究に必要な方法と技術(文献・データの収集、調査・分析方法、地理情報技術の利用など)を学び、各自が設定した課題にもとづいて研究を進める能力を養うことを目的とする。

この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP3,DP4,DP5,DP7及びカリキュラムポリシーCP3,CP4,CP7に対応しています。
授業の方法 GIS(GISソフトウェアとしてArcGIS:ESRIジャパン株式会社を使用する。また、研究課題によってはGPSやRSなども使う)の使用方法と分析方法、プレゼンテーションの方法、論文や報告書(レポート)の書き方などを講義する。また、学生が研究課題についての分析や実習を進めるとともに、進行状況や研究成果についての発表を行い、それにもとづく質疑応答や討論を通じて、研究の問題点を明らかにし、今後の研究の進め方などを検討するゼミナール形式で行う。
本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。
履修条件 ①2年次終了時までに、卒業に必要な総単位数のうち50単位以上を修得していること。
②1年次配当の必修専門科目のうち、「地理学の基礎1」、「地理学の基礎2」、「地理調査法(含実習)1」、「地理調査法(含実習)2」を修得していること。
③2年次配当の必修専門科目、6科目中3科目以上を修得していること。
④所属希望のゼミナールの指定条件を充たしていること。
授業計画
1 ガイダンス:授業のテーマや到達目標及び授業の方法、進め方について説明する。
【事前学習】シラバスを事前に確認すること。
【事後学習】第2回以降の授業に備え、ArcGISをインストールしておくこと。第2回と第3回の授業で使用する地理空間データをダウンロードしておくこと。
2 ArcGISによる空間分析の実習(1):ディゾルブ、バッファの生成、クリップ
【事前学習】「地理情報システム(含実習)」で配布したプリントのディゾルブ、バッファの生成、クリップの方法について読んで復習しておくこと。
【事後学習】これらの空間処理についての課題を完成させること。
3 ArcGISによる空間分析の実習(2):ネットワーク分析
【事前学習】第2回の授業で配布する道路ネットワークデータの構成について読んでおくこと。「GIS分析法(含実習)」で配布したプリントの道路ネットワーク分析の方法について読んでおくこと。
【事後学習】道路ネットワーク分析についての課題を完成させること。
4 研究課題と地域の設定(1):研究課題の設定
【事前学習】研究課題を考えておくこと。
【事後学習】授業での指導教員からの意見を参考にして、研究課題の概要をまとめておくこと。
5 研究課題と地域の設定(2):研究地域の検討
【事前学習】研究地域を考えておくこと。
【事後学習】授業での指導教員からの意見を参考にして、研究地域の概要をまとめておくこと。
6 文献、資料、データ、地図などの検索・収集の方法についての説明
【事前学習】研究課題や地域に関連する文献リストを作成しておくこと。
【事後学習】研究課題や地域に関連する文献、資料、データ、地図などを収集(ダウンロード)して、まとめておくこと。
7 文献発表:研究課題に関連する文献の内容を発表し、その発表内容について質疑応答する。
【事前学習】第6回の授業で指示された文献を読み、文献発表の準備をしておくこと。
【事後学習】授業内での質疑応答の内容をまとめておくこと。
8 資料、データ、地図などについての発表:研究課題、研究地域の資料、データ、地図について、その所在や内容を発表する。
【事前学習】教科書を参考にして、研究課題で使用する資料、データ、デジタル地図についてまとめ、発表の準備をしておくこと。
【事後学習】授業で指摘されたことをまとめ、追加する資料やデータ、地図を準備しておくこと。
9 研究地域の空間データの作成(1):地図データの作成
【事前学習】研究課題で必要なデジタル地図データをダウンロードしておくこと。
【事後学習】研究地域の地理空間データ(地図データ)を作成し、完成させておくこと。
10 研究地域の空間データの作成(2):属性データの作成
【事前学習】研究課題で必要な属性データをダウンロードするとともに、エクセルで属性データを作成しておくこと。
【事後学習】研究地域の地理空間データ(属性データ)を作成し、完成させておくこと。
11 研究地域の空間データの作成(3):地図データと属性データとの結合
【事前学習】「地理情報システム(含実習)」で配布したプリントの地図データと属性データの結合の方法について読んで復習しておくこと。
【事後学習】研究地域の地図データと属性データとを結合した地理空間データを完成させておくこと。
12 夏季休業中の研究計画の準備
【事前学習】夏季休業中の研究計画を考えておくこと。
【事後学習】研究計画について発表できるようにしておくこと。
13 夏季休業中の研究計画の発表
【事前学習】夏季休業中の研究計画の発表の準備をしておくこと。
【事後学習】授業で指摘されたことをまとめておくこと。
14 夏季休業中の研究計画の検討
【事前学習】第13回の授業で指摘されたことを考慮した研究計画を作成しておくこと。
【事後学習】授業内で検討して決定した研究計画をまとめておくこと。
15 研究課題の理解度・進展度・到達度の確認
【事前学習】第2回から第14回の分析方法や発表内容、地理空間データ、研究計画を見直し、それらをレポートとして提出できるようにまとめておくこと。
【事後学習】まとめた内容をもとにして、「地理学課題研究2」における課題を検討しておくこと。
その他
教科書 なし
参考書 高阪宏行・関根智子 『GISを利用した社会・経済の空間分析』 古今書院 2007年 第2版
高阪宏行 『ジオビジネス』 古今書院 2014年 第1版
授業時間内に、各自の研究課題に関連する参考書や文献を適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート(20%)、授業参画度(50%)、地理情報技術の習得状況(30%)
レポートは、第15回の事前学習に記載している内容のレポートで評価する。
授業参画度は、授業計画の第7回、第8回、第13回などの発表やディスカッションなどで評価する。
オフィスアワー 授業終了時
金曜日:12時20分~12時50分、8号館501研究室
この時間以外にも、適宜、対応する。詳細は、第1回の授業で説明する。

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