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社会福祉学特別講義1

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科目名 社会福祉学特別講義1
教員名 上之園佳子
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 前期 履修区分 選択
授業概要 高齢人口減社会の未来(2060年)を多様な福祉の視点から学び、考えてみます。2060年の未来は今の延長にあること、今はこれまでの過去の延長の社会であることを踏まえ、将来の地域共生社会への背景や課題の根源となることを、これまでの学びを振り返りさらに深めることを目的とします。
授業のねらい・到達目標 ・地域包括ケアシステムについて意義と課題を説明できます。
・認知症ケアの本人と家族の意思決定支援と支援体制の地域づくりについて説明することができます。
・精神保健福祉改革ビジョンでの地域移行と課題について説明できます。
・旧優生保護法での優生思想の影響について学びます。

この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。
授業の方法 基本的には配布資料を教材として講義と演習でおこないます。授業内容によっては、視聴覚教材を用いて、グループワークでのディスカッションで理解を深め、自分の考えをまとめます。なお、本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 高齢人口減社会の未来(2060年)とは:人口構成や世帯構成など統計資料から将来の社会へに変動を理解します。
[事前学習]シラバスについて確認をしておくこと。
[事後学習]2060年高齢社会での課題について整理しておくこと。
2 地域包括ケアシステムの背景と動向を理解します。
[事前学習]地域包括ケアシステムについて復習し確認しておくこと。
[事後学習]地域包括ケアシステムその意義について整理しておくこと。
3 地域包括ケアシステムの構築について再考し課題を考えてみます。
[事前学習]地域包括ケアシステムの課題について確認しておくこと。
[事後学習]地域包括ケアシステムの課題を整理しておくこと。
4 認知症ケア(1)認知症の当事者から政策提言について理解を深めます。
[事前学習]認知症当事者からの発信について確認をしておくこと。
[事後学習]当事者の政策提言について整理をしておくこと。
5 認知症ケア(2)本人と家族支援としての認知症初期集中支援事業から地域生活での意思決定支援について理解を深めます。
[事前学習]認知症初期集中支援チームについて確認をしておくこと。
[事後学習]意思決定支援についてまとめておくこと。
6 認知症ケア(3)認知症の人が住み慣れた地域での生活を継続できるための地域づくりについて学びます。
[事前学習]地域づくりをしている事例について確認しておくこと。
[事後学習]地域づくりのために必要な条件を整理しておくこと。
7 認知症ケア(3)認知症の人が住み慣れた地域での生活を継続できるための地域づくりについて学びます。
[事前学習]地域づくりをしている事例について確認しておくこと。
[事後学習]地域づくりのために必要な条件を整理しておくこと。
8 精神保健福祉改革(2)地域生活のための条件について理解を深めます。
[事前学習]地域生活支援について確認しておくこと。
[事後学習]地域生活のための条件について整理しておくこと。
9 優生思想と福祉(1)旧優生保護法のもと強制不妊手術に対する訴えについて理解をします。
[事前学習]強制不妊手術の提訴と救済法案等の情報を確認しておくこと。
[事後学習]旧優生保護法について課題を整理しておくこと。
10 優生思想と福祉(2)旧優生保護法に影響を与えた優生思想について理解を深めます。
[事前学習]旧優生保護法の問題について確認しておくこと。
[事後学習]優生思想について理解したことをまとめておくこと。
11 優生思想と福祉(3)相模原障害者施設殺傷事件での「命の価値」から優生思想の理解を深めます。
[事前学習]相模原障害者施設殺傷事件について確認しておくこと。
[事後学習]障がいのある人の地域生活を支援について整理しておくこと。
12 優生思想と福祉(4)出生前診断と意思決定支援から優生思想への理解を深めます。
[事前学習]出生前診断について確認しておくこと。
[事後学習]診断結果後に期待する情報や相談について整理しておくこと。
13 地域共生社会への道のり(1)地域共生社会の実現に向けた包括的支援体制について学びます。
[事前学習]地域共生社会について確認しておくこと。
[事後学習]地域共生社会を実現するためについて整理してまとめておくこと。
14 地域共生社会の実現(2)地域住民の参画と協働により、誰もが支え合う共生社会の実現を考えます。
[事前学習]地域住民の参画の活動事例を確認しておくこと。
[事後学習]地域共生社会へ向けての要件を整理しておくこと。
15 れまでの振り返り・解説を行い授業の理解を深めます。
[事前学習]これまでの授業資料を確認します。
[事後学習]最も関心を持ったことについて整理してまとめておくこと。
その他
教科書 特に指定しない
参考書 各自の問題関心に合わせた文献や資料を紹介します。
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
授業参画度は、授業での発表、ディスカッション、リアクションペーパー等を評価します。
オフィスアワー 月曜日昼休み、4時限目研究室に対応します。

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