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ソーシャルワーク論2

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科目名 ソーシャルワーク論2
教員名 久保田純
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 後期 履修区分 選択
授業概要 ソーシャルワークとは、社会福祉を体現する方法論である。本講義では「ソーシャルワーク論1」を受け、ソーシャルワークにおいて中核的な要素である「人間:環境:時間:空間の交互作用」「援助関係」、ソーシャルワークの展開過程、ソーシャルワークの技術など具体的なソーシャルワーク理論について講義する。またソーシャルワーカー経験をもとに、実際のソーシャルワーク実践現場での事例を参照しながら、展開過程や技術などが理解できる授業を行う。
授業のねらい・到達目標 ソーシャルワークを理解しよりよい実践する上で必要とされる、ソーシャルワークの構造と機能、「人間:環境:時間:空間の交互作用」「援助関係」について学ぶ。またソーシャルワークの展開過程や、場面に応じた様々な技術について理解する。

この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。
授業の方法 パワーポイントや配布資料を使いながら、講義を中心に行う。講義はテキストを用いて行うが、適宜参考資料を配布する。また必要に応じてグループディスカッションや事例検討などの演習、それに伴う発表を行う。
本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とする。
授業計画
1 オリエンテーション 本講義の概要とそのねらい
【事前学習】「ソーシャルワーク論1」の講義内容を再確認する
【事後学習】具体的なソーシャルワーカーの活動をイメージする
2 ソーシャルワークの構造と機能
【事前学習】「構造」「機能」という用語の意味を確認する
【事後学習】ソーシャルワーカーの役割を整理する
3 「人間:環境:時間:空間の交互作用」
【事前学習】「交互作用」という用語の意味を確認する
【事後学習】システム理論の概要を再確認する
4 援助関係とその構造
【事前学習】身の回りの人との関係性について考えてみる
【事後学習】「専門的援助関係」と「友人関係」の違いを整理する
5 ソーシャルワークの展開過程1(展開過程の基盤、ケースの発見〜インテーク)
【事前学習】ソーシャルワークの「構造」について再確認する
【事後学習】「デマンド」と「ニーズ」の違いを整理する
6 ソーシャルワークの展開過程2(アセスメント〜プランニング〜インターベンション)
【事前学習】「アセスメント」という用語の意味を理解する
【事後学習】「援助計画」に必要な要素を再確認する
7 ソーシャルワークの展開過程3(モニタリング〜ターミネーション)
【事前学習】「モニタリング」という用語の意味を確認する
【事後学習】展開過程の循環的プロセスを再確認する
8 「ケースの発見」「契約」の技術
【事前学習】「インテーク」という用語の意味を確認する
【事後学習】アウトリーチ・契約が重要視される背景を再確認する
9 アセスメントの技術
【事前学習】「アセスメント」という用語の意味を確認する
【事後学習】自分のジェノグラムを作成する
10 介入の技術
【事前学習】「人間:環境:時間:空間の交互作用」を再確認する
【事後学習】「エビデンス」という用語の意味を理解する
11 評価の技術
【事前学習】「モニタリング」という用語の意味を理解する
【事後学習】展開過程の循環的プロセスを再確認する
12 面接の技術
【事前学習】「日常会話」と「面接」の違いを整理する
【事後学習】面接において必要なスキルを整理する
13 記録の技術
【事前学習】「記録」の必要性について確認する
【事後学習】「記録」と「作文」の違いについて整理する
14 交渉の技術
【事前学習】「合意形成」という用語の意味を理解する
【事後学習】コミュニケーションスキルについて整理する
15 到達度の確認と授業のまとめ
【事前学習】これまでの講義を復習しておく
【事後学習】試験結果を踏まえて講義全体の振り返りを行う
その他
教科書 社会福祉士養成講座編集委員会編 『相談援助の理論と方法(新・社会福祉士養成講座〔7〕)』 中央法規出版 2015年 第3版
参考書 稲沢公一 『援助関係論入門ー「人と人の」関係性』 有斐閣 2017年
北川清一・久保美紀編著 『ソーシャルワークへの招待』 ミネルヴァ書房 2017年
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、授業内テスト(25%)、授業参画度(25%)
授業参画度は、毎回のディスカッション・発表等で評価します。
オフィスアワー 火曜12:10〜13:00

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