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就労支援サービス論

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科目名 就労支援サービス論
教員名 川村宣輝
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 前期 履修区分 選択
授業概要 就労支援を必要とする障がい者等の現状と課題を理解し、就労支援の制度・サービス等の内容や支援の実際について学ぶ。これまで就労支援の第一線で多くの障がい者を支援し、就労支援施策の企画・運営にも携わってきた経験を活かした実践的な授業を行う。また、わが国における就労支援の最新の動向についても把握する。
授業のねらい・到達目標 職業自立を目指している障がいを抱えた人達を、地域の中でどのように就労支援をしていくのかについて学修する。就労支援における法制度の概要や具体的な支援・サービス内容を学ぶと共に、地域の関係機関の連携やネットワークの方法等について解説する。
就労支援の概要を理解した上で、就労支援の課題とその解決方策について考え、具体的な提示ができることを目標とする。さらに、受講学生自身の卒業後の問題として、「働く」ことの意義や目的についても理解を深め、自分の考えを説明できるようにする。

この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。
授業の方法 講義形式の授業であるが、テーマによってはグループディスカッションやDVD等の視聴覚教材を取り入れながら授業を進めていきたい。
また、就労支援における実践現場の専門家をゲストスピーカーとして招聘し、最近の支援の現状と課題について学ぶことも計画している。
各回に学ぶテーマについて、テキストにより事前に確認しておくこと。また、近年障がい者の就労に関して社会の関心が徐々に高まりつつあることから、関連するマスコミ等の情報にも注意を向けて学んでいただきたい。なお、本授業の事前・事後学修は、各2時間の学習を目安とする。
授業計画
1 オリエンテーション、自己紹介(本講義の目的と概要について説明する。担当教員のこれまでの就労支援に携わってきた経歴について紹介する)
[事前学習]事前にシラバスに目を通しておくこと
[事後学習]授業の全体像を理解する
2 キャリア形成と就労支援(「働く」ことは障がいの有無に関わらず重要な意味を持つ。働くことの意義と目的について考える)
[事前学習]自らの働く意義について考えておくこと
[事後学習]働く意義の多様性について考える
3 障がい者雇用・就労の動向(近年のわが国における障がい者の就労・雇用における現状について、障がい者雇用統計等から説明する)
[事前学習]障がい者の雇用概況について、厚労省のHP等で事前に調べておく
[事後学習]配布資料等を基に、障がい者雇用の現状を整理する
4 労働施策の概要と労働法規の概要(わが国における労働施策の枠組みについて論じる)
[事前学習]テキスト第3章を読んでおくこと
[事後学習]わが国の労働施策・法規の概要についてまとめる
5 就労支援制度・サービスの概要①(労働分野就労支援制度・サービスの概要における就労支援制度の概要について学ぶ)
[事後学習]テキスト第4章第3節を読んでおくこと
[事前学習]労働分野の就労支援施策についてまとめる
6 就労支援制度・サービスの概要②(障がい者福祉施策における就労支援制度について学ぶ)
[事前学習]テキスト第5章第1節を読んでおくこと
[事後学習]福祉分野における就労支援制度についてまとめる
7 就労支援制度・サービスの概要③(障害者雇用施策の概要と具体的なサービス内容について解説する)
[事前学習]テキスト第4章第3節を読んでおくこと
[事後学習]具体的な支援サービスを整理する
8 就労支援制度・サービスの概要③(低所得者等に対する支援の概要とその方策について学ぶ)
[事前学習]テキスト第4章第1節を読んでおくこと
[事後学習]低所得者の就労支援について整理する
9 就労支援に係る専門職の役割と実際①(就労支援に携わる地域における多くの専門家の役割と支援の実際について論じる)
[事前学習]テキスト第5章第2節を読んでおくこと
[事後学習]専門職の役割を整理する
10 就労支援に係る専門職の役割と実際②(障がい者の就労支援現場の第一線で活躍しているゲストスピーカーからの実践活動報告、質疑応答、ディスカッション)
[事前学習]これまでの授業のテーマから、ゲストスピーカーへの質問を考えておく
[事後学習]ゲストスピーカーの講義内容をまとめる
11 就労支援分野との連携と実際(地域における各専門機関・専門家との連携、ネットワークの重要性について論じる)
[事前学習]テキスト第6章の事例を読み専門職間の連携について考える
[事後学習]多職種連携の課題を考える
12 地域における就労支援の事例(具体的な事例を通して、就労支援のプロセスやポイントを論じる)
[事前学習]テキスト第6章を読んでおく
[事後学習]取り上げた事例についての疑問点をまとめる
13 授業内試験および解説
[事前学習]第2回~第12回までの内容を復習する
[事後学習]出題された試験内容を確認しておく
14 事前に課題を提示し、そのテーマについてディスカッションおよび質疑応答を行う
[事前学習]ディスカッションのテーマを事前に考えておく
[事後学習]質疑応答の内容を整理する
15 まとめ(これまでの復習・解説、質疑応答を通して、授業の理解を深める)
[事前学習]これまでの授業内容を見直しておく
[事後学習]学んだことを実習等で活かせるように整理しておく
その他
教科書 桐原宏行編 『就労支援サービス (社会福祉士シリーズ第18巻)』 弘文堂 2017年 第3版
参考書 授業の中で適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(60%)、授業参画度(40%)
授業参画度は、毎回のリアクションペーパー等で評価する。
オフィスアワー 月曜、水曜の昼休み。

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