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地域福祉の理論と方法2

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科目名
平成29年度以降入学者
地域福祉の理論と方法2
教員名 諏訪徹
単位数    2 学年 2・3 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 後期 履修区分 選択
授業概要 本科目では、ボランタリーな福祉活動が生成・発展するプロセスとその支援・推進の考え方、制度的な福祉とボランタリーな福祉との協働による問題解決のアプローチの視点や仕組みづくりの考え方について、さまざまな具体例に基づきながら解説、演習する。これにより、学生が、地域福祉の推進方策の基本的な着眼点を理解し、地域福祉らしい問題解決への発想力やアプローチを身につけることをめざす。
担当教員は全国社会福祉協議会、厚生労働省における実務経験を有し、また現在も各種団体の委員会・審議会等での職務、実務者向けの研修講師等を行っている。この経験を踏まえ、現実の政策・実践と結びつけた講義や演習等を行う。
授業のねらい・到達目標 ・地域福祉を推進する各種のアクターの特性や活動内容について、具体例をあげて説明できる。
・ボランタリーな活動の生成と発展過程について、具体例をあげて説明できる。
・コミュニティワークの展開過程そって、地域アセスメント、福祉学習と主体形成、主体の組織化・プログラム開発、ネットワーキング、ソーシャルアクションの具体例を列挙できるとともに、その際の視点・方法論・留意点について説明できる。
・制度の狭間の問題に対処するための、地域づくりの重要性や包括的な相談支援体制構築のポイントについて、説明できる。
・地域づくりや包括的な相談支援体制構築するうえでの、地域福祉計画の機能、策定方法等について、説明できる。

この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。
授業の方法 ・資料は印刷し冊子で配布する。毎回持参すること。「Blackboard Learn」にもデータを掲載しておく。
・リアクションペーパーにコメント等を記入し、毎回の授業終了時に提出すること(授業参画度として評価)
・毎回の学習内容の習得のため、確認テストを行う(事前・事後学修課題)。毎回、事前・事後学修を行うこと。各2時間程度の学習を目安とする。
・授業中提示した参考文献等の学習を奨励する。
・私語はしないこと。スマートフォンはしまうこと。注意しても繰り返す場合は退出を命じる。
履修条件 ・社会福祉協議会への実習を検討している学生は、2年生の時に履修をしておくことが望ましい
・社会福祉士の受験の有無にかかわらず、ボランティア・NPO・CSRや社会的企業に興味のある者、地方公務員をめざす者には受講を勧める。
授業計画
1 イントロダクション~地域福祉を広げるとは
[事前学習]シラバスを確認すること
[事後学習]配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること
2 地域の圏域構造と多様な主体と資源
【事前学習】配布資料の該当部分を読むこと
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること
3 地域福祉の主体(アクター)とその特性 ①町内会、民生委員
【事前学習】配布資料の該当部分を読むこと
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること
4 地域福祉の主体(アクター)とその特性 ②ボランティア、NPO、当事者組織
【事前学習】配布資料の該当部分を読むこと
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること
5 地域福祉の主体(アクター)とその特性 ③協同組合、住民参加型、企業、社会福祉法人
【事前学習】配布資料の該当部分を読むこと
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること
6 地域福祉の主体(アクター)とその特性 ④社会福祉協議会、行政
【事前学習】配布資料の該当部分を読むこと
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること
7 コミュニティワークとコミュニティソーシャルワーク
【事前学習】配布資料の該当部分を読むこと
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること
8 ボランタリーな活動の生成と発展の過程
実務を踏まえた実践の実例等を紹介する
【事前学習】配布資料の該当部分を読むこと
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること
9 地域アセスメント
実務を踏まえた実践の実例等を紹介する
【事前学習】配布資料の該当部分を読むこと
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること
10 福祉学習・福祉教育と当事者性
実務を踏まえた実践の実例等を紹介する
【事前学習】配布資料の該当部分を読むこと
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること
11 主体の組織化とプログラム開発、ソーシャルアクション
実務を踏まえた実践の実例等を紹介する
【事前学習】配布資料の該当部分を読むこと
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること
12 包括的な支援体制の構築
実務を踏まえた実践の実例等を紹介する
【事前学習】配布資料の該当部分を読むこと
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること
13 地域福祉計画と地域福祉活動計画
実務を踏まえた実践の実例等を紹介する
【事前学習】配布資料の該当部分を読むこと
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること
14 まとめ(これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める)
[事前学習]これまでの学習内容で疑問に思ったことをノートにまとめること
[事後学習]本科目の学習内容を復習・整理すること
15 期末試験とその解説
[事前学習]第1~14回までの内容を復習すること
[事後学習]解けなかった問題を解き直し、学習内容を復習・整理すること
その他
教科書 なし
参考書 社会福祉学習双書編集委員会  『地域福祉論 地域福祉の理論と方法 (社会福祉学習双書2019)』 全国社会福祉協議会  2019年
川島ゆり子・永田祐・榊原美樹・川本健太郎 『地域福祉論』 ミネルヴァ書房 2017年
牧里毎治・杉岡直人・森本佳樹 『ビギナーズ 地域福祉』 有斐閣 2013年
ビル・リー 『地域が変わる社会が変わる 実践コミュニティワーク』 学文社 2005年
岩間伸之、原田正樹 『地域福祉援助をつかむ』 有斐閣 2012年
成績評価の方法及び基準 試験(60%)、レポート(20%)、授業参画度(20%)
・毎回のリアクションペーパー等で授業参画度を評価する。
・提出すべきレポートを提出しない場合、試験で所定の点数に到達しなかった場合は、成績評価の対象としない
・一定の要件を満たす者について、追試、再試験を行う(詳細は授業で説明)
オフィスアワー 月曜日 12:15-12:45
火曜日 12:15-12:45

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