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法学

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科目名 法学
教員名 菊池肇哉
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
学期 半期 履修区分 選択
授業概要 市民社会で必要な法とは何かを考える。
ニュースにおける時事問題なども法学的見地から分析し、具体的に社会の中で社会規範と法が問題になる場面のイメージや問題意識を養う。
授業のねらい・到達目標 基礎的な法学識を身につける。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1DP3及びカリキュラムポリシーCP2,CP6に対応しています。
授業の方法 講義方式
本授業の事前・事後学習は、各二時間の学習を目安とします。
履修条件 無し
授業計画
1 法とはなにか 定義可能なのか
ギリシャ語のノモスとテミス、ラテン語の法 ius iustitia
規範的側面 制度的側面 技術的側面 主体的側面
法は不要か? 法は万能か?
[事前学習]自分の中で法や法学に対するイメージがどの様なものであるか質問されて答えられるように考えておいてください。
[事後学習]予想が授業で学んだ内容とどう違ったか考えておいてください。
2 六法全書でいう六法とは?
様々な法分類 公法 私法 民事法 刑事法
法の機能 法はルールか。 法理学 命令 禁止 許容 授権
[事前学習]前回のレジュメを読んでおいてください。
[事後学習]六法の内容と公法、私法の別など法の様々な分類方法を覚えてください。
3 世界の主な法系・法家族
特に英米法と大陸法について
[事前学習]前回のレジュメを読んでおいてください。
[事後学習]様々な文化的背景と法規範というものについて考えておいてください。
4 日本法の沿革と法継受
(1)中国法(律令性) (2)大陸法 (3)アメリカ法
[事前学習]前回のレジュメを読んでおいてください。
[事後学習]日本法の成り立ちについて覚えておいてください。
5 どのような形態で法は存在しうるのか? 法源論1
制定法 判例法 ratio decidendi obita dicta 慣習法 条理
[事前学習]前回のレジュメを読んでおいてください。
[事後学習]成文法以外に判例法が存在しその役割があることを覚えておいてください。
6 法源論2
解釈と判例 実務と学説 大陸法と英米法の大学教授の果たす役割の違い
[事前学習]前回のレジュメを読んでおいてください。
[事後学習]解釈法学の役割と大学制度について考えておいてください。
7 法と強制
法は命令か? 法命令説
強制力のないものは法か?
犯罪と刑罰 罪刑法定主義
教育か見せしめか?
[事前学習]前回のレジュメを読んでおいてください。
[事後学習]法の強制力と法哲学における法の定義について考えておいてください。
8 法と道徳:法と正義論
[事前学習]前回のレジュメを読んでおいてください。
[事後学習]アリストテレスによる交換的正義と分配的正義の基本的な分類について覚えておいてください。
9 裁判制度
現代日本の法制度 民事裁判 刑事裁判の具体的流れ
[事前学習]前回のレジュメを読んでおいてください。
[事後学習]日本の裁判制度はどのような形で動いているかイメージを持ってください。
10 裁判の機能
紛争解決機能と代替手続き
[事前学習]前回のレジュメを読んでおいてください。
[事後学習]裁判だけが紛争解決手段ではないことを覚えてください。
11 法は国家の独占物か?
民衆の司法参加と陪審制度・裁判員制度 証拠手続きか? 審判か?
[事前学習]前回のレジュメを読んでおいてください。
[事後学習]陪審制度や裁判員制度の成り立ちや問題点について自分で考えてください。
12 法解釈の基準と様々な技法I
[事前学習]前回のレジュメを読んでおいてください。
[事後学習]法解釈の具体的諸相についてイメージを持っておいてください。
13 法律家の役割:法学教授;裁判官;弁護士
[事前学習]前回のレジュメを読んでおいてください。
[事後学習]法曹と言われる法律専門職層の社会における役割について考えてください。
14 学習理解の確認
[事前学習]試験勉強をしてください。
[事後学習]試験の正解を確認しておいて自分がどこを間違ったか把握しておいてください。
15 まとめ、試験講評
これまでの復習・解説を行う。
[事前学習]試験の正解を確認しておいて自分がどこを間違ったか把握しておいてください。
[事後学習]自分なりに法学を学んでどういうところが役に立ったか、何を学べたか?考えておいてください。
その他
教科書 田中成明 『法学入門』 有斐閣
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 試験(80%)、授業参画度(20%)
授業参画度は前授業で決めた質問への回答やリアクションペーパー等で評価する。
オフィスアワー 授業前後

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