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令和元年度入学者 | 地理情報科学特別研究 | ||||
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教員名 | 関根智子 | ||||
単位数 | 課程 | 後期課程 | 開講区分 | 文理学部 | |
学期 | 通年 | 履修区分 | 必修 |
授業概要 | 博士論文作成に必要な地理情報科学の知識と手法を講義する。また、博士論文の完成のための具体的な論文作成指導を行う。 |
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授業のねらい・到達目標 | 受講生が設定した地理情報科学分野の研究課題(特に、社会的ニーズの高い研究)について、地理情報科学研究の潮流の中で自身の研究を位置づけながら研究を進め、研究に必要な技能や知識を修得できるようにする。地理空間データの取得、空間分析の実行などの研究を進め、成果を学会での口頭発表や学術論文としてまとめる能力を身につけた上で、博士論文を作成することを目的とする。また、専門研究領域について具体的に説明できる、今後、研究テーマを設定して自律的に研究し、論文を書くことができるようになることを目指す。 |
授業の方法 | 受講生の研究課題に沿って、現地調査や空間分析の結果を検討し、発表するゼミナール形式をとる。 本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安としている。 |
授業計画 | |
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1 |
論文作成のための研究課題・計画についての検討 【事前学習】シラバスを事前に確認すること。論文課題について考え、確認しておくこと。 【事後学習】論文課題について、研究目的を含めて具体的に明文化しておくこと。研究地域については、地域概要を調べて文章化しておくこと。 |
2 |
研究課題に関する文献リストの作成、文献のまとめ方についての説明 【事前学習】研究課題についての文献や資料を整理しておくこと。 【事後学習】研究に必要な文献を読み、引用できる部分や従来の研究を文章化しておくこと。研究課題と従来の研究との違いや、研究課題の独創的な部分について明らかになるように文章を作成しておくこと。 |
3 |
中間発表(1):従来の研究、研究目的、研究地域についての発表と検討 【事前学習】従来の研究、研究目的、研究地域についてプレゼンテーションと配布資料を作成し、発表の準備をしておくこと。 【事後学習】従来の研究、研究目的、研究地域について文章を作成しておくこと。 |
4 |
研究方法についての検討 【事前学習】研究方法について考え、指導教員に説明できるようにしておくこと。 【事後学習】授業で検討した研究方法をまとめて文章化しておくこと。また、地理情報技術を使用した研究方法を復習しておくこと。 |
5 |
地理空間データの作成(1):データのダウンロードと座標変換と属性データの結合 【事前学習】研究に必要な地理空間データを列記しておくこと。 【事後学習】地理空間データを収集し、空間分析に使用できるようにしておくこと。 |
6 |
地理空間データの作成(2):データの作成 【事前学習】入手できないデータについて、住所照合などで作成する準備をしておくこと。 【事後学習】地理空間データを作成し、空間分析に使用できるようにしておくこと。 |
7 |
中間発表(2):研究方法について 【事前学習】研究方法についてプレゼンテーションと配布資料を作成し、発表の準備をしておくこと。 【事後学習】中間発表で指摘された部分を再考しておくこと。 |
8 |
中間発表で指摘されたことについての検討 【事前学習】中間発表で指摘された部分と再考したことを教員に説明できるようにすること。 【事後学習】検討結果をまとめて、研究方法を文章化しておくこと。 |
9 |
論文の書き方の説明、論文作成(1):第1回から第8回までの研究内容(研究課題、従来の研究、研究目的、研究方法:研究地域の概要、地理空間データの説明と作成方法)を論文としてまとめる。 【事前学習】第1回から第8回の【事後学習】で文章化したものを教員に提出・説明できるようしておくこと。 【事後学習】研究課題、従来の研究、研究目的、研究方法:研究地域の概要、地理空間データの説明と作成方法について再考し、論文を作成して提出する。 |
10 |
研究課題についてのGISによる空間分析(1):空間分析の実行 【事前学習】GISによる空間分析の方法や手順を考え、フローチャートを作成してくること。 【事後学習】空間分析の実行過程を整理・保存し、次の分析方法を考えておくこと。 |
11 |
研究課題についてのGISによる空間分析(2):空間分析の実行と可視化 【事前学習】GISによる空間分析の続きを考え、フローチャートを作成してくること。 【事後学習】空間分析の実行過程を整理・保存し、可視化した結果を考察し、文章化しておくこと。 |
12 |
研究課題についてのGISによる空間分析(3):空間分析の実行とエクセルでの処理 【事前学習】GISによる空間分析の続きを考え、フローチャートを作成してくること。また、結果についてエクセルでの処理が必要な場合には、そのデータの準備をしておくこと。 【事後学習】空間分析の実行過程を整理・保存し、分析結果を考察し、文章化しておくこと。 |
13 |
研究課題についてのGISによる空間分析(4):空間分析結果の検討 【事前学習】第10回から第12回の分析結果をまとめて、教員に説明できるようにしておくこと。 【事後学習】授業で指摘された点を再検討し、必要に応じて分析を行い、研究結果を考察し文章化しておくこと。 |
14 |
中間発表(3):空間分析の結果の発表と夏季休業中の研究計画について 【事前学習】第10回から第13回の分析方法、分析結果などについて、中間発表用のプレゼンテーションと配布資料を作成し、発表の準備をしておくこと。 【事後学習】発表で指摘された点について検討、分析しておくこと。研究結果がどのような空間的諸問題を明らかにしたかについて文章化しておくこと。また、夏季休業中の研究計画を完成して提出すること。 |
15 |
論文作成(2):第10回から第14回の内容(空間分析の方法、空間分析の結果、考察)を論文としてまとめる。 【事前学習】第10回から第14回の【事後学習】で文章化したものを教員に提出・説明できるようにしておくこと。 【事後学習】空間分析の方法、空間分析の結果、考察について論文を作成し、提出する。夏季休業中も分析や現地調査を進め、その方法や結果をまとめて文章化しておくこと。 |
16 |
中間発表(4):夏季休業中の研究成果について 【事前学習】夏季休業中の研究についてまとめ、中間発表用のプレゼンテーションと配布資料を作成し、発表の準備をしておくこと。 【事後学習】授業で指摘された点を再考して文章を作成しておくこと。 |
17 |
研究課題についてのGISによる空間分析(5):空間分析の方法の検討 【事前学習】夏季休業中の研究や第16回の授業を再考し、必要な空間分析を検討しておくこと。 【事後学習】授業で指摘された点を考慮しながら、空間分析の方法のフローチャートを作成しておくこと。 |
18 |
研究課題についてのGISによる空間分析(6):空間分析の実行 【事前学習】研究で使用する空間分析について、その方法などを調べておくこと。 【事後学習】空間分析の実行過程を整理・保存し、文章化しておくこと。 |
19 |
研究課題についてのGISによる空間分析(7):空間分析の可視化 【事前学習】空間分析の結果をわかりやすく可視化する方法を考えておくこと。 【事後学習】空間分析と可視化した結果を整理・保存し、文章化しておくこと。 |
20 |
研究課題についてのGISによる空間分析(8):空間分析の考察 【事前学習】空間分析の結果を考察して、教員に説明できるようにしておくこと。 【事後学習】授業で指摘された点を考慮しながら、分析方法と結果を文章化しておくこと。 |
21 |
学会発表の準備:予行練習 【事前学習】学会発表用のプレゼンテーションと配布資料を作成し、発表の準備をしておくこと。 【事後学習】授業で指導された点を修正して、学会発表の準備をしておくこと。 |
22 |
論文作成(3):第17回から第19回までの研究内容(空間分析の方法、空間分析の結果)を論文としてまとめる 【事前学習】第17回から19回の【事後学習】で文章化したものを教員に説明できるようにしておくこと。 【事後学習】空間分析の方法、空間分析の結果について論文を作成し、提出する。 |
23 |
論文作成(4):第20回から第21回までの研究内容(研究結果の考察)を論文としてまとめる。 【事前学習】第20回から第21回の事後学習で文章化したものを教員に説明できるようにしておくこと。 【事後学習】研究結果の考察について論文を作成し、提出する。 |
24 |
論文作成(5):研究で明らかになったことや問題点についての論文を作成し、提出する。 【事前学習】研究結果の考察から論文で明らかになったことや新たな問題点をまとめておくこと。 【事後学習】問題点を解消するための空間分析の方法を考えおくこと。 |
25 |
研究課題についてのGISによる空間分析(9):問題点を解消するための空間分析の実行 【事前学習】空間分析に必要な地理空間データを作成しておくこと。 【事後学習】空間分析の実行過程や結果を整理・保存し、文章化しておくこと。 |
26 |
研究課題についてのGISによる空間分析(10):空間分析の実行、可視化、考察 【事前学習】空間分析の結果から問題点が解消されているかを確認して、説明できるようにしておくこと。 【事後学習】空間分析の結果を考察し、問題点が解消された部分を修正し、文章化しておくこと。 |
27 |
論文作成(6):結論の作成 【事前学習】考察をまとめて、文章化しておくこと。 【事後学習】授業で指摘された点を考慮して、結論、今後の課題などの最終章を作成し、提出すること。特に、研究結果がどのような空間的諸問題を明らかにし、解決したのかについて文章化しておくこと。 |
28 |
論文作成(7):指導された箇所の修正 【事前学習】指導(修正箇所など)について、確認しておくこと。必要であれば、文献を収集したり、空間分析を行っておくこと。 【事後学習】論文の修正をしておくこと。博士論文を何度も推敲しておくこと。 |
29 |
論文作成(8):参考文献の作成、論文の確認 【事前学習】これまでに提出した論文を見直し、参考文献などを確認しておくこと。 【事後学習】博士論文を何度も推敲し、修正すること。 |
30 |
論文の提出と授業のまとめ 【事前学習】博士論文を完成させて、提出できるようにしておくこと。 【事後学習】学修した内容を整理する。 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 受講生の研究課題に必要な参考書や文献を適宜、指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度(10%)、研究課題に関する発表内容(40%)、研究課題に関する成果(50%) 授業参画度は、授業計画に記載されている発表やディスカッションで評価する。 |
オフィスアワー | 金曜日:12時20分~12時50分 8号館501研究室 これ以外にも時間を調整して受け付ける。詳細は、第1回の授業で説明する。 |