検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度入学者 | 哲学 | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度以前入学者 | 哲学1 | ||||
教員名 | 三平正明 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 課題研究(Blackboardで学習資料を配信します) BlackboardID:20200095 |
---|---|
授業概要 | 哲学の長い歴史の中で繰り返し問われてきた、代表的な問題群を取り上げます。存在、知識、言葉と意味、心、可能性と必然性、同一性などをめぐる問題です。それらの問題が今までにどのようにして分析され、議論されてきたのかを知ると同時に、自分たちでもあらためて問題について考察していきます。 |
授業のねらい・到達目標 | (1) 存在、知識、言葉と意味、心、可能性と必然性、同一性などをめぐる哲学的問題と考え方について基本的な説明を与えることができる。 (2) 哲学の議論を自ら作ったり、あるいは、作られた議論に対して疑問や意見を提示したりできる。 この科目は文理学部のディプロマポリシーDP1,2,3及びカリキュラムポリシーCP1,2,3に対応しています。 〇 経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて、倫理的な課題を理解し説明することができる。(A-1-1) 〇 世界諸国の歴史や政治、経済、文化、価値観、信条などの現状を概説できる。(A-2-1) 〇 仮説に基づく課題や問題を提示し、客観的な情報を基に、論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1) |
授業の方法 | (1) 八木沢敬著『分析哲学入門』という本を教科書として用います。この本では、哲学の主要な問題が分析的な手法で論じられています。また、Blackboardに補足として授業メモを掲載します。授業では、それらを基に、少しずつ分析力を身につけていきます。 (2) 小課題が出ますので、期日までに提出してください。提出後、課題について解説を行います。 (3) 試験日には、Blackboardを通じて試験問題を配布します。 (4) Blackboardの掲示板機能を用いて、質問や議論の機会を設けます。 |
履修条件 | なし |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス(授業のテーマ、到達目標、授業の方法について説明する)
【事前学習】シラバスを事前に確認しておく。 (1時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え、関心のある授業テーマについて教科書を少し読んでみる。 (1時間) |
2 |
哲学と分析について
【事前学習】教科書14~30頁を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】教科書と講義に基づき、分析的手法について理解したことをまとめておく。 (2時間) |
3 |
「ある」とはどういうことか
【事前学習】教科書32~39頁を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】教科書と講義に基づき、「ある」とは何かをまとめておく。 (2時間) |
4 |
「知っている」とはどういうことか
【事前学習】教科書42~55頁を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、知識の捉え方を整理しておく。 (2時間) |
5 |
知っているということを知らない
【事前学習】教科書55~64頁を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】教科書と講義に基づき、ゲティアー問題に関する議論をまとめておく。 (2時間) |
6 |
「言っていること」とは何か
【事前学習】教科書66~80頁を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】教科書と講義に基づき、文と命題について重要事項をまとめておく。 (2時間) |
7 |
それは私です
【事前学習】教科書80~94頁を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】教科書と講義に基づき、発話状況などの論点をまとめておく。 (2時間) |
8 |
心あるもの
【事前学習】教科書96~119頁を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】教科書と講義に基づき、心をもつとはどういうことかをもう一度確認しておく。 (2時間) |
9 |
喜びも悲しみも
【事前学習】教科書119~136頁を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】教科書と講義に基づき、心の諸相について論点を整理しておく。 (2時間) |
10 |
「かもしれなかった」とはどういうことか
【事前学習】教科書138~149頁を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】資料と講義に基づき、反事実的条件文について要点をまとめておく。 (2時間) |
11 |
現実世界は特別な世界か
【事前学習】教科書149~163頁を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】教科書と講義に基づき、現実世界に関する意見を整理しておく。 (2時間) |
12 |
可能世界と双子地球
【事前学習】教科書163~182頁を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】教科書と講義に基づき、可能世界と双子地球について要点をまとめておく 。 (2時間) |
13 |
試験と解説
【事前学習】第2回~第12回の内容を復習しておく。 (4時間) 【事後学習】学んだ事項を整理しておく。 (2時間) |
14 |
「同じもの」とはどういうことか
【事前学習】教科書184~190頁を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】教科書と講義に基づき、同一性の概念に関する問題を整理しておく。 (2時間) |
15 |
アプリオリとアポステリオリ(A-1-1,A-2-1,A-3-1)
【事前学習】教科書191~204頁を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】教科書と講義に基づき、アプリオリ性について論点を整理しておく。 (2時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | 八木沢敬 『分析哲学入門 (講談社メチエ)』 講談社 2011年 |
参考書 | 八木沢敬 『意味・真理・存在 分析哲学入門・中級編 (講談社メチエ)』 講談社 2013年 八木沢敬 『神から可能世界へ 分析哲学入門・上級編 (講談社メチエ)』 講談社 2014年 飯田隆 『新哲学対話』 筑摩書房 2017年 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(60%)、授業参画度(40%) 【授業参画度】は、小課題やBlackboard掲示板での質疑によって評価します。 【授業内テスト】は、存在や知識、言葉や心などの問題群について理解を確認するためのものです。 *授業達成目標の A-1-1,A-2-1,A-3-1 は、授業における学修の積み重ねの結果、授業の最後に達成されます。そして、その評価は、授業内テストと授業参画度をあわせて行われます。 |
オフィスアワー | Blackboard掲示板。または、遠隔授業用のメールアドレス、t0001277★stu.chs.nihon-u.ac.jp宛に(★を@に変換して)連絡してください。 |