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哲学2

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令和元年度以前入学者 哲学2
教員名 金子佳司
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 課題研究型授業:毎回、講義資料を読み、その内容を踏まえた課題に答える。この課題の提出によって授業参画度を評価します。なお、第15回の授業の中で期末試験(オンライン)を行ないます。期末試験の詳細は授業の中で説明します。
Blackboard ID:火曜2限 →20200096
Google Classroomを使ってオンライン授業を行なうことにしました。クラスコードは gbrvrmd ですので、こちらから入ってください。授業の進め方は、このGoogle Classroomの「ストリーム」欄にUPしますので、そちらを読んでください。なお、Google Classroomに入るには、大学から(学部からではなく)付与されている@g.nihon-u.ac.jpを使用してください。このGmailを開いて、その上の方にある::のGoogleアプリの一覧を開き、その中のClassroomに入ってください。
授業概要 まず、古代ギリシア哲学を学びます。すなわち、伝統的に哲学の始まりとされているミレトス派から始め、エレア派、デモクリトス、自覚的に「哲学」を実践したソクラテス、プラトン、アリストテレスまでをたどります。次に、現代の私たちの考え方に大きな影響を与えた近代西ヨーロッパの哲学を学びます。すなわち、デカルト、ロック、カント、ヘーゲルらの哲学を取り上げます。
授業のねらい・到達目標 この科目は文理学部のDP及びCPの1、2に対応しています。
この授業の目標は二つあります。(1)「哲学とは何か」という問題に対しては様々な意見がありますが、哲学が古代ギリシアで始まったという点では意見が一致しています。そこで、まず、古代ギリシア哲学の歴史をたどることによって、歴史的事実として「そもそも哲学とは何であったか」を学びます。(2)哲学は近代になって西ヨーロッパで大きな変化を遂げ、そこから近代科学も生まれました。そこで、古代ギリシア哲学と比較しながら、近代西ヨーロッパ哲学の新しさを、近代科学の成立との関連も踏まえながら学びます。
授業の方法 遠隔授業
授業計画
1 授業計画や評価方法などの説明。
「哲学とは何か」「哲学はいつ始まったのか」という問題を考える。また、アリストテレスの哲学史観を学ぶ。
【事前学習】このシラバス全体をよく読み、また教科書を使って授業の概要を理解する。 (1時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (3時間)
2 最初の哲学と言われているミレトス派の人々(タレス、アナクシマンドロス、アナクシメネス)の哲学を理解する。
【事前学習】上記の授業内容の範囲を教科書で予習しておく。 (1時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (3時間)
3 エレア派(パルメニデス、ゼノン)の哲学がそれまでの哲学とどのように異なるかを理解する。
【事前学習】上記の授業内容の範囲を教科書で予習しておく。 (1時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (3時間)
4 レウキッポスとデモクリトスの原子論を学ぶ。
【事前学習】上記の授業内容の範囲を教科書で予習しておく。 (1時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (3時間)
5 ソフィストとソクラテスの考え方や生き方の違いを理解し、哲学者とは何かを考える。
【事前学習】上記の授業内容の範囲を教科書で予習しておく。 (1時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (3時間)
6 プラトンのイデア論を学ぶ。
【事前学習】上記の授業内容の範囲を教科書で予習しておく。 (1時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (3時間)
7 アリストテレスの存在論と実体論を学ぶ。
【事前学習】上記の授業内容の範囲を教科書で予習しておく。 (1時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (3時間)
8 アリストテレスの幸福論と徳論を学ぶ。
【事前学習】上記の授業内容の範囲を教科書で予習しておく。 (1時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (3時間)
9 デカルトの「我思うゆえに我あり」の哲学的な意味を理解し、彼の物心二元論と近代的世界観を学ぶ。
【事前学習】上記の授業内容の範囲を教科書で予習しておく。 (1時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (3時間)
10 ロックらのイギリス経験主義に基づく認識論を学ぶ。
【事前学習】上記の授業内容の範囲を教科書で予習しておく。 (1時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (3時間)
11 イギリス経験主義を踏まえながらも、デカルトらの理性主義(合理主義)も継承したカントの認識論を学ぶ。
【事前学習】上記の授業内容の範囲を教科書で予習しておく。 (1時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (3時間)
12 幸福主義を批判し、義務を重視したカントの道徳論を学ぶ。
【事前学習】上記の授業内容の範囲を教科書で予習しておく。 (1時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (3時間)
13 ヘーゲルの観念論的世界観と弁証法的歴史観を学ぶ。
【事前学習】上記の授業内容の範囲を教科書で予習しておく。 (1時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (3時間)
14 この授業全体を振り返って、古代ギリシア哲学と近代西ヨーロッパ哲学の概要と主要な学説を理解する。
【事前学習】前回までの授業内容をノートを読み直して確認しておく。 (1時間)
【事後学習】前回までの授業内容をノートを読み直して確認しておく。 (3時間)
15 この授業の重要点を理解できているかどうかを確認する。
前期試験
【事前学習】前回の授業の内容(前期のまとめ)をよく復習する。 (2時間)
【事後学習】前期試験に適切に答えることができたかどうかを確認する。 (2時間)
その他
教科書 嘉吉純夫・斎藤隆 『西洋思想の要諦周覧』 北樹出版 1994年 第1版
参考書 授業中に随時紹介する。
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、授業参画度:課題(50%)
オフィスアワー なし。

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