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令和2年度入学者 | 地理学 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 地理学 | ||||
教員名 | 清水和明 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | オンライン授業(zoomによるライブ中継) |
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授業概要 | 地理学は,人間活動と自然環境のかかわりを探求する学問であり,地表面上のあらゆる現象が研究の対象となる。本授業では,地理学の成立から発展に至る過程を学ぶ。これを踏まえ,空間,場所,環境に関わる事象を地理学の視点から考察し,人間の生活・活動・行動が展開する空間,場所,環境に対する深い認識と説明する能力を習得する。 |
授業のねらい・到達目標 | この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP1,DP2及びカリキュラムポリシーCP1,CP2に対応しています。 地理学の研究手法について理解を深め,その変遷を自らの言葉で説明できるようになる。 人間活動にかかわる現象の特徴とその地域差について理解を深め,空間スケールでの現象の多様性と相互関係性を考察する能力を習得する。 地形図を正確に読み解く能力を身につける。 なお,新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では,この科目は文理学部のDPおよびCPの2,3,4に対応しています。 世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,自己の世界観をもって説明できる(A-2-2)。 仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。 事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-4-1)。 |
授業の方法 | プレゼンテーションソフトを用いた講義形式(オンライン)で進めます。 随時,受講生の考えや評価を聞きます(授業内に課題を課します)。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
履修条件 | 【重要】第1回目の授業(ガイダンス)に必ず出席のこと。 地理学科と地理学概論1・2の履修者は受講不可。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス―地理学とはどのような学問か―
【事前学習】シラバスを読み,講義内容を確認すること (2時間) 【事後学習】学修した内容をノートに整理するとともに,授業内に示した参考文献を読むこと (2時間) |
2 |
地理学の歴史―古代から現代に至るまでの変遷―
【事前学習】過去から現在に至るまでの特徴的な「地図」を調べてくること (2時間) 【事後学習】地理学の主要な概念について整理すること。授業内に示した参考文献を読むこと (2時間) |
3 |
地理学の研究手法(1)―地図の種類,地理情報システム(GIS)のしくみ―
【事前学習】地図アプリを参照せずに,文理学部周辺の地図を各自で作成すること (2時間) 【事後学習】地理情報システムが実社会でどのように使われているか調べること。授業内に示した参考文献を読むこと (2時間) |
4 |
地理学の研究手法(2)―地域調査,フィールドワークの方法―
【事前学習】フィールドワークとは何をすることか調べてくること (2時間) 【事後学習】各自の出身地を対象に,どのよう地域調査ができるか,企画書を作成すること。授業内に示した参考文献を読むこと (2時間) |
5 |
世界の地理的多様性(1)―自然環境の特徴と地域差―
【事前学習】各大陸の主要な山脈や河川の位置を調べてくること (2時間) 【事後学習】自然環境の多様性を規定する諸要素をまとめること。授業内に示した参考文献を読むこと (2時間) |
6 |
世界の地理的多様性(2)―生活文化の地域差―
【事前学習】食文化の地域差について,各地域の「主食」を取り上げて,その特徴を調べてくること (2時間) 【事後学習】任意の栽培植物を取り上げ,伝播の過程をまとめること。授業内に示した参考文献を読むこと (2時間) |
7 |
広域スケールで捉える地域の姿(1)―ヨーロッパの自然環境と生活文化―
【事前学習】主要な国・都市の位置を調べてくること (2時間) 【事後学習】それぞれの地域の自然的・人文的特徴をまとめること。授業内に示した参考文献を読むこと (2時間) |
8 |
広域スケールで捉える地域の姿(2)―北アメリカの自然環境と生活文化―
【事前学習】主要な都市の位置を調べてくること (2時間) 【事後学習】それぞれの地域の自然的・人文的特徴をまとめること。授業内に示した参考文献を読むこと (2時間) |
9 |
現代世界が抱える地域問題―環境問題,人口問題,食料問題―
【事前学習】地域問題に関する最新のニュースを調べてくること (2時間) 【事後学習】授業で取り上げた問題について,改善するための取り組みを調べまとめること。授業内に示した参考文献を読むこと (2時間) |
10 |
世界と比較した日本の地域的特色(1)―自然環境の特徴と地域性,災害への対応―
【事前学習】出身地の地形,気候の特徴を調べてくること (2時間) 【事後学習】地形と気候の観点から,各地域の特徴を整理すること。授業内に示した参考文献を読むこと (2時間) |
11 |
世界と比較した日本の地域的特色(2)―資源・エネルギーの分布と産業の地域的特徴―
【事前学習】各自の出身地における主要な産業を調べてくること (2時間) 【事後学習】地域ごとにみられる産業の特徴をまとめること。授業内に示した参考文献を読むこと (2時間) |
12 |
日本の諸地域の姿(1)―関東地方の自然環境と産業活動―
【事前学習】主要都市の位置,各地域の自然・産業な特徴を調べてくること (2時間) 【事後学習】都や県のホームページを参照し,各地域の最新の地勢をまとめること。授業内に示した参考文献を読むこと (2時間) |
13 |
日本の諸地域の姿(2)―地形図からみた自然環境と産業活動―
【事前学習】各自の自宅周辺の地形図を参照し,その地域的な特徴を整理しておくこと (2時間) 【事後学習】授業で使った地形図を読み,地理的な特徴をまとめること (2時間) |
14 |
地形図の読解を通した地域の理解
【事前学習】地形図の基本的な読み方を身につけておくこと (2時間) 【事後学習】多時期の地形図を参照し,その変化をまとめること (2時間) |
15 |
授業のまとめ―地理学の見方・考え方―
【事前学習】これまでの配布資料と各自のノートを見直すこと (2時間) 【事後学習】学修した内容をノートに整理すること (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は使用しません。配布資料に基づいて授業を進めます。 |
参考書 | 上野和彦・椿 真智子・中村康子編著 『地理学概論』 朝倉書店 2015年 第2版 帝国書院編 『新詳資料 地理の研究』 帝国書院 2019年 授業内にて適宜紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:中間レポートと期末レポートを合わせて評価します。(90%)、授業参画度:授業内に課題を出します。授業終了後にその課題を提出してもらいます。その出来を踏まえて評価します。(10%) レポートは,「論旨の展開」,「内容の正確性」,「設問に対する理解度」,「地理学的な視点」,「参考文献の利用状況」,「文字数」,「取り組み度合い」,「体裁」から評価します。 |
オフィスアワー | メールアドレスを公開しますので,適宜受け付けます。 |