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教育学

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令和２年度入学者 教育学
令和元年度以前入学者 教育学
教員名 梶輝行
単位数    2 学年 1～4 開講区分 文理学部
（実務経験のある教員による科目）
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 オンデマンド授業（PowePointによるスライド資料配信に基づき、各回の授業内容を音声・画像付きで講義する）
授業概要 本講義は、これまでの公立高校での授業実践と学校経営の経験、そして教育委員会事務局での教育行政の経験をもとに、教育学の基礎的な知識や技能を諸課題の考察を通じて習得を図り、教育に関する教養を幅広く身に付けられるよう講義を行う。
人間にとっての教育の意義とその必要性について、教育の本質と目的、現代に至る教育制度と学校制度、教育の内容と方法、学校経営と教職員制度、生涯学習社会における学校と社会教育など、教育の歴史・思想の流れや現代教育の諸相に着目しながら、講義を通じてさまざまな視点から考え学び、教育学の基礎を理解するとともに、探究の活動を通じて、「教育とは何か」・「教育学とは何か」を意識し、教育をめぐる諸課題について考察し、その成果を文章や口頭で表現する知識やスキルを身に付けるようにする。
授業のねらい・到達目標 本授業のねらい･到達目標は、次の３つである。
１　「人はなぜ教育を必要とするのか・教育とは何か」・「教育学とは何か」について、人間の発達と教育の理念・目的、教育の歴史と思想の概観、そして教育学の学び方とを関連付けて考察することで、教育の基礎的な知識・技能を身に付けることができる。
２　「教育制度とは何か」「学校教育・社会教育とは何か」について、近代の公教育制度の成立をはじめ、現代に至る教育制度や学校教育・社会教育について諸課題の考察を通じて理解を深め、未来の教育や理想の学校について論じることができる。
３　「より良く教え学ばせるためにはどうするか」について、教育の方法原理・教育課程や生涯学習の在り方等を考察し理解することで、「教えること」と「学ぶこと」に関する基礎的な知識・技能を習得し、また実践に向けた行動力を身に付けることができる。
授業の方法 本授業では、全体を通じて、授業計画に即してPowerPointを用いて講義形式で教授する方法と、各授業のテーマに応じた課題について解決に向けた学習活動を展開する方法とによって、学生の主体的で活動的な取組から授業を創っていく指導を重視して進めていく予定である。教育の本質や教育制度、学校教育や社会教育、生涯学習等について考察し協議を行うことで、理解を深める学習活動をも展開する。学修の評価については、授業計画に基づき、内容のまとまりごとに確認テストや課題探究を実施する。また、新学習指導要領への移行期を踏まえ、内容や指導上の留意事項についての改善点についても考察し、適正な理解と実践に向けた指導スキルの修得に取り組む。本授業の事前・事後学習は、各２時間の学習を目安とする。
履修条件 特になし。
授業計画
1 授業ガイダンス（授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する）／大学で学ぶことの意義／教育学への招待
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 （2時間）
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 （2時間）
2 人間の発達と教育
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 （2時間）
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 （2時間）
3 教育の歴史と教育思想の概観Ⅰ【古代・中世】
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 （2時間）
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 （2時間）
4 教育の歴史と教育思想の概観Ⅱ【近世・近代】
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 （2時間）
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 （2時間）
5 公教育制度と近代教育制度の展開
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 （2時間）
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 （2時間）
6 戦後日本の教育改革
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 （2時間）
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 （2時間）
7 現代日本の教育改革と少子・人口減少に対応した学校の在り方
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 （2時間）
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 （2時間）
8 新学習指導要領のめざす学校教育と課題／課題探究①（新学習指導要領をめぐる諸課題の考察）
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 （2時間）
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 （2時間）
9 教師の仕事と働き方改革
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 （2時間）
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 （2時間）
10 就学前検診と学校における特別支援教育・インクルーシブ教育
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 （2時間）
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 （2時間）
11 子どもの生活変化をめぐる課題への対応
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 （2時間）
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 （2時間）
12 これからの道徳教育とシチズンシップ教育の展開と課題
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 （2時間）
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 （2時間）
13 生涯学習社会における学校と地域の役割／課題探究②（よい教育・よい学校についての考察）
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 （2時間）
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 （2時間）
14 学習活動・考察活動に関する確認テスト
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 （2時間）
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 （2時間）
15 未来の教育／振り返り（これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める。）
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 （2時間）
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 （2時間）
その他
教科書 佐藤晴雄 『現代教育概論』 学陽書房 2017年 第4次改訂版
梶　輝行 『教育学講義』 糸岡書肆 2020年 第新訂版
教育学のオンデマンド授業では、『現代教育概論』と『教育学講義』の両方を活用して進めます。配信スライドの内容を確認しながら、『教育学講義』の該当部分に記入する。確認テストでは、この２つの教科書を活用して問題にあたり解答する。講義が始まる前までに早めに、各自で大学が指定した「通信販売」を通じて教科書を入手して準備する。
参考書 授業の中で関係する参考書を紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:授業の中で２回テーマを提示(40%)、授業内テスト:講義内容のまとまりごとに確認テスト実施(60%)
授業内での確認テストは、授業の後半で１回実施する。教科書の『現代教育概論』と『教育学』を活用して解答して提出する。
レポートについては教科書『現代教育概論』を活用してテーマについて考察してまとめ、提出する。
オフィスアワー Blackboardの掲示板等を活用する。
備考 教育学は、毎年、受講者が多い状況なので、講義が始まる前までに早めに、各自で大学が指定した「通信販売」を通じて教科書を確実に入手して準備すること。
授業では課題の考察や探究などの学習場面があるので、各自スマートフォンやタブレットなどを携帯して適宜活用すること。
教職課程を履修する学生にとっては、この教育学の授業を通じて、教育をめぐる社会状況や教員採用の実情など基礎的な内容を取り扱うので、受講を推奨する。

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