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令和2年度入学者 | 「生きる」ことの哲学 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 倫理学2 | ||||
教員名 | 鈴木生郎 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | オンデマンド形式(10回)と課題研究(2回)を組み合わせて行います。Blackboard ID: 火曜3限 20200165 |
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授業概要 | 生きることに関わる哲学的問題を検討する |
授業のねらい・到達目標 | この授業では、生きることに関わる哲学的問題(幸福、死、不死)に関する哲学的問題を考えることで、以下の能力を養うことを目標とします。 (1) 生きることに関わる哲学的問題を学ぶことで、自分の人生についてより豊かな理解をもつ。(A-1-1) (2) 哲学的問題について、自分の考えを筋道立てて考えることができるようになる。(A-3-1) (3) 授業を通じて、自分の生き方について省察することができるようになる。(A-8-1) この科目は文理学部のDP及びCP1, 3, 8に対応しています。 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる。(A-1-1) ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1) ・自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1) |
授業の方法 | 毎回の音声付き動画による講義を受けた上で、簡単なテストに答えていただきます。また、学期末にレポートを課します(希望者にはレポートの添削を行います。) |
授業計画 | |
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1 |
生きることに関わる哲学的問題とは何か。授業の進め方について。(オンデマンド)
【事前学習】生きることに関わる哲学的問題としてどのようなものが考えられるかを事前に考えてみる (2時間) 【事後学習】授業の進め方について復習する (1時間) |
2 |
幸福の問題(1):快楽説について(A-1-1、A-8-1)(オンデマンド)
【事前学習】快楽説について、事前に参考書で調べておく。 (1時間) 【事後学習】快楽説の主張と課題についてノートにまとめる (2時間) |
3 |
幸福の問題(2):欲求実現説について(A-1-1、A-8-1)(オンデマンド)
【事前学習】欲求実現説について、事前に参考書で調べておく (1時間) 【事後学習】欲求実現説の主張と課題についてノートにまとめる (2時間) |
4 |
幸福の問題(3):客観リスト説について(A-1-1、A-8-1)(オンデマンド)
【事前学習】客観リスト説について、事前に参考書で調べておく (1時間) 【事後学習】客観リスト説の主張と課題についてノートにまとめる (2時間) |
5 |
幸福の問題(4):自分の幸福について考える(A-1-1、A-8-1)(オンデマンド)
【事前学習】快楽説、欲求実現説、客観リスト説についてまとめておく (2時間) 【事後学習】自身の幸福のために何が必要であるかを考える。 (2時間) |
6 |
死の問題(1):死はなぜわれわれにとって悪いことなのか(剥奪説)(A-1-1、A-8-1)(オンデマンド)
【事前学習】死がなぜわれわれにとって悪いのかを考えてみる (1時間) 【事後学習】剥奪説の内容をまとめ、例を挙げられるようになる (2時間) |
7 |
死の問題(2):死は本当にわれわれにとって悪いのか(エピクロス問題とエピクロス主義)(A-1-1、A-8-1)(オンデマンド)
【事前学習】死はいつわれわれにとって悪いのかという問題について考えてくる (1時間) 【事後学習】エピクロス問題とエピクロス主義についてノートにまとめる (2時間) |
8 |
死の問題(3):エピクロス主義を評価する(A-1-1、A-8-1)(オンデマンド)
【事前学習】死は悪くないとするエピクロス主義について、問題点を考えておく (2時間) 【事後学習】エピクロス主義の問題点をまとめる (2時間) |
9 |
死の問題(4):死はいつ悪いのか(死後説)(A-1-1、A-8-1)(オンデマンド)
【事前学習】死が死んだ後に悪いと言う考えの問題点を考えておく (2時間) 【事後学習】死後説の主張と課題をまとめる。 (2時間) |
10 |
不死の問題(1):不死の人生をめぐって(A-1-1、A-8-1)(オンデマンド)
【事前学習】自分がずっと死なないことは自分にとってよいことなのかを考える。 (2時間) 【事後学習】可能な限り魅力的な不死のあり方について自分の考えをまとめる (2時間) |
11 |
不死の問題(2):不死の人生は退屈なのか(A-1-1、A-8-1)(オンデマンド)
【事前学習】不死の人生の良くない側面について考えておく (2時間) 【事後学習】不死の人生は退屈であるというウィリアムズの議論をまとめる (2時間) |
12 |
不死の問題(3):ウィリアムズの議論を評価する(A-1-1、A-8-1)(オンデマンド)
【事前学習】ウィリアムズの議論に対する反論を考えておく (2時間) 【事後学習】ウィリアムズの議論に対する評価をまとめる (2時間) |
13 |
レポートの課題と書き方について(課題研究)
【事前学習】レポートの書き方についての本を事前に読んでおく (4時間) 【事後学習】レポートを執筆する (5時間) |
14 |
レポートの完成と提出(A-3-1)(課題研究)
【事前学習】レポートを完成させ、提出する (2時間) 【事後学習】ディスカッションの成果を踏まえ、レポートを修正する (2時間) |
15 |
ここまでの授業のまとめと振り返り(A-1-1、A-8-1)(オンデマンド)
【事前学習】これまでの授業内容を確認する (1時間) 【事後学習】授業内容を踏まえ、自分の生き方を考える (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 森村進 『幸福とは何か』 ちくまプリマー新書 2018年 第1版 シェリー・ケーガン 『「死」とは何か』 文響社 2019年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(70%)、授業参画度:毎回のテストに基づいて評価します。(30%) |
オフィスアワー | メールあるいは掲示板で質問を受け付けます。 |