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令和2年度入学者 | アカデミック・ライティング(日本語)2 | ||||
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教員名 | 渡寛法 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 課題研究 |
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授業概要 | 本授業は、大学で求められる日本語によるアカデミック・ライティング能力の育成を目的とします。大学では授業レポートをはじめ、あらゆる場面で、まとまりのある、論理的な文章を書くことが必要になります。アカデミック・ライティングとは何かを理解し、実際に自分の手で書くことを通して、文章力および思考力を身につけることは重要です。授業ではクラス参加者同士での対話や文章点検、協働を通して、書き手の視点・読み手の視点を行き来し、伝わる文章とは何かを考えていきます。ライティングはつきつめれば、自分との「対話」です。しかし、自分の意見や考えを自分だけでまとめていくのは難しいものです。教員とはもちろん、クラスの参加者同士での積極的な「対話」を通じて、自分の思考を整理し、筋道の立った「読み手」に伝わる文章の作成を目指します。 |
授業のねらい・到達目標 | この科目は文理学部のDP1及びCP1に対応しています。 本授業では、アカデミック・ライティングの基礎を学びながら、2,000字のリサーチレポートを、自信をもって書けるように、実践的にトレーニングしていきます。文章を書くプロセスを一つずつ学習・演習することによって、最終的なプロダクトが完成するように進めて行きます。本授業では、①内容②構成③文体④文献リサーチ⑤引用方法という5観点(ルーブリック)でアカデミック・ライティングを学んで行きます。 【到達目標】 ①【内容】トピックに対して、自分なりの意見とその根拠を整理して書くことができる。 ②【構成】序論・本論・結論から構成されるパラグラフ・ライティングで文章を書くことができる。 ③【文体】書き言葉と話し言葉を区別し、アカデミック・ライティングにふさわしい文体で文章を書くことができる。 ④【文献リサーチ】トピックに関して、必要な情報を文献やネット検索を通じて収集することができる。 ⑤【引用方法】APAスタイルの形式に沿って適切に引用することができ、参考文献表も作成できる。 |
授業の方法 | 本授業では、毎週アカデミック・ライティングについて教科書を通して理解を深め、課題文章の作成および、授業内での対話を行います。 受講者は、事前学習として、教科書の指定された章を読み、自分なりの意見や疑問点を洗い出してきます。授業では、事前学習を前提に、教科書の内容についてクラスでディスカッションを行い、理解を深めます。また、毎週、文章課題を設定するので、授業内でブレインストーミング、アウトライン、ドラフトの作成を行います。事後学習として、アウトラインやドラフトをもとに課題文章をWordで完成させ印刷して持ってきます。課題文章に関しては、毎回授業内で、学生同士によるピアレビューや、教員からのコメントフィードバックを行います。 |
履修条件 | 原則的に「アカデミック・ライティング(日本語)1」を履修していること。履修を前提に授業を進めます。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション(授業の概要、ねらい・到達⽬標、⽅法の説明。受講者の自己紹介・これまでのライティング経験の共有。)
【事前学習】シラバスをチェックし、授業全体の流れを理解する 【事後学習】今回の授業ワークシート・課題文章を完成させる (1時間) |
2 |
論文とはどのような文章か
【事前学習】教科書の該当箇所を読んで、疑問点をまとめてくる (1時間) 【事後学習】今回の授業ワークシート・課題文章を完成させる (1時間) |
3 |
レポート・論文の作法①題名のつけ方
【事前学習】教科書の該当箇所を読んで、疑問点をまとめてくる (1時間) 【事後学習】今回の授業ワークシート・課題文章を完成させる (1時間) |
4 |
レポート・論文の作法②定義の仕方
【事前学習】教科書の該当箇所を読んで、疑問点をまとめてくる (1時間) 【事後学習】今回の授業ワークシート・課題文章を完成させる (1時間) |
5 |
レポート・論文の作法③引用の示し方・文献リストの書き方
【事前学習】教科書の該当箇所を読んで、疑問点をまとめてくる (1時間) 【事後学習】今回の授業ワークシート・課題文章を完成させる (1時間) |
6 |
レポート・論文の作法④パラグラフの書き方
【事前学習】教科書の該当箇所を読んで、疑問点をまとめてくる (1時間) 【事後学習】今回の授業ワークシート・課題文章を完成させる (1時間) |
7 |
レポート・論文の作法⑤事実と意見を区別する
【事前学習】教科書の該当箇所を読んで、疑問点をまとめてくる (1時間) 【事後学習】今回の授業ワークシート・課題文章を完成させる (1時間) |
8 |
レポート・論文の作法⑥わかりやすい文章を書くために
【事前学習】教科書の該当箇所を読んで、疑問点をまとめてくる (1時間) 【事後学習】今回の授業ワークシート・課題文章を完成させる (1時間) |
9 |
論文の型と研究方法
【事前学習】教科書の該当箇所を読んで、疑問点をまとめてくる (1時間) 【事後学習】今回の授業ワークシート・課題文章を完成させる (1時間) |
10 |
仮説論証型レポートを書く①テーマを決める
【事前学習】ブレイン・ストーミングの手法について調べてくる (1時間) 【事後学習】今回の授業ワークシート・課題文章を完成させる (1時間) |
11 |
仮説論証型レポートを書く②調べる
【事前学習】自分のテーマに関して、どのような文献があるかネットでリサーチしてくる (1時間) 【事後学習】今回の授業ワークシート・課題文章を完成させる (1時間) |
12 |
仮説論証型レポートを書く③組み立てる
【事前学習】主題文とアウトラインをつくる (1時間) 【事後学習】今回の授業ワークシート・課題文章を完成させる (1時間) |
13 |
仮説論証型レポートを書く④執筆する
【事前学習】引用を含めたアウトラインをもとに、序論・本論・結論のドラフトを書いてくる (1時間) 【事後学習】今回の授業ワークシート・課題文章を完成させる (1時間) |
14 |
仮説論証型レポートを書く⑤点検する
【事前学習】ルーブリックをもとにドラフトを読み直し、気がついたことをまとめてくる (1時間) 【事後学習】最終レポートを完成させる (3時間) |
15 |
レポートの相互評価・自己評価・振り返り
【事前学習】最終レポートの自己評価と作成過程の振り返りをしてくる (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 井下 千以子 『思考を鍛えるレポート論文作成法 [第3版]』 慶應義塾大学出版会 2019年 第3版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:最終レポート(仮説論証型レポート)(50%)、授業参画度:毎回の授業ワークシート(40%)、振り返りシート(10%) 正当な理由なく4回以上課題を未提出の場合、成績評価の対象とならないので注意してください。 |
オフィスアワー | メールで対応します。 |
備考 | 本科目は2020(令和2)年度以降入学者が履修可能な科目です。 2019(令和1)年度以前入学者は対応する総合研究科目を履修するかたちで受講可能です。 |