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ドイツ語4 (他学科用)

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令和2年度入学者 ドイツ語4 (他学科用)
令和元年度以前入学者 ドイツ語文法2
教員名 勅使川原聖子
単位数    1 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 外国語科目
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 主としてオンデマンド型授業(音声付きPowerPointスライド資料配信)で実施する。教科書の練習問題を行う上で必要な場合には課題学習(Braclboardを通じた学習資料配信)を取り入れる。また履修生との相談の上で、受講生の通信環境などが可能な状態であり、必要であればZoom(もしくはGoogleシステムを援用)等を用いた同時双方向型の授業を併用し組み合わせる所存である。
初回授業の注意事項に従って準備をしておくように。
履修する場合には、Blackboardのコース ID:20200870 ドイツ語4(勅使川原聖子・後・火2時限)に登録すること。
授業概要 ドイツ語を初めて学ぶ受講者を対象とし,ドイツ語の「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能の基礎となる初級文法を学びます。練習問題や試験等によって理解度を確認し,基本的な文法構造を習得します。
授業のねらい・到達目標 ・ドイツ語の文字と発音の規則を理解し,単語や短い文章を発音することができる。
・ドイツ語の基礎的な文法法則や言語構造を理解することができる。
・辞書の活用法を身に着け,文法法則をもとに,短い文章を読み,また書くことができる。
・後期学習事項は,ドイツ語技能検定の4級及び3級出題範囲に相応する。そこで問われる文法事項を理解し,活用することができる。
・ことばは習慣や生活,地域,歴史,文化的背景とも無縁ではないため,ドイツ語圏の生活等や歴史的・文化的背景についても例文や練習問題に対応する過程において学ぶことにより,ドイツ語圏および異文化への理解を深め,またその多様性や差異を客観的に捉えることができる。
・現代社会におけるドイツ語圏文化,ヨーロッパ文化の役割を説明することができる(A-2-1)。
・物事を論理的に理解し説明することができる(A-3-1)。
この科目は文理学部(学⼠(⽂学))のディプロマポリシーのDP2,DP3及びCP2,CP3に対応しています。
授業の方法 演習方式。概ね2回の授業で1課を進む。ドイツ語を初めて学ぶ受講者を対象とした授業であるため,最初の授業時に文法等をこちらからPowerPoint(以下PTTと略す)の音声付きスライド資料(動画としてのmp4変換、スライド資料としてのptsx変換など)などを用いて解説し,練習問題は簡易なものは授業回毎の確認クイズにて実施する。その他は主に事後学習として課し,次の授業時までに答え合わせができるような形式をとる(この場合、ガイダンス時のアンケート結果をもとに履修生の通信環境を鑑みて、課題として受講生に負担を均等に分担し、対面式の授業で当てて黒板に出てもらうようなイメージで、Blackboard(以下BBと略す)を通じて提出をしてもらい、その解説を次の授業時に充てるか、もしくは同時双方向的授業が可能な場合には次の授業時に受講生に回答してもらいその解説を行う形式のいずれかで実施するか、もしくは翌週にPTTでの練習問題の解説を行うなどの方法で、状況に合わせて対応する。)但し、前期学習事項に準じた文法事項については,教科書の解説をもとに練習問題を予習するよう予め指示し,解説と練習問題の答え合わせを同授業内で行う場合もある。
文法事項等の説明は,主として音声付きPPTのスライドを用い、教科書の記載で補足が必要な場合にはPTT内での解説のほかに一覧として見渡せるようプリント資料に代えてPDF資料などもアップする。ドイツ語の音声にも慣れるよう,PTTに音声を入れる他、音声教材のストリーミングURLを共有し、練習を指示する。
授業回毎に、その授業回の学修事項と出欠(授業参画度)を確認するためのWeb上の確認小テストをBBで実施する。
定期試験などの形態はとらず、学習事項を無理なく確実に覚えていくために,課ごとに小テストを実施する予定である(BB内で実施する予定)。
尚,授業の質疑応答では,間違えることなどを恐れないで欲しい。もともと完璧にできるのであれば習う必要はないのであり,こちらからの解説を参考にしながら自身で対応する努力が重要である。
辞書必携。
履修条件 ドイツ文学科の学生は除く。ドイツ語文法1・2をあわせて履修することが望ましい。
授業計画
1 ガイダンス(接続テスト)(オンデマンド授業):BB上のPPTの視聴において音声等が聞こえるかの確認を行う、履修希望者の受講状態のアンケート実施、履修上の注意点の解説(BlackboardのIDやBBへの登録のアナウンス)、授業のねらい・到達目標及び授業の方法や成績評価方法の説明を行う。またその上で、履修生の受講状況についてのアンケートに回答してもらう。
【事前学習】後期のシラバスを読んでおくこと。自身の通信状況を把握し説明できるようにしておくこと(PCかそれ以外かなどの自身の使用デバイスについて、および通信料について制限なしか従量制かについて、また自身の発言を拾う内臓マイクなどの有無等について、また前期中にZoom等を用いた同時双方向授業での演習の経験の有無について)。前期学修事項を振り返り得意なものと苦手なものの文法項目を明らかにしておくこと。 (30分時間)
【事後学習】ガイダンス時の接続テストの結果をアンケートにて回答してもらう。また、前期の学修事項の中で自身のウィークポイントをもう一度復習しておくこと。 (30分時間)
2 ガイダンス時の接続テストの結果により、授業方法についての解説を改めて行う。
話法の助動詞,未来・推量の助動詞(可能・必然・許可・禁止・願望・主語の意思・他者の意志・推量などの意味を表す助動詞構文と用法について解説する。)
前期学習事項に準じているため,解説後に練習問題の指示をする(p.36の大問1・2番を回毎の確認クイズで実施の予定)。
【事前学習】教科書p.34〜35の「話法の助動詞,未来・推量の助動詞werden」の課を音読し,教科書の説明を参考にp36〜p.37の練習問題を解き、疑問点・不明点を明らかにしておくこと。 (30分時間)
【事後学習】教科書p.34の話法の助動詞の人称変化を覚えること。文法・発音ともに間違えた箇所を重点的に,また平叙文から助動詞を用いた文章への書換えを復習すること。 (30分時間)
3 前課の話法の助動詞等の練習問題の解答・解説等。
分離動詞・非分離動詞(分離動詞・非分離動詞の構文や用法,辞書の引き方について解説する。)接続詞(並列接続詞と従属接続詞の構文と用法について解説する。),解説後に教科書p.40 の大問1・2番の「分離動詞・非分離動詞」の練習問題にも入る(各授業回毎の確認クイズで実施する予定)。
「接続詞」に関する練習問題について指示する。
【事前学習】教科書p.38〜39の「分離動詞・非分離動詞」を音読し,教科書の説明を参考にp.40の練習問題1・2番を解き,疑問点・不明点を明らかにしておくこと。 (30分時間)
【事後学習】文法・発音ともに間違えた箇所を重点的に復習しまた,非分離前つづりを覚えること。教科書p.40〜41の「接続詞」の練習問題を解き,疑問点・不明点を明らかにしておくこと。 (30分時間)
4 確認と練習:話法の助動詞等の助動詞構文に関する小テスト実施。
「接続詞」の練習問題の解答・解説等。
履修登録が後期第2週に行われることから、ここで必要があれば授業ペースを調整する。
調整の必要がない場合には、「動詞の3基本形」(動詞の不定詞・過去基本形・過去分詞)等の解説に進む。
【事前学習】「接続詞」の練習問題を発音しながら回答できるようにしておくこと。(A-5) (30分時間)
【事後学習】重要な接続詞を覚えること。文法・発音ともに間違えた箇所を重点的に,また2つの文章を接続詞を用いて1つの文章にする復習をすること。 (30分時間)
5 分離動詞・非分離動詞、接続詞の小テスト
動詞の3基本形,現在完了(動詞の不定詞・過去基本形・過去分詞の3基本形と,現在完了形の構文と用法について解説する。), 解説後に教科書p.44〜45の練習問題も行う(教科書練習問題p.44の大問の1・2番は各授業回毎の確認クイズで実施の予定)。教科書練習問題大問の3・4番について指示する。
【事前学習】教科書p.42〜43の「動詞の3基本形,現在完了」の課を音読し、教科書の説明を参考にp.44〜p.45の練習問題を解き,疑問点・不明点を明らかにしておくこと。 (30分時間)
【事後学習】文法・発音ともに間違えた箇所を重点的に復習し,教科書に出てきた動詞の3基本形を覚えること。 (30分時間)
6 現在完了形への書き換え問題等の解答・解説等。
過去形,受動態(過去人称変化について及び動作受動と状態受動の構文と用法について解説する。),解説後に動詞の過去人称変化(各授業回毎の確認クイズで実施の予定)と教科書p.48の1番の「過去形」の練習問題も行う。
「受動態」の練習問題(教科書練習問題大問の2・3・4番)について指示する。
【事前学習】教科書p.46〜47の「過去形,受動態」の課を音読し,疑問点・不明点を挙げておくこと。「過去形」については教科書の説明を参考にp.48の練習問題1番を解いておくこと。 (30分時間)
【事後学習】過去形について復習し,教科書p.48〜p.49の練習問題(受動態)を解き,疑問点・不明点を明らかにしておくこと。 (30分時間)
7 確認と練習:完了形の小テスト
「受動態」の練習問題の解答・解説等。
および中間ヒアリング(受講生の通信環境の変化の有無や、授業方法についての要望などのヒアリングを実施します。この結果を踏まえ、以後の授業や課題を見直す授業自体の形成的評価として活用します。)
【事前学習】「受動態」の練習問題を発音しながら回答できるようにしておくこと。 (30分時間)
【事後学習】文法・発音ともに間違えた箇所を重点的に,また能動文から受動文への書換えを復習しておくこと。 (30分時間)
8 再帰代名詞・再帰動詞,zu不定詞(再帰代名詞や再帰表現,また辞書の引き方についての解説する。zu不定詞の用法と注意点について解説する。),前期学修事項に準ずるため、解説後に教科書p.52の練習問題 大問1・2番を行う(各授業回毎の確認クイズで実施予定)。教科書練習問題大問3・4番について指示する。
【事前学習】教科書p.50〜51の「再帰代名詞・再帰動詞,zu不定詞」の課を音読し,教科書の解説を参考にp.52〜53の練習問題を解き、疑問点・不明点を明らかにしておくこと。 (30分時間)
【事後学習】再帰代名詞の3格・4格の格変化を覚えること。文法・発音ともに間違えた箇所を重点的に復習しておくこと。 (30分時間)
9 確認と練習:過去人称変化と受動態の小テスト
「再帰表現」と「zu不定詞」の練習問題の解答・解説等。
形容詞の格変化(形容詞の付加語的用法について、強変化、弱変化、混合変化について解説をする。)
【事前学習】過去人称変化と受動態を復習すること、 (30分時間)
【事後学習】再帰表現とzu不定詞について、間違えた箇所を重点的補に復習しておくこと。教科書p.54およびワークブック最後のp. 32の[足]「形容詞の格変化一覧」を音読し,疑問点や不明点を挙げておくこと。 (30分時間)
10 比較級・最上級の解説(原級から比較級・最上級の変化について,及び比較級・最上級の述語的・付加語的用法について解説する。)。
教科書練習問題p.56-56を行う。
【事前学習】前回の解説を参考に、p.56の形容詞の格変化の練習問題を解いてみること。教科書p.55教科書の解説を参考に、比較表現の練習問題を解いておくこと。 (30分時間)
【事後学習】文法・発音ともに間違えた箇所を重点的に復習しておくこと。形容詞の格変化について覚えておくこと。 (30分時間)
11 確認と練習:再帰表現とzu不定詞の小テスト
関係代名詞,命令形(関係代名詞,関係副詞の構文と用法,及び命令形について解説する。)
命令形は前期授業事項にも準ずるため、解説に続いて命令形の練習問題を行う(各授業回毎の確認クイズにおいて教科書p.61の練習問題大問の3番を実施する予定)。
関係代名詞・関係副詞に関する教科書練習問題 p.60〜61の大問1・2・4番について指示する。
【事前学習】再帰表現とzu不定詞について復習すること。形容詞の比較級・最上級の問題について発音も合わせて回答できるようにしておくこと。 (30分時間)
【事後学習】小テストにおいて間違えた箇所を重点的に復習しておくこと。教科書p.58〜59の「関係代名詞,命令形」の課を音読し,疑問点・不明点を挙げておくこと。(A-5) (30分時間)
12 確認と練習:関係代名詞・関係副詞の練習問題の解答・解説等。
形容詞の格変化と比較表現についての小テスト
【事前学習】教科書 p.60〜61の練習問題を解き,疑問点・不明点を明らかにしておくこと。関係代名詞・関係副詞の練習問題を発音しながら回答できるようにしておくこと。 (30分時間)
【事後学習】小テストにおいても関係代名詞等の練習問題においても間違えた箇所を重点的に復習しておくこと。 (30分時間)
13 命令形、関係代名詞の小テスト
接続法(接続法第Ⅰ式と接続法第Ⅱ式の2通りの形態について,また間接話法,非現実話法,婉曲表現などの接続法の用法について解説する。)(A-3)
接続法第Ⅰ式、第Ⅱ式の人称変化の練習を行う(各授業回毎の確認クイズにて実施の予定)。教科書練習問題について改めて指示をする。
【事前学習】命令形の復習をすること。教科書p.58の表の関係代名詞の格変化を覚えること。文法・発音ともに間違えた箇所を重点的に,また2つの文を関係代名詞を用いて1つの文章にする復習を行うこと。 (30分時間)
【事後学習】小テストで間違えた箇所を重点的に復習すること。 (30分時間)
14 接続法の練習問題の解答・解説。
【事前学習】教科書p.62〜p.63の「接続法」の課を音読し,疑問点・不明点を挙げておくこと。教科書p.64〜65の練習問題を解き,疑問点・不明点を明らかにしておくこと。 (30分時間)
【事後学習】解説を参考にして教科書練習問題を発音しながら回答できるようにしておくこと。 (30分時間)
15 接続法の小テストとまとめ(第1回から第13回目までの授業内容について,再確認したい箇所などの質疑応答を行う。(A-3)

これまでの学習事項で再確認や質問したい箇所を挙げておくこと。
。第1回〜第14回までの学習事項を復習しておくこと。
【事前学習】接続法についての復讐をしておくおこと。また第1回〜第14回までの学習事項で疑問点が残る部分などがあればそれをまとめておくこと。。 (30分時間)
【事後学習】学修した内容の整理・復習をする。特に間違えた箇所については重点的に復習すること。(A-8) (30分時間)
その他
教科書 櫻井麻美著 『しくみのわかるドイツ語初級文法』 三修社 2020年 第4版
参考書 在間進 『ドイツ語のスタートライン(Starting Lineー優しく詳しい解説・しっかり身につく文法・話したくなる表現ー』 三修社 2006年
在間進,亀ヶ谷昌秀 『新独検合格単語+熟語1800』 第三書房 2010年
推薦辞書は,根元道也他編 同学社『アポロン独和辞典』,在間進編 三修社『アクセス独和辞典』(後期授業初回に上記以外の参考書兼問題集や単語集についても案内し、また授業の際にも履修生からの相談・質問に応じて紹介・説明する機会を設けます。)
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:授業内テストは,課ごとに学修ポイントを押さにえているかどうかを見る小テストを実施し、一連の小テストによって全体として学期末の試験に代わるものとします。小テストも全て100点満点換算し(例えば20点満点の小テストの得点を100点満点換算するということ),その点数の平均点を評価対象とします。(50%)、授業参画度:授業参画度は,各授業回ごとの確認小テストの実施状況および点数と、課題として課した練習問題等の実施状況や,授業時もしくはそれ以外のメールや掲示板等を介した質疑応答などの学習態度・積極度によって評価します。(50%)
※積極的な授業参加は高く評価します。
※「出席」は対象外です。
オフィスアワー Blackboardを通じての質問は直接回答するか、授業日までの資料に解説を載せます。またメールでの質問も随時受け付けています。

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