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ドイツ語2 (他学科用)

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令和2年度入学者 ドイツ語2 (他学科用)
令和元年度以前入学者 ドイツ語基礎2
教員名 勅使川原聖子
単位数    1 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 外国語科目
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 主としてオンデマンド型授業(音声付きPowerPointスライド資料配信)で実施する。また履修生との相談の上で、受講生の通信環境などが可能な状態であり、必要であればZoom(もしくはGoogleシステムを援用)等を用いた同時双方向型の授業を併用し組み合わせる所存である。教科書の練習問題を行う上で必要な場合には課題学習(Braclboardを通じた学習資料配信)を取り入れる。
初回授業の注意事項に従って準備をしておくように。
履修する場合には、Blackboardのコース ID:20200876 ドイツ語2(勅使川原聖子・後・火1時限)に登録すること。
授業概要 ドイツ語を初めて学ぶ受講者を対象とし,ドイツ語の文法を基礎から学び,発音練習,聞き取り練習,読解練習,作文練習,基礎的な会話表現練習などの「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能の練習を積極的に行うことによって,基礎文法事項をより実践的に用いられるようにします。
授業のねらい・到達目標 ・ドイツ語の文字と発音の規則を理解し,単語や平易な文章を発音することができる。
・ドイツ語の簡単な文章を読み,書き,聞き,話すことができる。
・辞書の活用法を身につけ,文法法則をもとに,自ら調べ,実践的に用いることができる。
・後期学習事項は,ドイツ語技能検定の4級に相当し,そこで問われる問題に対応できる。
・ドイツ語圏での生活に密着した教材を使用し,ドイツ語圏の習慣,地域的・歴史的・文化的背景についても講義を行うことにより,ドイツ語圏及び異文化への理解を深め,またその多様性や差異を客観的に捉えることができる。
・現代社会におけるドイツ語圏文化,ヨーロッパ文化の役割を説明することができる(A-2-1)。
・物事を論理的に理解し説明することができる(A-3-1)。
この科目は文理学部(学⼠(⽂学))のディプロマポリシーのDP2,DP3及びCP2,CP3に対応しています。
授業の方法 演習方式。概ね2回の授業で1課を進む。ドイツ語を初めて学ぶ受講者を対象とした授業であるため,最初の授業時に文法等をこちらからPowerPoint(以下PTTと略す)の音声付きスライド資料(動画としてのmp4変換、スライド資料としてのptsx変換など)などを用いて解説し,練習問題は簡易なものは授業回毎の確認クイズにて実施する。その他は主に事後学習の宿題として課し,次の授業時に受講生に回答してもらって,答え合わせ行う形式をとる。(この場合、ガイダンス時のアンケート結果をもとに履修生の通信環境を鑑みて、課題として受講生に負担を均等に分担し、対面式の授業で当てて黒板に出てもらうようなイメージで、Blackboard(以下BBと略す)を通じて提出をしてもらい、その解説を次の授業時に充てるか、もしくは同時双方向的授業が可能な場合には次の授業時に受講生に回答してもらいその解説を行う形式のいずれかで実施するか、もしくは翌週にPTTでの練習問題の解説を行うなどの方法で、状況に合わせて対応する。)
またアクティブ・ラーニングの要素を取り入れ,授業内での発音練習,平易な聞き取り・表現・読解・会話練習を教科書を土台として行う。
文法事項等の説明は,主として音声付きPPTのスライドを用い、教科書の記載で補足が必要な場合にはPTT内での解説のほかに一覧として見渡せるようプリント資料に代えてPDF資料などもアップする。ドイツ語の音声にも慣れるよう,PTTに音声を入れる他、音声教材のストリーミングURLを共有し、練習を指示する。
授業回毎に、その授業回の学修事項と出欠(授業参画度)を確認するためのWeb上の確認小テストをBBで実施する。
定期試験などの形態はとらず、学習事項を無理なく確実に覚えていくために,学習項目ごとに(文法や語彙,表現)小テストを実施する予定である(BB内で実施する予定)。
尚,授業の質疑応答では,間違えることなどを恐れないで欲しい。もともと完璧にできるのであれば習う必要はないのであり,こちらからの解説を参考にしながら自身で対応する努力が重要である。
辞書必携。
履修条件 ドイツ文学科の学生は除く。ドイツ語基礎1・2をあわせて履修することが望ましい。また文法科目を並行して履修することが望ましい。
授業計画
1 ガイダンス(接続テスト)(オンデマンド授業):BB上のPPTの視聴において音声等が聞こえるかの確認を行う、履修希望者の受講状態のアンケート実施、履修上の注意点の解説(BlackboardのIDやBBへの登録のアナウンス)、授業のねらい・到達目標及び授業の方法や成績評価方法の説明を行う。またその上で、履修生の受講状況についてのアンケートに回答してもらう。またZoomの接続テストも同時間中に行う場合には、先にBBにおけるPPTの視聴テストを行い、タイムテーブルを組んで、タイムテーブルとミーティングID・パスコードをBBの「連絡事項」と掲示板に記載しておく。
【事前学習】後期のシラバスを読んでおくこと。自身の通信状況を把握し説明できるようにしておくこと(PCかそれ以外かなどの自身の使用デバイスについて、および通信料について制限なしか従量制かについて、また自身の発言を拾う内臓マイクなどの有無等について、また前期中にZoom等を用いた同時双方向授業での演習の経験の有無について)。前期学修事項を振り返り得意なものと苦手なものの文法項目を明らかにしておくこと。 (30分時間)
【事後学習】ガイダンス時の接続テストの結果をアンケートにて回答してもらう。また、前期の学修事項の中で自身のウィークポイントをもう一度復習しておくこと。 (30分時間)
2 Lektion 5 応用 「病院で」ダイアローグの文例をもとに、病院での医師とのやり取りや、具合の悪い箇所の表現の仕方などの表現の語彙やフレーズを学び、書き、聞き、話す練習をする。(A-3)
年号の読み方、曜日・月の名前の発音、綴りを学修する。
【事前学習】前期学修事項の復習を兼ねて教科書p.32のダイアローグを音読し,p.333の文法説明を通読して,発音や文法事項の疑問点・不明な点を挙げておくこと。 p.36のAuf Deutsch bitte!「ドイツ語で言いましょう!:応用問題」をダイアローグを参考に自身で解いてみること。 (30分時間)
【事後学習】ダイアローグの発音の反復練習をすること。L. 5の学修事項を覚えること。(A-5) (30分時間)
3 Lektion6 不定冠詞類(所有冠詞と否定冠詞),定冠詞類の格変化や用法について解説する。四季を表す語彙や人物を紹介したり、物のことを教えたりする際の表現について学習する。
また「健太がマリーアを訪問する」のダイアローグの語彙や細かな文法事項について註や訳文の補足説明を行う。
【事前学習】教科書p.38のダイアローグを音読し,p.39の文法説明を通読して,発音や文法事項の疑問点・不明な点を挙げておくこと。 (30分時間)
【事後学習】付属音声を聞きながら,学習事項を声に出して反復練習をすること。冠詞類の格変化について覚えること。冠詞類の格変化をもとにp.40-41のÜbungen「基本問題」を解いてみること。 (30分時間)
4 Lektion6 Übungen「基本練習」の問題の答え合わせ、および、Auf Deutsch bitte!「応用練習」を行う。「健太がマリーアを訪問する」 ダイアローグの文例をもとに,家族についての紹介や,人物について尋ねたり印象を述べる際の表現のフレーズを学び,書き,聞き、話す練習をする。(A-3)
【事前学習】教科書p.42の応用問題Auf Deutsch bitte!「ドイツ語でいいましょう」を,p.38のダイアローグを参考にして,書き,発音できるようにすること。 (30分時間)
【事後学習】付属音声を聴きながら、学修事項を反復練習すること。第6課で学んだ表現を覚えること。(A-5) (30分時間)
5 Lektion 6の小テスト実施。
Lektion7 前置詞(2格・3格・4格支配の前置詞の前置詞の用法について解説する。)、疑問代名詞werの格変化、決定疑問文(肯定・否定)の答え方について解説する。
【事前学習】L. 6の学修事項を復習しておくこと。教科書p.44のダイアローグを音読し,p.45の文法説明を通読して,発音や文法事項の疑問点・不明な点を挙げておくこと。 (30分時間)
【事後学習】L. 6の間違えた箇所を重点的に復習すること。 2格・3格・4格支配の前置詞を,格支配ごと覚えること。ダイアローグの発音の反復練習をすること。教科書46〜47のÜbungen「基礎練習」問題を解き,疑問点や不明な点を明らかにしておくこと。 (30分時間)
6 Lektion7 応用 「大学への途中で」 ダイアローグの語彙や細かな文法事項について註や訳文の補足説明を行う。
p. 46-47のÜbungen「基礎問題」を行い、また、ダイアローグの文例をもとに,大学に関わる日常的な行動表現したり尋ねたりするするフレーズを学び,書き,聞き、話す練習をする。
【事前学習】教科書p.48の応用問題 Auf Deutsch bitte!「ドイツ語でいいましょう」を,p.44のダイアローグを参考にして,書き,発音できるようにすること。 (30分時間)
【事後学習】付属音声を聞きながら学習事項を声に出して反復練習をすること。第7課で学んだ表現を覚えること。(A-5) (30分時間)
7 Lektion 7の小テスト実施。
Lektion8 前置詞(3・4格支配の前置詞の用法について解説する。)、前置詞と定冠詞の融合形について説明を行う。
および中間ヒアリングを行う(受講生の通信環境の変化の有無や、授業方法についての要望などのヒアリングを実施します。この結果を踏まえ、以後の授業や課題を見直す授業自体の形成的評価として活用します。)
【事前学習】L. 7の学修事項を復習しておくこと。教科書p.50のダイアローグを音読し,p.51の文法説明を通読して,発音や文法事項の疑問点・不明な点を挙げておくこと。 (30分時間)
【事後学習】L. 7のテストで間違えたところを重点的に復習しておくこと。3格・4格支配の前置詞を,格支配の違いを意識しながら覚えること。教科書52-53のÜbungen「基礎練習」問題を解き,疑問点や不明な点を明らかにしておくこと。 (30分時間)
8 Lektion8 応用 「通りで」 ダイアローグの語彙や細かな文法事項について註や訳文の補足説明を行う。
p. 52-53のÜbungen「基礎問題」を行い、また、ダイアローグの文例をもとに,道の尋ね方や答え方,郵便局でのやり取りなどの表現のフレーズを学び,書き,聞き、話す練習をする。
【事前学習】教科書p.54の応用問題「ドイツ語でいいましょう」を,p.50のダイアローグを参考にして,書き,発音できるようにすること。 (30分時間)
【事後学習】付属音声を聞きながら,学習事項を声に出して反復練習をすること。第8課で学んだ表現を覚えること。(A-5) (30分時間)
9 Lektion 8の小テスト実施。
Lektion9 助動詞の人称変化,助動詞を含む文(話法の助動詞,未来・推量の助動詞werdenの人称変化の注意点,助動詞構文の特徴と用法について解説する。)
【事前学習】教科書p.56のダイアローグを音読し,p.57の文法説明を通読して,発音や文法事項の疑問点・不明な点を挙げておくこと。 (30分時間)
【事後学習】話法の助動詞の主な意味と人称変化を覚えること。教科書p.58-59のÜbungen「基礎練習」問題を解き,疑問点や不明な点を明らかにしておくこと。 (30分時間)
10 Lektion9 応用 「案内所で」 ダイアローグの語彙や細かな文法事項について註や訳文の補足説明を行う。
p. 58-59のÜbungen「基礎問題」を行い、また、ダイアローグの文例をもとに,ツーリスト・インフォメーションでホテルを予約する際の表現や,値段の尋ね方・答え方などの表現のフレーズを学び,書き,聞き、話す練習をする。
【事前学習】教科書p.60の応用問題 Auf Deutsch bitte!「ドイツ語でいいましょう」を,p.56のダイアローグを参考にして,書き,発音できるようにすること。 (30分時間)
【事後学習】付属音声を聞きながら,学習事項を声に出して反復練習をすること。第9課で学んだ表現を覚えること。 (A-5) (30分時間)
11 Lektion 9の小テスト実施。
Lektion10 分離動詞(分離動詞の用法や構文と,辞書の引き方について解説する。)
【事前学習】教科書p.62のダイアローグを音読し,p.63の文法説明を通読して,発音や文法事項の疑問点・不明な点を挙げておくこと。 (30分時間)
【事後学習】教科書に出てきた分離動詞を覚えること。教科書64のÜbungen「基礎練習」問題を解き,疑問点や不明な点を明らかにしておくこと。 (30分時間)
12 Lektion10 応用 「ホテルで」ダイアローグの語彙や細かな文法事項について註や訳文の補足説明を行う。
p. 63のÜbungen「基礎問題」を行い、また、ダイアローグの文例をもとに,ホテルのレセブションでの近隣のエクスカーションの情報やバスなど交通機関のインフォメーションの尋ね方、またモーニング・コールの依頼や時刻の表現のフレーズを学び,書き,聞き、話す練習をする。
【事前学習】教科書p.67の応用問題「ドイツ語でいいましょう」を,p.62のダイアローグを参考にして,書き,発音できるようにすること。 (30分時間)
【事後学習】付属音声を聞きながら,学習事項を声に出して反復練習をすること。第10課で学んだ表現を覚えること。 (A-5) (30分時間)
13 Lektion 10の小テスト実施。
これまでの学修事項を復習を兼ねて、ドイツ語技能検定試験4級の過去問を解いてみる。
【事前学習】L. 10の学修事項を復習しておくこと。予め配布する独検4級の筆記問題の過去問を解き,疑問点や不明な点を明確にしておくこと。 (30分時間)
【事後学習】L. 10のテストにおいて間違えたろコロや、独検の問題で解けなかったり間違えた問題を重点的に復習し,覚えること。 (30分時間)
14 これまでの学修事項の復習を兼ねて独検4級の過去問の筆記問題を解く。可能であれば聞き取り問題も行い、その解説をする。
【事前学習】過去問の後半部を学習しておくこと。特に長文問題の語彙などでわからないものは調べておくこと。 (30分時間)
【事後学習】独検の問題で解けなかったり間違えた問題などの自身のウィークポイントを確認し、復習すること。新たに出てきた熟語等を重点的に覚えること。 (30分時間)
15 まとめ(第1回から第14回目までの授業内容について,再確認したい箇所などの質疑応答を行う。(A-3)
また時間的余裕がある場合には、独検4級の聞き取り問題の過去問を行い、その解説を行う。
【事前学習】第1回〜第14回までの学習事項を復習しておくこと。 (30分時間)
【事後学習】学修した内容の整理・復習をする。特に間違えた箇所については重点的に復習すること。(A-8) (30分時間)
その他
教科書 入谷幸恵他,金井英一,河野昭,小林俊明,小松はるの,佐原雅通,松本嘉久著 『新ドイツ語コミュニケーション 独検4球対応』 三修社 2018年 第13版
教科書は最新の改訂版が出ている場合には、そちらを使用します。
参考書 在間進 『ドイツ語のスタートライン(Starting Lineー優しく詳しい解説・しっかり身につく文法・話したくなる表現ー』 三修社 2006年
在間進,亀ヶ谷昌秀 『新独検合格単語+熟語1800』 第三書房 2010年
推薦辞書は,根元道也他編 同学社『アポロン独和辞典』,在間進編 三修社『アクセス独和辞典』(後期授業初回に上記以外の参考書兼問題集や単語集についても案内し、また授業の際にも履修生からの相談・質問に応じて紹介・説明する機会を設けます。)
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:授業内テストは,課ごとに学修ポイントを押さにえているかどうかを見る小テストを実施し、一連の小テストによって全体として学期末の試験に代わるものとします。小テストも全て100点満点換算し(例えば20点満点の小テストの得点を100点満点換算するということ),その点数の平均点を評価対象とします。(50%)、授業参画度:授業参画度は,各授業回ごとの確認小テストの実施状況および点数と、課題として課した練習問題等の実施状況や,授業時もしくはそれ以外のメールや掲示板等を介した質疑応答などの学習態度・積極度によって評価します。(50%)
※積極的な授業参加は高く評価します。
※「出席」は対象外です。
オフィスアワー Blackboardを通じての質問は直接回答するか、授業日までの資料に解説を載せます。またメールでの質問も随時受け付けています。

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