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フランス語7

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令和元年度以前入学者 フランス語7
教員名 椎名正博
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 外国語科目
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 同時双方向型の遠隔授業(12回)と課題研究(3回)を組み合わせる。遠隔授業では主にZoomを使い、Blackboardでは教材の提示を行って、テストなども実施する。課題研究については、遠隔授業の4回ごとに課題を一つ提示するので、指示に従って作成し提出すること。教科書のテクストを用い、毎回和訳文を提出してもらった上で模範訳を示すことにより、学修を進める。課題研究でまとめを行う。
授業概要 1年次後半の学習内容をなぞりながら、基礎フランス語の力を確かめ、文学的なテクストを題材にしてフランス語を読む力を養う。
授業のねらい・到達目標 1年次で学習した初級文法の内容を復習しながら、やや文学的なテクストを取り上げて語彙や表現を増やしフランス語の読解力を養う

この科目は文理学部のディプロマポリシーDP2,DP4,DP5及びカリキュラムポリシーCP5,CP8に対応しています(A-5-2)(A-6-2)
授業の方法 年度は、5月11日から8月1日までの授業実施日(初回は5月17日、最終回は8月1日までの全12回)にZoomを使って教室と同様の環境を作り、同時双方向型の授業を実施する。必要に応じ、Blackboardを利用して教材や課題のの提示を行う。同時にBlackboardを通して毎回テクストの和訳文を提出してもらう。提出された訳文については課題研究のところで添削、講評を行う。
履修条件 基本的には「フランス語1〜4」の修了者とするが、これと同等のフランス語能力を身につけていれば履修を許可する。
授業計画
1 ガイダンス 初級フランス語の学習内容を再確認し、各自現在のフランス語能力を確認するための方法を指導する。受講生はZoomのアカウント、パスワードを準備して開講時間までに接続を済ませておくこと。(同時双方型授業)
【事前学習】1年生の初級文法の教科書を取り出して読んでおくこと。特に読みに自信のない人は綴り字と発音の項目を繰り返し練習すること(A-8-1) (1時間)
【事後学習】初級教科書の各課について、声を出して読んでみる。音声教材があればそれを聴いて正しく読めているか、確かめる(A-8-1) (1時間)
2 第1課 Roger Grenier のLéonore 教室では複数の学生に音読してもらう。パラグラフに分けて意味を取っていくが、予習でわからなかったところについては、わかるまで質問すること (A-6-2)(同時双方型授業)
【事前学習】第1課を音読し、辞書を引いて語彙を確認しておく。作者グルニエについて調べておく(A-2) (1時間)
【事後学習】ノートの左側に原文、右側に試訳を書いて両者を対照してみる(A-8-1) (1時間)
3 第2課 Nathalie SarrauteのPour un oui ou pour un non 戯曲の中で二人の登場人物が交わす会話であることを知った上で、双方の心理をきちんと読み取れるように(A-2-2)(同時双方型授業)
【事前学習】第2課を音読し、辞書を引く。作者サロートについて調べておく (1時間)
【事後学習】ノートの左側に原文、右側に試訳を書いて両者を対照してみる(A-8-1) (2時間)
4 第3課 Antoine LeirisのVous n'aurez pas ma haine テロ事件を題材に書かれたジャーナリストの記事を読んで、その訴えに耳を傾け、言論の力について考える((A-2-2)(同時双方型授業)
【事前学習】第3課を音読し、辞書を引く。作者レリスについて調べておく (1時間)
【事後学習】ノートの左側に原文、右側に試訳を書いて両者を対照してみる(A-8-1) (1時間)
5 第4課 Eric=Emmanuel SchmittのL'Enfant de Noé 宗教が人間、とりわけ青少年にとってどんな意味を持つのか、シュミットに倣って考えてみよう(A-2-2)(同時双方型授業)
【事前学習】第4課を音読し、辞書を引く。作者シュミットについて調べておく (1時間)
【事後学習】ノートの左側に原文、右側に試訳を書いて両者を対照してみる(A-8-1) (1時間)
6 第5課 Jacques PrévertのFamiliale 著名な詩人プレヴェールの詩を読む。語彙的に、文法的に難しいところはほとんどないので、意味を取ることは容易だが、そのメッセージの深みに降りていこう (A-2-2)(同時双方型授業)
【事前学習】第5課を音読し、辞書を引く。詩人プレヴェールについて調べておく (1時間)
【事後学習】ノートの左側に原文、右側に試訳を書いて両者を対照してみる(A-8-1) (1時間)
7 第6課 Jules Supervielle のLe Voleur d'enfants 自身も故郷喪失者であったシュペルヴィエルが描く「人さらい」の姿に注目して、作者が登場人物に注ぐまなざしを感じ取ろう(A-2-3)(同時双方型授業)
【事前学習】第6課を音読し、辞書を引く。作者シュペルヴィエルについて調べておく (1時間)
【事後学習】ノートの左側に原文、右側に試訳を書いて両者を対照してみる(A-8-1) (1時間)
8 第1課から第6課までのまとめ。問題点をあげて検討しながら、質問にも答える。(同時双方型授業)
【事前学習】これまでの学習内容を振り返っておく (1時間)
【事後学習】授業でわかったことを整理しておく (1時間)
9 第7課 Patrick ModianoのUn Pedigree ノーベル文学賞受賞作家モディアノの自伝小説の一部を読む。少年時代の自画像がどう描かれているか、考えてみよう(A-1-1)(同時双方型授業)
【事前学習】第7課を音読し、辞書を引く。作者モディアノについて調べておく (1時間)
【事後学習】ノートの左側に原文、右側に試訳を書いて両者を対照してみる(A-8-1) (1時間)
10 第8課 François de La RochefoucauldのMaximes 17世紀の文筆家ロシュフーコーの作品、『箴言』を現代人としての感覚で読んでみよう。有名な作品だが400年近く前の人間観察が現代でも通用するだろうか(A-1-1)(同時双方型授業)
【事前学習】第8課を音読し、辞書を引く。作者ロシュフーコーについて調べておく (1時間)
【事後学習】ノートの左側に原文、右側に試訳を書いて両者を対照してみる(A-8-1) (1時間)
11 第9課 Jules Supervielle のDocilité ウルグアイ出身の詩人シュペルヴィエルが書いた現代の寓話詩ともいえる作品を読む。独特のやさしさ、素朴さに注目 (A-5-2)(同時双方型授業)
【事前学習】第第9課を音読し、辞書を引く。作者は既出のシュペルヴィエルなので以前のノートを出して見ておく(A-8-1) (1時間)
【事後学習】ノートの左側に原文、右側に試訳を書いて両者を対照してみる(A-8-1) (1時間)
12 第10課 Hubert MingarelliのLa dernière neige 現代作家マンガレリの作品から。父と子の関係を読み解いてみよう(A-1-2)(同時双方型授業)
【事前学習】第10課を音読し、辞書を引く。作者マンガレリについて調べておく (1時間)
【事後学習】ノートの左側に原文、右側に試訳を書いて両者を対照してみる(A-8-1) (1時間)
13 課題研究(1)これまでの提出和訳について、いくつかを添削、講評する。できるだけ具体的な指導を心がけるので、参考にして欲しい。
【事前学習】これまでに提出した訳文をもう一度見直してみる (1時間)
【事後学習】自分の訳文を修正してみる (1時間)
14 課題研究(2)学期末試験として、Blackboardから和訳問題を出題する。答案を3日以内に提出すること
【事前学習】総復習をしてみる(A-8-1) (2時間)
【事後学習】試験問題について、解答を確認する(A-8-1) (1時間)
15 課題研究(3)試験問題について解説、解答することにより、学生へのフィードバックをおこなう(A-8-2)
【事前学習】自分で模範解答を作ってみる (1時間)
【事後学習】自分の訳文と模範訳を比較検討し、学習上の問題点の把握に努める(A-8-1) (1時間)
その他
教科書 杉本圭子、福田桃子、岡部杏子 『ことばの色 —中級からのフランス文学読本—』 朝日出版社 2020年 第1版
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:課題研究内で提出された訳文を評価する(70%)、授業参画度:Zoom授業の視聴状況から判定する(30%)
今年度は遠隔授業の形態をとるが、授業を受ける態度として「そこにいるだけ」ではだめ。総合的に見たコミュニケーション活動としてのフランス語学習を評価する。授業参画度については、オンデマンド教材の視聴状況が評価の根拠となる。
オフィスアワー ウィルス問題が終熄した後、可能なら設定するが、それまでは質問等はBlackboardをとおして受け付ける。

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