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令和元年度以前入学者 | データベース構築2 | ||||
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教員名 | 谷口郁生 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コンピュータ科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | オンデマンド型の遠隔授業として、PowerPointあるいはPDFファイルに音声をオーサリングした講義資料配信にて実施。 Blackboard ID: 20201177 |
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授業概要 | AI、ビッグデータ、そしてIoTなど、私たちは最新の情報技術によって様々なサービスを享受しています。今や情報技術なくして日常生活は成り立ちません。その一方で情報技術を悪用して不正アクセスやシステムへの攻撃、そして個人情報や機密情報が漏洩するなど、サイバー犯罪の事案も後を絶ちません。様々な情報システムの基盤を支えるデータベースシステムは、表向き目に見える形でそのサービスが提供されているわけではありませんが、私たちの社会に果たす役割とその結果として及ぼす影響としては、重要且つ甚大なものがあると言えます。従って、この授業では、情報セキュリティの根幹を為すデータベースに関する基礎知識を修得することを目的とし、講義を通じてデータベースに馴れ親しみ、最終的にはOracle Databaseによる具体的なデータベースの構築と管理・運用が出来る技能を身に着けることを目指します。 |
授業のねらい・到達目標 | 【授業のねらい】「データベース構築1」で修得した知識・技術を元に,小規模なデータベースを構築し,運用・管理する知識の修得。 【到達目標】DBA(データベース管理者)養成を最終目標とし,具体的にはORACLE MASTER Bronze DBA11g以降の資格試験に合格するだけの知識を修得することを目指す。 この科目は文理学部のディプロマポリシーDP3,DP4,DP5及びカリキュラムポリシーCP1,CP7に対応しています。 |
授業の方法 | コンピュータを利用した講義を中心とする。 なお,学内共通LMS(学習管理システム)の Blackboardを利用する。 授業実施日に、Blackboardを通じてオンデマンド教材を配信する 受講生はその教材を視聴し、各自学修する。 また、各回で指定した課題を解き、期日(特に指定がない場合は翌週の講義まで)に所定の方法で提出すること。そして課題の解答例は翌週以降順次提供するので、再度確認し、復習すること。 オンデマンド教材や課題等について質問や不明な点等がある場合は、Blackboardの掲示板機能を通じて「質問」あるいは他の履修者も含めて「議論」する場を提供する。 第1回目では,授業計画,授業方法,評価方法等についてガイダンスを行う。 第2回目以降は,データベースを操作するための言語であるSQLについて,実際にデータベースにアクセスして講義を通じて学ぶ。 尚,講義で使用するデータベースは,Windows OS環境でOracle Database 11g R2とする。またSQL実行環境としてはSQL*PlusとSQL Developerを使用する。 学期末試験については、Blackboardのテスト機能を利用してオンライン試験を行う。 |
履修条件 | データベース構築1(データベース構築演習1)を履修済み,あるいはSQLについてそれと同等の知識を有すること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する):この授業の内容や,授業の進め方,そして評価方法等についての説明 【事前学習】データベース構築1の授業資料(オンデマンドコンテンツ)を確認しておくこと (2時間) 【事後学習】Blackboardに掲示した資料を確認すること (2時間) |
2 |
データベースの基本概念 -データベース・オブジェクト,スキーマ,そしてデータ・ディクショナリについて 【事前学習】配信したオンデマンドコンテンツの「はじめに」と「1.Oracleデータベース管理の概要」を再度確認しておくこと (2時間) 【事後学習】授業中に配布したアカウントで仮想実習環境にログインできることを確認しておくこと (2時間) |
3 |
データベース実行環境の設定 -OSの環境設定,データベースのインストールとアンインストール 【事前学習】配信したオンデマンドコンテンツの「Oracleソフトウェアのインストールおよびデータベースの作成」を再度確認しておくこと (2時間) 【事後学習】授業中に指示した演習内容を仮想実習環境に適用しておくこと (2時間) |
4 |
Oracleデータベースのアーキテクチャ--(1) -インスタンスとデータ記憶域,制御ファイル,そしてREDOログ・ファイルについて 【事前学習】配信したオンデマンドコンテンツの「Oracleインスタンスの管理」を再度確認しておくこと (2時間) 【事後学習】授業中に指示した演習内容を仮想実習環境に適用しておくこと (2時間) |
5 |
Oracleデータベースのアーキテクチャ--(2) -表領域とデータ・ファイル(セグメント・エクステント・ブロック),初期化パラメータ・ファイルについて 【事前学習】配信したオンデマンドコンテンツの「データベース記憶域構造の管理」を再度確認しておくこと (2時間) 【事後学習】授業中に指示した演習内容を仮想実習環境に適用しておくこと (2時間) |
6 |
データベースの管理 -Oracle Enterprise Managerを使ったデータベースの管理 -データベースの起動と停止 -ユーザー登録とセキュリティ -権限の付与と取消(システム権限とオブジェクト権限),そしてロールについて 【事前学習】配信したオンデマンドコンテンツの「ユーザーおよびセキュリティの管理」を再度確認しておくことと (2時間) 【事後学習】授業中に指示した演習内容を仮想実習環境に適用しておくこと (2時間) |
7 |
データベース・オブジェクトの作成と管理--(1) -表領域の作成と管理 -表の作成,変更,削除(含テーブル制約,列制約指定方法) 【事前学習】配信したオンデマンドコンテンツの「スキーマ・オブジェクトの管理」を再度確認しておくことと (2時間) 【事後学習】授業中に指示した演習内容を仮想実習環境に適用しておくこと (2時間) |
8 |
データベース・オブジェクトの作成と管理--(2) -その他のデータベース・オブジェクト(ビュー,索引,シノニム,順序)の作成と使用について 【事前学習】配信したオンデマンドコンテンツの「その他のスキーマ・オブジェクトの管理」を再度確認しておくこと (2時間) 【事後学習】授業中に指示した演習内容を仮想実習環境に適用しておくこと (2時間) |
9 |
データの管理 -SQL*Loaderを使用したデータのロード -Data Pumpを使用したデータのインポート・エクスポート 【事前学習】配信したオンデマンドコンテンツの「データの移動」を再度確認しておくこと (2時間) 【事後学習】授業中に指示した演習内容を仮想実習環境に適用しておくこと (2時間) |
10 |
バックアップとリカバリの概要 -データベースにおける障害の分類 -インスタンス障害とメディア障害そしてそのリカバリについて -ARCHIVELOGモード 【事前学習】配信したオンデマンドコンテンツの「バックアップおよびリカバリの概念」を再度確認しておくこと (2時間) 【事後学習】授業中に指示した演習内容を仮想実習環境に適用しておくこと (2時間) |
11 |
データベースのバックアップ -バックアップの概念とRecovery Manager(RMAN) -バックアップの設定とスケジュール,そして管理について 【事前学習】配信したオンデマンドコンテンツの「データベースのバックアップの実行」を再度確認しておくこと (2時間) 【事後学習】授業中に指示した演習内容を仮想実習環境に適用しておくこと (2時間) |
12 |
データベースのリカバリ -NOARCHIVELOGモードでのデータベースのリカバリ -ARCHIVELOGモードでのデータベースのリカバリ 【事前学習】配信したオンデマンドコンテンツの「データベースのリカバリの実行」を再度確認しておくこと (2時間) 【事後学習】授業中に指示した演習内容を仮想実習環境に適用しておくこと (2時間) |
13 |
パフォーマンスの監視とメンテナンス -動的パフォーマンス・ビュー,オプティマイザ統計の利用 -自動ワークロード・リポジトリと診断用アドバイザ -ADDM 【事前学習】配信したオンデマンドコンテンツの「データベースのメンテナンス」を再度確認しておくこと (2時間) 【事後学習】授業中に指示した演習内容を仮想実習環境に適用しておくこと (2時間) |
14 |
シナリオに基くデータベースの構築--(1) 【事前学習】配信したオンデマンドコンテンツの各章の演習課題を確認しておくこと (2時間) 【事後学習】オンライン試験結果を見直して,必要に応じて再受験しておくこと (2時間) |
15 |
シナリオに基くデータベースの構築--(2) -まとめと解説 【事前学習】前回の授業で利用したシナリオの演習手順を確認しておくこと (2時間) 【事後学習】実技試験結果を確認して,不明な点等については問い合わせること (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用せず |
参考書 | ・データベース・ソフトウェアも含め,日本オラクル社のOracle Academy提供の教材を無償配付する ・e-Learningにて適宜データベースの管理・運用に関する練習問題を提供する |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(50%)、授業参画度(50%) 授業内テスト,授業参画度等による総合的評価とする。授業内テストは,中間試験,期末試験,小テスト,オンライン試験及び実技試験等を合わせて評価する。 授業参画度は,Blackboardのオンデマンド教材の視聴状況と課題の提出状況等で評価する。 |
オフィスアワー | 授業中に連絡する |
備考 | e-mailは授業中に連絡する |