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国語科教育法Ⅰ

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令和元年度以前入学者 国語科教育法Ⅰ
教員名 梶川信行
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 オンデマンド型12回と課題研究3回。まずは、Blackboardに登録すること。
授業概要 新学習指導要領の導入に向けて、これからの国語教育を考える。
平成29年3月、小中学校の新しい学習指導要領が告示されたが、30年3月には高等学校の新学習指導要領が告示された。知識重視型の教育から、思考力、判断力、表現力の育成が重視されることになった。学校教育は大きく変わって行かざるを得ない。そうした中で、国語の授業はどうあるべきか。この授業では、これからの国語教育に求められるさまざまな課題を考えて行くことを目的とする。また、それに関する論作文を書くことを通して、教員を目指す学生たちの表現力と判断力を養うことにも取り組もうと思う。
教科書編集の経験も踏まえて、教科書の成り立ちなどについても講義する。
授業のねらい・到達目標 新しい学習指導要領では、思考力・判断力・表現力の育成が重視されることになる。そうした教育現場に対応できる教員を養成することを目的として、この授業でも主体的に考えることを重視する。これからの国語教育に求められるさまざまな課題に対応できるようになるために、毎回文章を書くことを通して、表現力と判断力を養う。
授業の方法 1回目から12回目までは、国語教育に関するさまざまなテーマについて講義を行なう(今回は、その代わりに教材を熟読する)。その上で、与えられたテーマに関する論作文を書く。課題研究の3回分としては、授業案の作成、定期試験問題の作成、図書紹介文の作成をあてる。
なお、Blackboardkの「教材」欄に「国語科教育法ガイダンス資料2020(遠隔授業用)」を載せておくので、受講を希望する者は、必ずそれを熟読しておくこと。
毎回書く論作文の講評は、blackboardにも載せておくので、繰り返し熟読すること。
履修条件 国文学科の学生とそれ以外の学科の学生とに分け、授業時間の指定を行う。詳細は時間割を確認の上、受講すること。原則として、指定以外の時間は受講不可とする。
国文学科以外の学科の学生はこの授業を履修できないので、もう一方の国語科教育法1を履修すること。
授業計画
1 ガイダンス まずはBlackboardに登録し、「連絡事項」と「ガイダンス資料」を確認すること。
新しい学習指導要領を考える(課題とそれに関する論作文)  (オンデマンド型)
【事前学習】新しい学習指導要領を読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】配布したガイダンス用のプリントを熟読し、理解を深めておく。 (2時間)
2 国際化社会における「国語」を考える(課題とそれに関する論作文)  (オンデマンド型)
【事前学習】日本の学校に在籍する外国人の実態について情報を集めておく。 (2時間)
【事後学習】配布した「課題作文の講評(第一回)」を熟読し、理解を深める。 (2時間)
3 「国語」の学力とは何かについて考える(課題とそれに関する論作文)  (オンデマンド型)
【事前学習】中学・高校の国語でどのような評価を受けたかを振り返りつつ、その問題点などを整理しておく。 (2時間)
【事後学習】配布した「課題作文の講評(第二回)」を熟読し、理解を深める。 (2時間)
4 教科書はどのように作られるか、それをいかに使うかを考える(課題とそれに関する論作文)  (オンデマンド型)
【事前学習】中学・高校で使用した教科書を見直しておくこと。 (2時間)
【事後学習】配布した「課題作文の講評(第三回)」を熟読し、理解を深める。 (2時間)
5 これからの古典教育について考える(課題とそれに関する論作文)  (オンデマンド型)
【事前学習】中学・高校で受けた古典教育について、よかった点、悪かった点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】配布した「課題作文の講評(第四回)」を熟読し、理解を深める。 (2時間)
6 「国語」の評価について考える(課題とそれに関する論作文)  (オンデマンド型)
【事前学習】中学・高校で受けた「国語」の評価について、問題点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】配布した「課題作文の講評(第五回)」を熟読し、理解を深める。 (2時間)
7 定期試験を考える1(課題とそれに関する論作文)  (オンデマンド型)
【事前学習】中学・高校で、どのような論理的文章の学習をしたか、整理しておく。 (2時間)
【事後学習】配布した「課題作文の講評(第六回)」を熟読し、理解を深める。 (2時間)
8 定期試験を考える2(課題とそれに関する論作文)  (オンデマンド型)
【事前学習】中学・高校でどのような日本語分野の教材を学習したか、整理しておく。 (2時間)
【事後学習】配布した「課題作文の講評(第七回)」を熟読し、理解を深める。 (2時間)
9 定期試験を考える3(課題とそれに関する論作文)  (オンデマンド型)
【事前学習】中学・高校の古典教材について、気になった点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】配布した「課題作文の講評(第八回)」を熟読し、理解を深める。 (2時間)
10 授業案を作成する1(課題とそれに関する論作文)  (オンデマンド型)
【事前学習】Blackboardに掲載された授業案を熟読しておくこと。 (2時間)
【事後学習】Blackboardに載せた「課題作文の講評(第九回)」を熟読する。 (2時間)
11 授業案を作成する2(課題とそれに関する論作文)  (オンデマンド型)
【事前学習】Blackboardに掲載された授業案を熟読しておくこと。 (2時間)
【事後学習】Blackboardに載せた「課題作文の講評(第十回)」を熟読する。 (2時間)
12 まとめと振り返り(課題とそれに関する論作文)  (オンデマンド型)
【事前学習】これまでに掲載された「講評」すべてを見直しておくこと。 (2時間)
【事後学習】Blackboardに載せた「課題作文の講評(第十一回)」を熟読する。 (2時間)
13 課題研究1 授業案の作成
【事前学習】ネット上にある授業案を検索し、取り入れるべき点を整理する。 (2時間)
【事後学習】Blackboardに載せた「振り返りに関する講評」を熟読する。 (2時間)
14 課題研究2 定期試験問題の作成
【事前学習】ネット上にある定期試験問題を検索し、その長所と短所を考える。 (2時間)
【事後学習】Blackboardに載せた「授業案の講評」を熟読する。 (2時間)
15 課題研究3 図書紹介文の作成
【事前学習】ネット上にある書評等を探し、参考になることを整理しておく。 (2時間)
【事後学習】大量に配布したプリントをファイルして保存する。 (2時間)
その他
教科書 教科書は使用しない。毎回プリントを配布する。
参考書 文部科学省のホームページから中学校・高等学校の国語の学習指導要領をダウンロードし、それをプリントして、毎時間必ず持参すること。
課題の論作文は、学習指導要領の趣旨を逸脱しない形で書くことが原則なので、それを用意せず受講することは認めない。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:論作文(50%)、定期試験問題・授業案・図書紹介文(50%)
オフィスアワー 月・木・金の授業のない時間。メールで相談に応ずる。

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