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国語科教育法Ⅲ

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令和元年度以前入学者 国語科教育法Ⅲ
教員名 林教子
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 主として同時双方向型(Zoomによるライブ中継)で行うが、課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信・課題提出)も併用する。Zoomによる同時双方向型13回と、課題研究2回を予定している。
毎時間の学習資料配信と課題提出もBlackboardを通じて行うので、まずはBlackboardに登録すること。
第1回授業のガイダンス資料は、授業日の3日前までにBlackboardの「教材」項目に配信しておくので必ず確認しておくこと。

BlackboardID:20203891
授業概要 学習指導要領に準拠した単元指導計画の作成を通じて、国語科教員として必要な学力を養成する。
平成29年度に小中学校、平成30年度には高等学校の学習指導要領が告示されたことを踏まえ、これからの国語教育に求められる課題に取り組むことを目標とする。前半は、学習指導要領に準拠した単元の学習指導計画作成を通じて、国語科教員として必要な学力を養成する。後半は、指導実践例を検討しながら学生自らが模擬授業を行う。
授業のねらい・到達目標 新しい学習指導要領で重視している「言語活動」を取り入れた国語科の授業実践例を通して、教員として必要な「指導計画の作成」と「指導と評価の一体化」を理解することをねらいとする。これらに基づいて「学習指導案」(以後、「指導案」とする)を作成・実践できることが到達目標である。(実践は、オンラインによる模擬授業を行う予定。授業内で指示していく。)
授業の方法 1)1回目から12回目はZoomを用いて、新しい学習指導要領の概説、言語活動を取り入れた授業実践の検討および模擬授業の実践を行う。
 ・この間、必要な学習資料の配信や各授業の課題(宿題)提出はBlackboardを使用する。(各授業の課題(宿題)提出期限は、原則として翌週の授業日までとする。)
 ・毎時間、講義と各自の学習活動、グループワークや全体の共同学習を組み合わせて行う。
 ・模擬授業の「指導案」作成や実践方法の検討は、教材別のグループワークを取り入れる。
2)課題研究の2回分は、「模擬授業振り返り」と「指導案の作成」および「図書紹介の作成」にあてる。
また、Blackboadの「掲示板」を通して「質疑応答」や「学生間の意見交換」の機会を提供する。
履修条件 国文学科の学生とそれ以外の学科の学生とに分け、授業時間の指定を行う。詳細は時間割で確認の上、受講すること。原則として指定以外の時間は、受講不可とする。
国文学科以外の学科の学生はこの講義を履修できないので、もう一方の国語科教育法Ⅲを履修すること。
授業計画
1 ガイダンス―Zoom接続テスト。シラバスの説明
新しい学習指導要領と国語教育の現代的課題(同時双方向型)
【事前学習】Blackboardに配信した学習資料とシラバスを確認する。「高等学校学習指導要領解説 国語編」の総説を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】第1回課題(宿題):「総説第1節から第3節」に関する一問一答に解答し、翌週の授業日までに提出する。 (2時間)
2 「アクティブ・ラーニング」の視点と「言語活動」(同時双方向型)
【事前学習】Blackboardに配信した資料と、「高等学校学習指導要領国語編」の「総説 第4節から第5節」を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】第2回課題(宿題):「総説第4節から第5節」に関する問題を5問作成し、模範解答を付けて翌週の授業日までに提出する。 (2時間)
3 授業実践例の体験①「現代の国語」(「書く」)の事例研究(同時双方向型)
グループによる指導案の作成1-単元の目標と評価規準
【事前学習】配信された学習資料と、「高等学校学習指導要領国語編」の「第2章 第1節から第2節」を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】第3回課題(宿題):「読書は必要か」に対する意見を、翌週の授業日までにBlackboardの「掲示板」に投稿する。 (2時間)
4 授業実践例の体験②「現代の国語」(文学的教材)の事例研究(同時双方向型)
グループによる指導案の作成2-単元の主たる言語活動
【事前学習】Blackboardに配信した「文学的教材」を読み、課題に解答する。 (2時間)
【事後学習】第4回課題(宿題):「文学的教材」の「単元の目標」と「評価規準」および「言語活動例」を設定し、翌週の授業日までに提出する。 (2時間)
5 授業実践例の体験③「現代の国語」(論理的教材)の事例研究(同時双方向型)
グループによる指導案の作成3-学習の指導計画
【事前学習】Blackboardに配信した「論理的教材」を読み、語句の意味調べと内容の要約をする。 (2時間)
【事後学習】第4回課題(宿題):「論理的」の「学習の指導計画」を作成し、翌週の授業日までに提出する。 (2時間)
6 授業実践例の体験④「言語文化」(古文)の事例研究(同時双方向型)
グループによる指導案の作成4-教材研究と授業準備
【事前学習】Blackboardに配信した「古文教材」を読み、語句と内容を確認し、「言語活動例」を設定する。 (2時間)
【事後学習】第5回課題(宿題):「古文教材」の「言語活動例」と「学習の指導計画」を作成し、翌週の授業日までに提出する。 (2時間)
7 授業実践例の体験⑤「言語文化」(漢文)の事例研究(同時双方向型)
グループによる指導案の作成5-科目超越的な教材研究
【事前学習】Blackboardに配信した「漢文教材」を読み、語句と内容を確認し、「単元の目標」と「評価規準]を設定する。 (2時間)
【事後学習】第7回課題(宿題):自分が模擬授業を行いたい教材と選択理由、および実践例体験の振り返りを翌週の授業日までにBlackboardの「掲示板」に投稿する。 (2時間)
8 模擬授業の準備①「模擬授業」の構想(15分で行うための計画を練る)(同時双方向型)
グループによる概要作成と役割分担
【事前学習】自分の選択した教材について「模擬授業の構想」をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】第8回課題(宿題):「模擬授業の計画と進捗状況」をまとめ、翌週の授業日までBlackboardの「掲示板」に投稿する。 (2時間)
9 模擬授業の準備②「模擬授業」のリハーサル(同時双方向型)
グループによる「模擬授業」の準備(15分の使い方の検討とリハーサル)
【事前学習】「模擬授業」の「指導案」を準備する。 (2時間)
【事後学習】「模擬授業」概要をまとめ、翌週の授業日までにBlackboardの「掲示板」に投稿する。 (2時間)
10 模擬授業実践①「論理的教材」グループ:発表と研究協議(同時双方向型)
他のグループは「評価シート」の作成
【事前学習】「論理的教材」の確認、担当グループは発表準備。 (2時間)
【事後学習】「論理的教材」の「模擬授業評価シート」をまとめて、翌週の授業日までに提出する。 (2時間)
11 模擬授業実践②「文学的教材」グループ:発表と研究協議(同時双方向型)
他のグループは「評価シート」の作成
【事前学習】「文学的教材」の確認、担当グループは発表準備。 (2時間)
【事後学習】「文学的教材」の「模擬授業評価シート」をまとめて、翌週の授業日までに提出する。 (2時間)
12 模擬授業実践③「古文教材」グループ:発表と研究協議(同時双方向型)
他のグループは「評価シート」の作成
【事前学習】「古文教材」の確認、担当グループは発表準備。 (2時間)
【事後学習】「古文教材」の「模擬授業評価シート」をシートをまとめて、翌週の授業日までに提出する。 (2時間)
13 模擬授業実践④「漢文教材」グループ:発表と研究協議(同時双方向型)
他のグループは「評価シート」の作成
【事前学習】「漢文教材」の確認、担当グループは発表準備。 (2時間)
【事後学習】「漢文教材」の「模擬授業評価シート」をまとめて、翌週の授業日までに提出する。 (2時間)
14 「模擬授業」の「指導案」作成 
「図書紹介」の作成(課題研究型)
【事前学習】研究協議の内容を参考に、各自で「指導案」を作成する。 (2時間)
【事後学習】「指導案」をまとめ、翌週の授業日までに提出する。「図書紹介」を作成し、翌週の授業日までにBlackboardの「掲示板」に投稿する。 (2時間)
15 模擬授業の振り返りと授業の総括(課題研究)
【事前学習】自分の「図書紹介」を「掲示板」に投稿するとともに、他の学生の「図書紹介」を確認する。 (2時間)
【事後学習】「模擬授業」の振り返りと授業の総括をまとめる。 (2時間)
その他
教科書 文部科学省 『高等学校学習指導要領解説 国語編』 2019年
その他、必要に応じてBlackboardで学習資料を配信をする。
参考書 冨山哲也 『 『中学校新学習指導要領 国語の授業づくり』』  明治図書  2018年
成績評価の方法及び基準 レポート(80%)、授業参画度(20%)
レポート:各授業の課題(宿題)レポート、学期末課題レポート(「指導案」)の合計(80%)
授業参画度:授業で指示した「掲示板」への投稿、「図書紹介」(20%)
オフィスアワー Blackboardの「掲示板」およびメールで対応します。

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