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令和元年度以前入学者 | 国語科教育法Ⅲ | ||||
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教員名 | 野中潤 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | ビデオ会議システム(同期型)とラーニング・マネージメント・システム(非同期型)を使った遠隔授業。 中等教育の現場で広く使われているG Suite for Educationとロイロノートスクールの使用を想定しているが、導入できない場合はZoomやBlackboard Collaborate Ultraを使用する可能性もある。 なお、初回の授業については、Blackboardを使うことになるので、履修者は第1回までに必ず登録しておくこと。 Blackboard ID: 20203892 |
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授業概要 | 模擬授業を作り上げる過程を通して、国語科教育を実践するための知識・技能を身に着けさせる。 新しい学習指導要領に基づく教育を実践するための国語科教育の課題を、模擬授業をふまえて考える。 その際に、中高一貫校での教職体験に基づく実践知を伝えながら指導を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 1)学習指導案を作成するにあたって留意すべきことを理解することができる。 2)国語科の授業を実践するための知識や技能を学ぶ。 3)〈教える/学ぶ〉という関係性の中に自覚的に身を置き、国語科教育を実践する能力を獲得することができる。 |
授業の方法 | (1)プレゼンテーションの方法:ICT機器を使って資料を提示する。 (2)授業形態:短い講義とグループワークや協働作業を組み合わせる。また、ラーニングマネージメントシステムを使って教材の配信や課題提出を行う。 授業の形式については、上記のような方法を活用する。その上で、次のような学習を展開する。 ・学習指導案の作成法について学びながら、模擬授業を実践するための準備をととのえてもらう。 ・教科書教材を使って教材研究をおこない、グループごとに学習指導案を作成してもらう。 ・作成した学習指導案に基づき、受講生同士による模擬授業を実施してもらう。 ・評価シートによって相互批評を活用しながら、実践的なスキルを習得してもらう。 ・模擬授業後には、事後レポートを提出してもらう。 |
履修条件 | 国語科教育に関する専門的な知識や高度な技能の習得に意欲的に取り組むことができること。 国文学科の学生とそれ以外の学科の学生に分け、授業時間の指定を行う。詳細は時間割で確認の上、受講すること。原則として指定以外の時間は、受講不可とする。 国文学科の学生はこの講義を履修できないので、もう一方の国語科教育法Ⅲを履修すること。 |
授業計画 | |
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1 |
新しい学習指導要領とこれからの国語科教育
【事前学習】文部科学省が作成した「教育の情報化に関する手引」を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】これからの国語科教育にどのような可能性があるのかについて、授業ノート(クラウド共有のドキュメント・以下同じ)に自分の考えをまとめる。 (2時間) |
2 |
群読の授業~構成的エンカウンター~
【事前学習】配信された群読の教材を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】群読の相互評価をふまえて、授業ノートにふりかえりをまとめる。 (2時間) |
3 |
模擬授業の準備(1)グループワークによる指導案の作成1―教材研究と授業準備と指導案
【事前学習】教育実習をする予定の地域で作成された指導案を閲覧し、その特徴を理解しておく。 (2時間) 【事後学習】クラウド共有された他の受講生の指導案を閲覧し、気がついたことをコメントで伝え合う。 (2時間) |
4 |
模擬授業の準備(2)グループワークによる指導案の作成2―ライティング・シミュレーション
【事前学習】作成した指導案に基づき、シナリオ型指導案の草稿を作成(ライティング・シミュレーション)しておく。 (2時間) 【事後学習】共同編集機能を使ってグループでシナリオ型指導案を完成させる。 (2時間) |
5 |
模擬授業の準備(3)グループワークによる指導案の作成3―テーブルトーク模擬授業
【事前学習】シナリオ型指導案を元に、通常の指導案を作成しておく。 (2時間) 【事後学習】テーブルトーク模擬授業で得られた気づきを指導案に反映させる。 (2時間) |
6 |
模擬授業の準備(4)グループワークによる指導案の作成4―リハーサル
【事前学習】黒板やプロジェクター、実物投影機などの必要な教具類の使い方を確認し、グループで分担して必要な補助教材を作成する。 (2時間) 【事後学習】リハーサルで得られた気づきを踏まえ、模擬授業の準備を完了させる。 (2時間) |
7 |
模擬授業(1)~Aグループ~(論理的な文章)
【事前学習】模擬授業(1)で扱う教材と関連資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】相互評価の結果を踏まえ、Aグループの模擬授業のふりかえりをまとめる。 (2時間) |
8 |
模擬授業(2)~Bグループ~(文学的な文章)
【事前学習】模擬授業(2)で扱う教材と関連資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】相互評価の結果を踏まえ、Bグループの模擬授業のふりかえりをまとめる。 (2時間) |
9 |
模擬授業(3)~Cグループ~(言語文化)
【事前学習】模擬授業(3)で扱う教材と関連資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】相互評価の結果を踏まえ、Cグループの模擬授業のふりかえりをまとめる。 (2時間) |
10 |
模擬授業の中間評価
【事前学習】他の受講生の授業ノートを閲覧し、前半のグループ(A〜C)までの模擬授業ふりかえっておく。 (2時間) 【事後学習】前半のグループ(A〜C)の模擬授業を終えての気づきを授業ノートにまとめる。 (2時間) |
11 |
模擬授業(4)~Dグループ~(現代の国語)
【事前学習】模擬授業(4)で扱う教材と関連資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】相互評価の結果を踏まえ、Dグループの模擬授業のふりかえりをまとめる。 (2時間) |
12 |
模擬授業(5)~Eグループ~(論理国語)
【事前学習】模擬授業(5)で扱う教材と関連資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】相互評価の結果を踏まえ、Eグループの模擬授業のふりかえりをまとめる。 (2時間) |
13 |
模擬授業(6)~Fグループ~(クロスカリキュラム)
【事前学習】模擬授業(6)で扱う教材と関連資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】相互評価の結果を踏まえ、Fグループの模擬授業のふりかえりをまとめる。 (2時間) |
14 |
模擬授業の事後レポート作成
【事前学習】他の受講生の授業ノートを閲覧し、模擬授業全体をふりかえっておく。 (2時間) 【事後学習】一連の模擬授業で得られた気づきを授業ノートにまとめる。 (2時間) |
15 |
模擬授業の総括と講義のまとめ
【事前学習】次期学習指導要領の目指す授業改革の方向と一連の模擬授業がどのように関連付けられるかを考えておく。 (2時間) 【事後学習】模擬授業の総括と講義のまとめを踏まえ、授業ノートにまとめレポートを書く。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 野中潤 『学びの質を高める! ICTで変える国語授業』 明治図書出版 2019年 |
参考書 | 文部科学省 『中学校学習指導要領 』 東洋館出版 2017年 文部科学省 『高等学校学習指導要領』 東洋館出版 2018年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(25%)、授業参画度(25%)、授業内課題・授業外課題・模擬授業(遠隔授業)のパフォーマンス(50%) 毎回の授業でロイロノートスクールなどのLMS(ラーニング・マネージメント・システム)によるリフレクションを実施し、結果を受講生全体で共有。 また、共有されたリフレクションなどの共有ドキュメントに対する授業時間内および授業時間外のコメントなどによって、授業参画度を評価する。 |
オフィスアワー | ビデオ会議システムで行う。 授業で使用する学習管理システム上によるテキストベースの質問にも随時応じる。 |
備考 | ※必須ではないが、可能であれば、作業用の情報端末をビデオ対話用の他にもう1台用意しておくと効率的に学習をすることができる。 |