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令和元年度以前入学者 | 自然地理学概論2 | ||||
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教員名 | 森島済 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | オンデマンド型授業(録画授業配信,スライド資料配信)と課題研究を組み合わせる. Blackboard ID︓20203947 |
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授業概要 | 自然地理学は,気候,地形,水文,植生,土壌等の視点から総合的に地域の自然環境特性や環境問題を捉える分野である。特に気候は,ケッペンの気候区分に代表されるように,植生の成り立ちに対する支配要因であり,また水文環境や土壌などの他の自然地理的要素の成り立ちを理解する上でも重要な要素である。この講義では,グローバルな気候の成り立ちと地域性を整理すると共に,その中に観られる植生や土壌等の自然環境要素の特徴や地域全体としての自然環境特性を概説する. |
授業のねらい・到達目標 | ケッペンの気候区分とその中で成立する植生と土壌といった自然環境の特徴と,気候の成因を降水量と気温の特徴を左右する風の流れや気候因子,熱収支などから理解し,説明できるようになることを目的とする. |
授業の方法 | 録画授業配信,スライド資料配信 形式:講義形式 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス 気候と自然・人間環境
【事前学習】シラバス及び教科書を事前に確認し,授業全体の流れを理解すること (2時間) 【事後学習】気温と降水のグローバルな分布の特徴について,「地理の研究」(P20〜21)で確認しておくこと (2時間) |
2 |
気候分類と気候因子
【事前学習】「地理の研究」(P22〜25)を読み,気候因子とケッペンの気候分類の概要を確認しておくこと (2時間) 【事後学習】仮想大陸上の気候区分と実際の気候分類図を比較し,対応関係を確認しノートに整理すること (2時間) |
3 |
大気循環と気候との関係
【事前学習】「地理の研究」(P18〜19)を読み,世界の大気循環の特徴について確認すること (1時間) 【事後学習】配付資料と「地理の研究」(P18~19)を基に,夏季・冬季において生じる風の流れについてノートにまとめること (3時間) |
4 |
植生分布と気候の影響
【事前学習】「地理の研究」(P36〜37)を参照して,気候区と植生の対応関係を確認しておくこと (1時間) 【事後学習】講義内容とインターネットなどを利用して,各植生の特徴をノートに整理すること (2時間) |
5 |
土壌分布と植生・気候の影響
【事前学習】「地理の研究」(P36〜37)を参照して,気候区と植生,土壌の対応関係を確認すること (1時間) 【事後学習】講義内容とインターネットなどを利用して,成帯・間帯土壌の特徴をノートに整理すること (3時間) |
6 |
湿潤熱帯から半乾燥熱帯の気候の特徴と成因
【事前学習】「地理の研究」(P26〜27)参照して,熱帯の自然環境の特徴を確認すること (1時間) 【事後学習】講義内容と「地理の研究」などを参考にして,熱帯における降水の特徴と大気循環との関係についてノートにまとめること (3時間) |
7 |
湿潤熱帯から半乾燥熱帯の自然環境
【事前学習】「地理の研究」(P28〜29)を参照して,乾燥帯の自然環境の特徴を確認すること (1時間) 【事後学習】講義内容と「地理の研究」などを参考にして,乾燥帯における降水の特徴と大気循環との関係についてノートにまとめること (3時間) |
8 |
低緯度の沙漠と海洋
【事前学習】「地理の研究」(P22〜23,28〜29)を参照して,海流と沙漠分布の対応関係を確認しておくこと (1時間) 【事後学習】講義内容と「地理の研究」(P50〜51)を参照し,砂漠化が生じる地域と要因についてノートにまとめること (3時間) |
9 |
温帯・亜寒帯の気候と大気の循環
【事前学習】「地理の研究」(P30〜33)を参照し,温帯・亜寒帯の気候区の分布とその特徴を確認すること (1時間) 【事後学習】中緯度において大陸の東西沿岸部での気候区に違いが生じる要因についてノートに整理すること (3時間) |
10 |
温帯・亜寒帯の自然環境
【事前学習】「地理の研究」(P30〜33)を参照し,温帯・亜寒帯の自然環境の特徴を確認すること (1時間) 【事後学習】講義内容とインターネットなどを利用して,温帯・亜寒帯における自然環境の特徴をノートに整理すること (3時間) |
11 |
寒帯・極地の気候と自然環境
【事前学習】「地理の研究」(P32〜33)を参照し,寒帯・極地の気候区の分布とその特徴を確認すること (1時間) 【事後学習】講義内容とインターネットなどを利用して,寒帯・極地の自然環境の特徴をノートに整理すること (3時間) |
12 |
山岳域の気候と自然環境
【事前学習】「地理の研究」(P32〜33)を参照し,山岳域における気候の特徴を確認すること (1時間) 【事後学習】講義内容とインターネットなどを利用して,山岳域の自然環境の特徴をノートに整理すること (3時間) |
13 |
気候と災害
【事前学習】「地理の研究」(P42〜52)を読み,気候と災害の関係についてノートに整理すること (3時間) 【事後学習】講義内容を基にエルニーニョとラニーニャに伴って生じる災害についてノートにまとめること (1時間) |
14 |
地球温暖化と環境変化
【事前学習】「地理の研究」(P46〜47)及びインターネットなどを利用して,現在の温暖化の影響について調べること (1時間) 【事後学習】講義内容やIPCC 第5次評価報告書政策決定者向け要約(気象庁HP)などを基に,温暖化の現状を整理し,その影響を具体的な事例と共にノートにまとめること (3時間) |
15 |
試験と解説
【事前学習】第1回〜第14回の講義内容とノートに整理した内容を復習すること (3時間) 【事後学習】「地理の研究」の地誌に該当する内容と,本講義内容との紐付けをすること (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 新井祥穂 ほか 『新詳資料 地理の研究』 帝国書院 2020年 高校の地理学習に用いられることが多い資料集であり,高校地理で教える内容に関してはほとんど網羅されている.出版年は2018年以降であれば問題無い.併せて,同社発行の「新詳高等地図」などの地図帳(高校で使っていた地図帳で構わない)を入手しておくと,この科目だけでなく他の地理関連科目などの学修にも役立つ. |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:課題研究として提示される理解度確認問題(4回)(60%)、授業参画度:授業で提示される問題への回答(40%) |
オフィスアワー | 月曜日18時以降 |