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令和元年度以前入学者 | 書道2 | ||||
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教員名 | 横田恭三 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | オンデマンド型・課題研究の形態。資料をblackBoardに提示する。その資料を参照しながら、各自作品を制作し提出する。仮提出の際は、こちらからコメントを付して返送する。この方式を繰り返す。 Blackboard ID: 20203975 |
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授業概要 | 書法で学んだ基礎力をもとに、草書の基本点画と優れた古典の筆法を学び、草書による表現の幅を広げるとともに、草書の創作を試みる。 |
授業のねらい・到達目標 | 優れた草書の古典教材4種を順に学ぶ。その古典の歴史的価値を知り、基本点画、臨書と順次進めて、豊かな表現力を身につける。後半では、学んだ4種の古典の中から一つ選んで倣書し、倣書から創作へとつなげ、創作する喜びを味わう。また、高等学校芸術科書道において、適切な指導ができるように草書の技法を習得する。 |
授業の方法 | 草書の名品を選び、テーマに沿って毎週提出する。仮提出・本提出の際は、スマフォ等で撮影し、添付ファイルでblackBoardに提出する。仮提出の作品は、翌週までにコメントを付けて返送する。本提出作品および感想を評価の対象とする。本提出作品は5回の予定。この他、「課題研究」として、半紙2枚つなげた大きさに創作作品を制作する。授業以外の時間を使って作品制作のための反復練習を怠らないこと。 |
履修条件 | なし |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業方針の説明、草書の歴史と鑑賞)
【事前学習】時間割、シラバス、学部要覧を読み、自己の時間割を作成しておくこと。 (1時間) 【事後学習】草書の特徴について、図書館等を利用して、しっかり把握しておく。 (1時間) |
2 |
草書による氏名の書き方、誤りやすい草書の学習
【事前学習】草書の基本点画について調べる。 (1時間) 【事後学習】自己の氏名について暗記するまで反復練習をする。 (1時間) |
3 |
大筆で半紙に草書4字を制作(1)・・・本提出
【事前学習】草書はどのようなところに使用されているか、考えてみる。 (1時間) 【事後学習】草書の特徴を改めて考える。 (1時間) |
4 |
筆の開閉・強弱を学ぶ…唐・孫過庭「書譜」の学習(1)基本点画の学習・・・仮提出
【事前学習】孫過庭「書譜」の歴史的背景を調べる。 (1時間) 【事後学習】孫過庭「書譜」の基本点画を復習する。 (1時間) |
5 |
筆の開閉・強弱を学ぶ…唐・孫過庭「書譜」の学習(2)・・・本提出
【事前学習】筆の開閉・強弱について、学習する。 (1時間) 【事後学習】半紙に6字の書き方を復習する。 (1時間) |
6 |
筆の弾力と骨力を学ぶ…東晋・王羲之「十七帖」の学習(1)基本点画の学習・・・仮提出
【事前学習】王羲之「十七帖」について調べる。 (1時間) 【事後学習】「十七帖」を半紙に6字で書いてみる。 (1時間) |
7 |
筆の弾力と骨力を学ぶ…東晋・王羲之「十七帖」の学習(2)・・・本提出
【事前学習】筆の弾力と骨力とは何か?について考える。 (1時間) 【事後学習】半紙に6字の書き方を復習する。(A-1) (1時間) |
8 |
連綿草を学ぶ…王鐸の書法(1)基本点画の学習・・・仮提出
【事前学習】王鐸の書法について考える。 (1時間) 【事後学習】連綿草について考える。 (1時間) |
9 |
連綿草を学ぶ…王鐸の学習(2)・・・本提出
【事前学習】明末清初の書人について調べてみる。 (1時間) 【事後学習】連綿草の特徴についてまとめる。 (1時間) |
10 |
筆勢と疎密を学ぶ…藤原佐理「離洛帖」の学習(1)基本点画の学習・・・仮提出
【事前学習】藤原佐理「離洛帖」について調べる。 (1時間) 【事後学習】三跡について調べてみる。 (1時間) |
11 |
筆勢と疎密を学ぶ…藤原佐理「離洛帖」の学習(2)・・・本提出
【事前学習】筆勢と疎密について考える。 (1時間) 【事後学習】藤原佐理「離洛帖」の内容について調べる。 (1時間) |
12 |
草書作品の鑑賞と創作の心得。倣書から創作へ。
【事前学習】倣書と創作の違いを調べてみる。 (1時間) 【事後学習】鑑賞した作品の優れた特長を検討する。 (1時間) |
13 |
課題研究(1)半紙に草稿を作り、集字した文字を参考に創作開始
【事前学習】半紙2枚繋ぎに収めるための紙面構成を考える。 (1時間) 【事後学習】半紙に試筆したものをもとに自己批評する。 (1時間) |
14 |
課題研究(2)半紙2枚繋ぎに4字の創作。・・・仮提出
【事前学習】作品鑑賞会とは何か?鑑賞することに重要さを考える。 (1時間) 【事後学習】自己の作品を鑑賞し直し、次回の制作に生かす。 (1時間) |
15 |
課題研究(3)半紙2枚繋ぎに4字の創作。・・・本提出。 授業アンケートとともに提出。 【事前学習】創作の手順と方法について考える。 (1時間) 【事後学習】五書体の中における草書の特長をまとめてみる。 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | オンライン授業時に、その都度プリントを貼付 |
参考書 | 全国大学書道学会編 『書の古典と理論』 光村図書出版 2020年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:授業時における積極的な取り組み、制作態度(毎回提出する「感想」を含む)(20%)、提出物(オンライン授業時に本提出した作品(5種、その他)と「課題研究」の創作作品)(80%) おそらく草書という書体を書いた経験は少ないものと思われます。うまく書くことだけに囚われるのではなく、心を込めて表現しようとする気持ちが大切です。積極的に取り組む態度が、結果的に良い作品を生み出します。 |
オフィスアワー | 作品とともに提出する「感想」に、質問事項を記入すれば回答する。 |