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文章表現法

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令和元年度以前入学者 文章表現法
教員名 鹿野しのぶ
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 半期 履修区分 必修
授業の形態 主としてオンデマンド型授業(Blackboardを通じたスライド資料配信)。
概ね20人程度の履修を許可する。
履修者は第1回までに必ずBlackboardに登録しておくこと。

BlackboardID:20203959
授業概要 文章表現の基礎を身につけよう。教員として教科指導する際に想定されるさまざまな場面で用いる文章表現に関する力を身につけるための授業を演習形式で行います。中学校・高等学校において国語科の授業を担当した経験を持つ教員が、具体的に教育現場において必要とされる文章作成の心得を講義します。
論説文などの正確な理解のもと、自分の考え・意見を適切に表現できるスキルを身につけるとともに、文章表現に習熟していくための授業を行います。
授業のねらい・到達目標 社会において、また特に教員を志す学生の皆さんには、さまざまな教育現場において自己を適切に表現できることが求められます。そのために、正しい文章表現の方法を修得します。具体的には、円滑なコミュニケーションツールとして手紙の書き方、敬語表現などを身につけることを目標とします。さらに、自分の考えをわかりやすく伝えるための論理的な文章の書き方を学びます。特に文章作成という積極的な授業への参加と能動的な事前・事後学習により、幅広い知識と教養を身につけ、それをもとにし、思考力・判断力を高めることができる能力を修得します。
授業の方法 Blackboardを通して課題を提示します。
テキストをよく読み文章表現の基礎を確認します。その上で、課題に取り組みましょう。課題に対する自分の意見をまとめ、論理的な文章構成を考え、小論文を作成します。提出後、添削・返却・解説(フィードバック)を行います。
履修条件 「国語」の免許を取得する学生と、それ以外の教科の免許状を取得する学生とに分け、授業時間の指定を行う。詳細は時間割で確認の上、受講すること。
原則として、「国語」の免許状を取得予定の学生、および免許状取得とは別に履修を希望する学生を対象とする。
《人数調整について》
(前期開講科目が第1希望の者) 4月27日(月)~4月30日(木)23時59分までにグーグルフォームで所定の手続きを取ること。受講許可は5月6日(水)COMITS2にて発表予定。
(後期開講科目が第1希望の者) 9月7日(月)~9月19日(土)23時59分までにグーグルフォームで所定の手続きを取ること。受講許可は9月23日(水)COMITS2にて発表予定。
授業計画
1 授業のはじめに。〈オンデマンド講義〉
授業の進め方について説明します。
【事前学習】シラバスをよく読み、この講義を受講する理由を考えておきましょう。 (120分時間)
【事後学習】受講が決まったらすぐにテキストを購入し、一通り目を通しておきましょう。 (120分時間)
2 電子メールの書き方を学びます。
効果的なメールの書き方とはどのようなものか、あわせて、デジタル機器を用いた文章作成について皆さんと一緒に考えます。
なお、本講義では、教員への課題提出をメールにて行います。
【事前学習】テキスト第4章及び第8章をよく詠んでおきましょう。 (120分時間)
3 自己紹介文1〈オンデマンド講義〉
効果的な自己紹介の方法を考え、自己紹介文を書きます。
また、原稿用紙の使い方など、基本的な書き方の知識の理解を深め、「書くこと」の指導に関する技能として実践できるようにしましょう。自己紹介文2〈課題研究〉
添削を受けた自己紹介文を修正しリライトします。
効果的なプレゼンテーションの方法を考え、Blackboardに意見を提示してみよう。
【事前学習】テキスト第1章を読み、付録①aを用いて5ページの課題1をやっておきましょう。400字で自己紹介文を考えてきてください。テキスト第1章を復習し、付録①bを用いて、5ページの課題2をやっておきましょう。 (120分時間)
【事後学習】今回書いた自己紹介文をどのように発表すると効果的か、考えてみてください。 (120分時間)
4 手紙を書く1〈オンデマンド講義〉
時候の挨拶など、手紙の書き方について学び、円滑なコミュニケーションができるようにしましょう。
また、伝統的な言語文化に関する指導についても考えます。
【事前学習】テキスト第7章をよく読んで、課題1・2をやっておきましょう。 (120分時間)
【事後学習】テキスト40ページをよく読んでおきましょう。 (120分時間)
5 手紙を書く2〈課題研究〉
実際に手紙を書いてみましょう。
【事前学習】Blackboardに出題される課題に添って、手紙を書けるように準備をしておいてください。 (120分時間)
【事後学習】時候の挨拶など、実践で記したもの以外の表現も確認しておきましょう。 (120分時間)
6 手紙を書く3〈課題研究〉
添削された手紙をリライトし、清書します。敬語表現などにも注意をしながら書いてみましょう。
【事前学習】テキスト第6章をよく読み、33ページの課題をやっておきましょう。 (120分時間)
【事後学習】適切な敬語表現で書かれているか、添削されたものを再度確認しておきましょう。 (120分時間)
7 課題作文1・自分の読書体験を書いてみましょう。〈オンデマンド講義〉
今まで読んだ本の中で印象深かったものについて、感想や自分に与えた影響についてまとめます。
また、発達段階を考慮した読書指導について考えます。
【事前学習】自分が読んだ本の中からみんなに紹介したい作品を一冊、準備しておきましょう。その際に、図書館を利用しましょう。 (120分時間)
【事後学習】教室で実際に生徒に指導する際に、どのような方法が良いか、感想文の書き方の指導について考えておきましょう。 (120分時間)
8 課題作文2・自分の読書体験を発表しよう。〈課題研究)
受講生同士の読書体験文を読み、合評します。
また、教育現場でビブリオバトルを行う効果的な方法を考えます。
【事前学習】どのように表現すると、自分が紹介する本をみんなが読みたくなるか、プレゼンテーションの方法を考えておいてください。 (120分時間)
【事後学習】フィードバックされた課題を復習しておきましょう。 (120分時間)
9 文章表現の基本1〈オンデマンド講義〉
論理的な表現とはどのようなものかということについて考えます。また新学習指導要領の論理国語の指導方法についても考えます。
【事前学習】テキスト第2章をよく読んでおきましょう。 (120分時間)
【事後学習】テキスト11ページの課題1・2をやっておきましょう (120分時間)
10 文章表現の基本2〈課題研究〉
前回の授業で示される課題1について自分の意見を文章に書きます。課題について先行研究に学び思考力を高め、判断力を身につけましょう。
【事前学習】テキスト第3章をよく読んで、課題1について、図書館で必要な参考文献を調べておきましょう。 (120分時間)
【事後学習】テキスト第4章をよく読んでおきましょう。 (120分時間)
11 文章表現の基本3〈オンデマンド講義〉
前回書いた課題1について、課題の内容について添削をもとにリライトします。
書くこと話すことについての表現力を身につけましょう。
【事前学習】課題1について補足資料がないか、調べておきましょう。 (120分時間)
【事後学習】添削で示された部分を再考し、リライトし、次回、再提出できるように準備しましょう。 (120分時間)
12 課題作文3〈課題研究〉
前回の授業で提示される課題2について、自分の意見を文章で表現します。テキスト15~18ページの参考文献の引用方法についても学びます。課題について思考力を深め・適切な判断力を身につけ、自身の考えを適切に表現する力を身につけましょう。
【事前学習】課題2について、参考文献を調べて、効果的な引用方法を考えておきましょう。 (120分時間)
【事後学習】課題2について、補足資料がないか、調べておきましょう。 (120分時間)
13 課題作文4〈課題研究〉
前回書いた課題2について、添削に基づき文章をリライトします。、表現及び内容について全員で討議します。本やインターネットやデジタル機器を用いた文章作成を理解し、調べたことを効果的に表現する指導の方法について考えます。
【事前学習】テキスト第4章をよく読んでおきましょう。 (120分時間)
【事後学習】授業で提示される課題について、レポートを作成し、次回提出できるように準備をしましょう。 (120分時間)
14 冠婚葬祭に関する知識と表現を学びます。〈オンデマンド講義〉
祝儀/不祝儀袋の書き方、水引のもつ意味など日本の伝統文化について学び、その知識を用いて自分の気持ちを表現できるようにします。(なお、第13回で示される課題レポートを提出します)
【事前学習】テキスト第10章をよく読んでおきましょう。 (120分時間)
【事後学習】テキスト付録6のbを用いて、復習しておきましょう。 (120分時間)
15 授業のまとめ〈オンデマンド講義〉
第13回で示される課題レポートを返却し、添削部分について解説した上で、内容について全員で討議します。
半期の授業を振り返り、文章で表現することの意義などを考えます。
【事前学習】テキスト全体を再度よく読んでおきましょう。 (120分時間)
【事後学習】フィードバックされた課題をよく読み、復習しましょう。 (120分時間)
その他
教科書 庄司達也・山岸郁子・小野美典・安達原達晴 『『日本語表現法 新訂版 21世紀を生きる社会人のたしなみ』』 翰林書房 2019年
このテキストは皆さんが社会人になってからも必ず役に立つものです。テキスト末尾の付録も使用しますので、各自新しいものを購入し、毎回持参してください。必要に応じて補助プリントを配付します。
参考書 鶴見俊輔 『『文章心得帖』』 ちくま学芸文庫 2013年
梅田卓夫・清水良典・服部左右一・松川由博 『『高校生のための文章読本』』 ちくま学芸文庫 2015年
その他、授業中に多く紹介します。
多くの文章に学び、豊かな人間性の形成について、ともに学び考えましょう。
成績評価の方法及び基準 レポート:課題を正しく理解し、正しい日本語で文表現ができているか否かを評価する。(60%)、担当者から自己の文章に示されたコメントに次回以降適切に対応できるか否かの評価をする。(40%)
オフィスアワー 質問はメールにて受け付けます。
メールアドレスは、講義内にてお知らせします。

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