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教育課程論

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令和元年度以前入学者 教育課程論
教員名 梶輝行
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 オンデマンド授業(PowerPointによるスライド資料配信に基づき、各回の授業内容を音声・画像付きで講義する)

Blackboard ID 金曜3限 20203805 、 金曜5限 20203801
授業概要 教員として教育課程についての理解と実際に教育課程を編成する力量の形成と向上は、現代の学校教育にとって不可欠な教職専門の分野にあり、教育課程の意義や編成の基本原理について考察し理解を深める。また、学校全体の教育課程や授業実践などの事例に基づきながら、カリキュラム・マネジメントの知識と技能を身に付け、子どもたちの能力や個性を伸ばす教育課程(カリキュラム)とは何かについて考察し、また課題の解決を通じて理解を深める。
授業のねらい・到達目標 授業のテーマ
「教育課程の理論とカリキュラム・マネジメントの機能と実践的な理解を深める」
到達目標
1)学習指導要領・幼稚園教育要領の性格及び位置付け並びに教育課程編成の目的を理解している。
2)学習指導要領・幼稚園教育要領の改訂の変遷及び主な改訂内容並びにその社会的背景を理解している。
3)教育課程が社会において果たしている役割や機能を理解している。
4)教育課程編成の基本原理を理解している。
5)教科・領域を横断して教育内容を選択・配列する方法を例示することができる。
6)単元・学期・学年をまたいだ長期的な視野から、また生徒や学校・地域の実態を踏まえて教育課程や指導計画を検討することの重要性を理解している。
7)学習指導要領に規定するカリキュラム・マネジメントの意義や重要性を理解している。
8)カリキュラム評価の基礎的な考え方を理解している。
授業の方法 本授業では、全体を通じて、授業計画に即してPowerPointを用いて講義形式で教授する方法と、各授業のテーマに応じた課題について解決に向けた学習活動を展開する方法とによって、学生の主体的で活動的な取組から授業を創っていく指導を重視して進めていく予定である。教育課程に関しては根拠となる法規にあたりながら、学校教育にかかる教育課程・カリキュラムについて考察し、提示された課題の解決を通じて、理解を深める学習活動にも取り組む。学修の評価については、授業計画に基づき、確認テストや課題探究を実施する。また、新学習指導要領への移行期を踏まえ、内容や指導上の留意事項についての改善点についても考察し、適正な理解と実践に向けた指導スキルの修得に取り組む。本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とする。
授業計画
1 講義ガイダンス、教育課程の意義、教育課程とカリキュラムの違い
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間)
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間)
2 カリキュラムの編成原理
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間)
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間)
3 近代日本の教育課程の歩み(その特性と教育的役割)
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間)
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間)
4 戦後日本の教育課程の歩み(学習指導要領の変遷と教育的役割)
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間)
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間)
5 現代日本の教育課程の歩み(学習指導要領の変遷と教育的役割) 【課題学修(探究と表現)の提出】
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間)
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間)
6 カリキュラムの社会学的研究(潜在的カリキュラムの役割と課題)
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間)
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間)
7 諸外国のカリキュラム(欧米編)
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間)
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間)
8 諸外国のカリキュラム(アジア編)
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間)
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間)
9 子どもの発達とカリキュラム開発
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間)
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間)
10 カリキュラムと教育環境(教室・時間割・教科書・教材教具・学習形態・指導体制)
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間)
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間)
11 カリキュラムの評価(学習評価・指導要録・通知表・授業評価・教育課程評価)
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間)
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間)
12 教科カリキュラムの特性とカリキュラム・マネジメントの実際【課題学修(探究と表現)の提出】
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間)
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間)
13 教科外及び今日的な教育課題に基づくカリキュラム開発(キャリア教育など)
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間)
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間)
14 「総合的な学習の時間」を核とした教育課程の編成に関する考察/確認テスト
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間)
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間)
15 カリキュラム・マネジメントに関する考察
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間)
【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間)
その他
教科書 梶 輝行 『教育課程論講義』 糸岡書肆 2020年 第新訂版
梶 輝行 『高校カリキュラム・マネジメントの基本』 学事出版 2018年 第1版
「教育課程論」のオンデマンド授業では、『教育課程論講義』と『高校カリキュラム・マネジメントの基本』の両方を活用して進めます。配信スライドの内容を確認しながら、『教育課程論講義』の該当部分に記入しながら学習する。確認テストでは、この2つの教科書を活用して問題にあたり解答する。講義が始まる前までに早めに、各自で大学が指定した「通信販売」を通じて教科書を入手して準備する。
なお、中学校と高等学校の新学習指導要領は、文部科学省のホームページでダウンロードして活用すること。
参考書 授業の中で適宜紹介する。中学校と高等学校の新学習指導要領は、文部科学省のホームページでダウンロードして活用すること。
成績評価の方法及び基準 レポート:授業の中で2回の課題を提示。(40%)、授業内テスト:講義内容について指定の授業回で実施(60%)
授業内での確認テストは、授業の後半で1回実施する。『教育課程論講義』と『高校カリキュラム・マネジメントの基本』を活用して解答して提出する。レポートについては教科書『高校カリキュラム・マネジメントの基本』を活用してテーマについて考察してまとめ、提出する。
オフィスアワー Blackboardの掲示板等を活用する。
備考 教職課程を履修する学生にとっては、教職の重要な科目に位置付いている「教育課程論」について、新学習指導要領に対応した新改訂を行ったテキストを活用して、教育実習に向けて、また教員採用試験に向けて重要な内容を習得し、教科指導につながる基礎的・基本的な教育課程・カリキュラムの知識とスキルを学習すること。中学校と高等学校の新学習指導要領は、文部科学省のホームページでダウンロードして活用すること。
受講者が多くなることが推測されるので、講義が始まる前に早めに、各自で大学が指定した「通信販売」を通じて教科書を確実に入手して準備すること。

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