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令和元年度以前入学者 | 教育課程論 | ||||
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教員名 | 黒田友紀 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 主としてオンデマンド型授業とする(録画授業を配信し、課題の提出を課す)。 *初回授業で、受講生のPC環境・メディア授業の受講に関するアンケートを行う。その結果によって、双方向型の授業あるいは相談日を設ける場合がある。 Blackboard ID: 20203804 後期・金曜・2限 |
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授業概要 | 「カリキュラム」とは何かということから考え、国家や地域や学校や教師によって計画された教育内容と、学習者が実際に学んだ学習内容とを考える視点を身につけ、授業実践のなかで何が起こっているのかを理解できるようになりたい。日本の学習指導要領の変遷や内容や意義などの理解も深めつつ、学習者の側に立って教育内容を編成し、開発するという視点を大事にして、カリキュラム・マネジメントについても捉えていきたい。受講者にとって「カリキュラム」「教育課程」という事柄は、身近には感じられないかもしれないが、できるだけ、自分の取得免許と学校種に応じた具体的な事例を考えながら学んでもらいたい。 |
授業のねらい・到達目標 | ・カリキュラムの編成原理について理解し、授業デザインや実践に活かそうとする。 ・学習指導要領の変遷や内容や社会背景を理解し、その役割、機能、意義を理解する。 ・免許取得予定の免許教科について、中学校あるいは高等学校の単元ごとの「指導と評価の計画」を作成できるようになる。 ・教科横断的な授業デザインや、学校段階をつなぐカリキュラムの編成について理解する。 ・カリキュラム・マネジメントについて理解し、カリキュラムの編成とその評価について理解する。 |
授業の方法 | 授業を通して、すべての子どもの学びを保障する授業と教育課程について、受講者とともに考えていきたい。授業は講義を中心とするが、グループワークや授業のビデオ視聴やディスカッションを適宜取り入れる。 |
授業計画 | |
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1 |
学習の目的と授業計画、カリキュラムとは何か、カリキュラムの4層構造 <オンデマンド>
【事前学習】シラバスを読み、カリキュラムについて考えてくること。 (1時間) 【事後学習】次回までの課題に取り組み、カリキュラムについて調べてくること。 (3時間) |
2 |
日本におけるカリキュラム①教育課程の編成の仕組み(教育課程行政) <オンデマンド>
【事前学習】教育課程行政についてまとめておくこと。 (1.5時間) 【事後学習】授業内容や配布資料をもとに、教育課程行政について理解を深めること。その際、図書館やインターネットで関連する項目を調べ、考察を深めること。 (2.5時間) |
3 |
日本におけるカリキュラム②学習指導要領改訂の背景と特徴 <オンデマンド>
【事前学習】学習指導要領の改訂にともなう特徴について、調べておくこと。 (1.5 時間) 【事後学習】授業内容や配布資料をもとに、学習指導要領(H29・30年告知)についての理解を深めること。その際、図書館やインターネットで関連する項目を調べ、考察を深めること。 (2.5 時間) |
4 |
日本におけるカリキュラム③学習指導要領の変遷 <オンデマンド>
【事前学習】テキストや学習指導要領解説を読み、どんな変化があったのかをまとめておくこと。 (1.5時間) 【事後学習】授業内容や配布資料をもとに、学習指導要領の変遷についての理解を深める。その際、図書館やインターネットで関連する項目を調べ、考察を深めること。 (2.5時間) |
5 |
日本におけるカリキュラム④各教科における教育内容の変遷 <オンデマンド+学習指導要領変遷のまとめ課題>
【事前学習】各教科における教育内容の変遷についてまとめてくること。 (2時間) 【事後学習】授業内容や配布資料をもとに、学習指導要領における各教科の学習内容の変遷についての理解を深める。その際、図書館やインターネットで関連する項目を調べ、考察を深めること。 (2時間) |
6 |
日本におけるカリキュラム⑤教育評価、指導と評価の計画、単元指導計画を作ろう <オンデマンド>
【事前学習】教育評価について、調べたり考えたりしてくること。 (1.5時間) 【事後学習】授業内容や配布資料をもとに、教育評価やカリキュラムの評価についての理解を深める。その際、図書館やインターネットで関連する項目を調べ、考察を深めること。 (2.5時間) |
7 |
カリキュラムの編成原理①児童中心主義と社会的効率主義 <オンデマンド>
【事前学習】配布資料をもとに、児童中心主義と社会的効率主義について考えてくること。 (1.5時間) 【事後学習】授業内容や配布資料をもとに、児童中心主義と社会的効率主義の特徴について理解を深めること。その際、図書館やインターネットで関連する項目を調べ、考察を深めること。 (2.5時間) |
8 |
カリキュラムの構成原理②カリキュラムの編成の方法と分類 <オンデマンド>
【事前学習】テキストや配布資料をもとに、行動主義と学問中心カリキュラムについて考えてくること。 (1.5時間) 【事後学習】授業内容や配布資料をもとに、行動主義と学問中心カリキュラムの特徴や編成の分類について理解を深めること。その際、図書館やインターネットで関連する項目を調べ、考察を深めること。 (2.5時間) |
9 |
カリキュラム・マネジメント①教育課程改革(生活科・総合的な学習の時間) <オンデマンド>
【事前学習】生活科・総合的な学習の時間について思い出し、調べたり考えたりしてくること。 (1.5時間) 【事後学習】授業内容や配布資料をもとに、生活科・総合的な学習の時間についての理解を深める。その際、図書館やインターネットで関連する項目を調べ、考察を深めること。 (2.5時間) |
10 |
カリキュラム・マネジメント②教科等横断的なカリキュラム、「つなぐ」カリキュラム <オンデマンド+単元指導計画の提出>
【事前学習】テキストや配布資料などをもとに、教科横断的なカリキュラムについて考えてくること。 (1.5時間) 【事後学習】授業内容や配布資料をもとに、教科横断的な授業(カリキュラム)を作成してくること。その際、図書館やインターネットで関連する項目を調べ、考察を深めること。 (2.5時間) |
11 |
カリキュラム・マネジメント③カリキュラムの評価 <オンデマンド>
【事前学習】テキストや配布資料などをもとに、カリキュラムの評価について考えてくること。 (1.5時間) 【事後学習】授業内容や配布資料をもとに、カリキュラムの評価についての理解を深める。その際、図書館やインターネットで関連する項目を調べ、考察を深めること。 (2.5時間) |
12 |
ヒドゥン・カリキュラム①学校で子どもが学ぶことは何か <オンデマンド>
【事前学習】配布資料や自分の経験などをもとに、学校で子どもが学んでいるかを考えてくること。 (1時間) 【事後学習】授業内容や配布資料をもとに、ヒドゥン・カリキュラムについての理解を深める。その際、図書館やインターネットで関連する項目を調べ、考察を深めること。 (2.5時間) |
13 |
ヒドゥン・カリキュラム②学校とジェンダーに関するヒドゥン・カリキュラム <オンデマンド+小レポート>
【事前学習】テキストや配布資料などをもとに、ヒドゥン・カリキュラムとは何かをまとめておくこと。 (1.5時間) 【事後学習】授業内容や配布資料をもとに、ヒドゥン・カリキュラムについての理解を深める。その際、図書館やインターネットで関連する項目を調べ、考察を深めること。 (2.5時間) |
14 |
さまざまなカリキュラム(ケアリング、貧困・格差問題、ジェンダー・セクシュアリティ、SDGsとカリキュラム) <オンデマンド>
【事前学習】ケアリング、貧困・格差、ジェンダー・セクシュアリティ、SDGsについて調べておく。 (1時間) 【事後学習】授業内容や配布資料をもとに、ケアリングとカリキュラムやオーセンティックな学びを実現するカリキュラムについての理解を深める。その際、図書館やインターネットで関連する項目を調べ、考察を深めること。 (2.5時間) |
15 |
レポート作成
【事前学習】これまでの復習をしておくこと。 (3時間) 【事後学習】理解できていなかったところは、復習しておくこと。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 山田雅彦編著 『教育課程論』 学文社 2016年 第1版 文部科学省 『中学校学習指導要領解説 総則』 2018年 文部科学省 『高等学校学習指導要領解説 総則』 2019年 テキスト以外に、レジュメや資料を配布する。 |
参考書 | 参考書は、授業内でその都度お知らせする。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:小レポート・最終レポート(35%)、毎回の課題や単元指導計画の作成と提出など(65%) 成績は、毎回の課題やリアクション・ペーパー、単元指導計画の作成と提出、小レポート・最終レポートから総合的に判断する。 課題やレポートについては、授業内でフィードバックを行う。 映像資料を視聴して、課題を提出することで「出席」とみなす。 |
オフィスアワー | 質問などは、基本的にはメールにて受け付ける。 みなさんのPC環境によるが、双方向型の相談の時間を設けることも検討している。 |
備考 | ・受講者のニーズや状況等に応じてシラバスは変更することがある。 ・カリキュラム(教育課程)は、教師として授業づくりを考えるうえで、重要な部分です。自分の取得教科において、どのような授業が構想できるか考えながら取り組んでください。 |