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令和2年度入学者 | 古典語・古典学5 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 古典語・古典学5 | ||||
教員名 | 冨田真浩 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 1・2 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンライン授業(Zoomによるライブ中継,Blackboardを介した資料配布) |
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授業概要 | 古代インドの主要な文献が記されるサンスクリット語を基礎から学習する。インド古典が記されるデーヴァナーガリー文字の原典から,現代日本語訳する能力を養うため,演習形式で授業を行う。サンスクリットの読解能力を身に付けることで今後,仏教やインド思想の研究を進めていく際の重要な基礎知識となる。また本年度は,日本で最も信者の多い浄土系仏教徒の根本聖典となる梵文『阿弥陀経』を講読する。 |
授業のねらい・到達目標 | インドの主要となる古典語であるサンスクリット語を基礎から学ぶ事によって、最終的には簡単なインドの古典の原典を辞書があれば読めるレベルに到達する事を目標とする。 この科目は,は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシー DP1,DP4 及びカリキュラムポ リシー CP1,CP4に対応している。 ・サンスクリットで記された仏教経典を自らの力で読解し,考察することができる(A-4-2)。 ・読解して得た知識により,根本的な思想を理解し,説明することができる(A-1-2)。 |
授業の方法 | サンスクリット語が記されているデーヴァナーガリー文字を配布プリント(Blackboard上にデータを載せるので印刷してください。)で学習し、プリント及び指定テキストで文法事項を学習し、演習形式を中心として少しずつサンスクリット語を読めるようにしていく。 授業中に,前回の授業で課した課題の内容を発表させ,1単語ずつ確認して文法的解釈を修正していく。 |
履修条件 | 必ずテキストを入手すること。 古典語・古典学6と合わせて受講すること。 初回以降の授業で、簡単な課題を出題するので、必ず課題を終えて次の授業に臨むこと。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス サンスクリットとはどの様な言語か?デーヴァナーガリー文字に触れる。(オンライン授業) 【事前学習】シラバスを熟読しておくこと。 (1時間) 【事後学習】配布プリントに目を通し,課題を終えること。 (3時間) |
2 |
デーヴァナーガリー文字の仕組み、読み方、音論。(オンライン授業)
【事前学習】前回の課題を終えて来ること。配布プリントに目を通しておくこと。 (1時間) 【事後学習】今回学んだことを復習し,課題を終えること。 (3時間) |
3 |
音論、aで終わる名詞の変化。辞書の引き方(名詞)(オンライン授業)
【事前学習】前回の課題を終えて来ること。テキスト12ページをノートに写してくること。 (1時間) 【事後学習】今回学んだことを復習し,課題を終えること。 (3時間) |
4 |
サンスクリット文法。名詞の格と数。梵文『仏説 阿弥陀経』講読。タイトルから最初の2行を翻訳する。(オンライン授業)
【事前学習】前回の課題を終えて来ること。文法に関する配布プリントを熟読してくこと。 (1時間) 【事後学習】今回学んだことを復習し,課題を終えること。 (3時間) |
5 |
a以外の母音で終わる名詞の変化。梵文『仏説 阿弥陀経』講読(3-5行目)。(オンライン授業)
【事前学習】前回の課題を終えて来ること。テキスト13-14ページ上段をノートに写してくること。 (2時間) 【事後学習】今回学んだことを復習し,課題を終えること。 (3時間) |
6 |
子音で終わる名詞(c/y語幹,h/as語幹)の変化。梵文『仏説 阿弥陀経』講読(6-8行目)。(オンライン授業)
【事前学習】前回の課題を終えて来ること。テキスト15ページ下段-16ページをノートに写してくること。 (2時間) 【事後学習】今回学んだことを復習し,課題を終えること。 (3時間) |
7 |
子音で終わる名詞(at語幹,in語幹,an語幹)の変化。代名詞の変化。梵文『仏説 阿弥陀経』講読(9-11行目)。(オンライン授業)
【事前学習】前回の課題を終えて来ること。テキスト18-19ページをノートに写しておくこと。 (2時間) 【事後学習】今回学んだことを復習し,課題を終えること。 (3時間) |
8 |
一般時制の動詞の変化(第1類動詞の変化)。辞書の引き方(動詞)。梵文『仏説 阿弥陀経』講読(12-14行目)。(オンライン授業)
【事前学習】前回の課題を終えて来ること。テキスト35ページを見ておくこと。 (1時間) 【事後学習】今回学んだことを復習し,課題を終えること。 (3時間) |
9 |
未来時制とアオリスト(過去形)の動詞の変化。梵文『仏説 阿弥陀経』講読(15-17行目)。(オンライン授業)
【事前学習】前回の課題を終えて来ること。配布プリントの該当部分を熟読しておくこと。 (1時間) 【事後学習】今回学んだことを復習し,課題を終えること。 (3時間) |
10 |
完了形と受動態の動詞の変化。梵文『仏説 阿弥陀経』講読(18-20行目)。(オンライン授業)
【事前学習】前回の課題を終えて来ること。配布プリントの該当部分を熟読しておくこと。 (1時間) 【事後学習】今回学んだことを復習し,課題を終えること。 (3時間) |
11 |
第二次活用動詞の語幹。梵文『仏説 阿弥陀経』講読(21-23行目)。(オンライン授業)
【事前学習】前回の課題を終えて来ること。配布プリントの該当部分を熟読しておくこと。 (1時間) 【事後学習】今回学んだことを復習し,課題を終えること。 (3時間) |
12 |
準動詞(時制語幹の分詞、動形容詞、不定詞、絶対詞)のつくりかた。梵文『仏説 阿弥陀経』講読(24-26行目)(A-4)。(オンライン授業)
【事前学習】前回の課題を終えて来ること。配布プリントの該当部分を熟読しておくこと。 (1時間) 【事後学習】今回学んだことを復習し,課題を終えること。 (3時間) |
13 |
複合法。梵文『仏説 阿弥陀経』講読(27-29行目)。(オンライン授業)
【事前学習】前回の課題を終えて来ること。配布プリントの該当部分を熟読しておくこと。 (1時間) 【事後学習】今回学んだことを復習し,課題を終えること。 (3時間) |
14 |
関係代名詞の使い方。直接話法。梵文『仏説 阿弥陀経』講読(30-32行目)。(オンライン授業)
【事前学習】前回の課題を終えて来ること。配布プリントの該当部分を熟読しておくこと。 (1時間) 【事後学習】今回までに学んだことを復習し,試験に備えること。 (3時間) |
15 |
授業到達度の確認と解説(A-1,A-4)。(オンライン授業)
【事前学習】これまで学習内容をふり返り,よく復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】これまで学んだ全体的な内容を復習し,後期に備えること(A-1,A-4)。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 平岡昇修 『改訂新版 初心者のためのサンスクリット辞典』 山喜房佛書林 2015年 ISBN978-4-7963-0255-5 |
参考書 | 辻直四郎 校閲,鎧淳 訳 『J.ゴンダ:サンスクリット語初等文法』 春秋社 1989年 ISBN4-393-10108-1 |
成績評価の方法及び基準 | 毎回の課題を中心とする授業参画度(100%) 授業参画度は,課題への取り組み状況や授業への積極的な参加によって判断する。 |
オフィスアワー | 授業前後にBlackboardを介して質問等に対応します。 |