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令和元年度以前入学者 | 哲学特殊講義6 | ||||
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教員名 | 鈴木生郎 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 課題研究によって授業を進めますが、適宜オンライン双方向型で、議論やレポートの検討のための会を設けます。Blackboard ID: 木曜2限 20201252 |
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授業概要 | 分析哲学における時間と持続の問題 |
授業のねらい・到達目標 | この授業は、時間と持続をめぐる現代の哲学的議論を検討することを通じて、現代の分析哲学の基本的な素養とそれについて議論する能力を身につけることを目的とします。より具体的には、以下の能力を養うことが、本授業の目的です。 (1) 時間と持続に関する現代の哲学的議論を学ぶことで、現代の分析哲学についての幅広い知識と教養を獲得する。(A-1-3) (2) 時間と持続に関するの哲学的問題について、問題を自分の力で考えることができるようになる。(A-4-3) この科目は文理学部(学士文学)のDP及びCP1, 4に対応しています。 ・真・善・美・聖の探究から得られた豊かな知識と教養に基づいて,自己の倫理観をもって,人間と社会の倫理的な課題に向き合うことができる。(A-1-3) ・文献や資料の読解・解釈を通じて,あるいは,現代の思想的状況を注意深く考察することによって,哲学的問題を発見し,解決策を考えることができる。(A-4-3) |
授業の方法 | 後期は主に、持続に関する内容を扱います。また、希望者についてはレポートの添削を行います。 |
授業計画 | |
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1 |
現代の持続の理論について。授業の進め方。(課題研究)
【事前学習】持続について、自分の関心をまとめておく (2時間) 【事後学習】授業の進め方について確認しておく。 (1時間) |
2 |
持続の問題は何を目指しているのかを確認する。(課題研究)
【事前学習】持続の具体例について考えてみる (1時間) 【事後学習】持続に関係する様々な事柄を整理しておく。 (2時間) |
3 |
三次元主義と四次元主義の違いを理解する。(A-1-3)(課題研究)
【事前学習】参考書を読み、三次元主義と四次元主義の違いの感じを掴む (1時間) 【事後学習】三次元主義と四次元主義の特徴を整理し、説明できるようになる。 (2時間) |
4 |
三次元主義/四次元主義と時間論の組み合わせについて(A-1-3)(課題研究)
【事前学習】三次元主義や四次元主義とどのような時間論が組み合わせ可能かについて考えてみる (2時間) 【事後学習】持続の理論と時間論の組み合わせについて整理する (2時間) |
5 |
一致のパラドクスを考える。(A-1-3)(課題研究)
【事前学習】参考書を読み、一致のパラドックスについて簡単に確認する (2時間) 【事後学習】一致のパラドックスについて、自分で説明できるようにまとめる。 (2時間) |
6 |
一致のパラドクスと四次元主義(A-1-3)(課題研究)
【事前学習】四次元主義が、一致のパラドクスについてどのように答えるのかを考えてみる。 (2時間) 【事後学習】パラドクスに対する四次元主義の回答と課題を整理する。 (2時間) |
7 |
一致のパラドクスと三次元主義(A-1-3)(課題研究)
【事前学習】三次元主義が、一致のパラドックスについてどのように答えるのかを考えてみる (2時間) 【事後学習】三次元主義の回答と課題を整理する。 (2時間) |
8 |
優勢性に基づく説明(A-1-3)(課題研究)
【事前学習】参考書を読み、優勢性に基づく説明についての感じをつかむ。 (2時間) 【事後学習】優勢性に基づく説明の課題を整理する。 (2時間) |
9 |
メレオロジー的ニヒリズム(A-1-3)(課題研究)
【事前学習】参考書を読み、メレオロジー的ニヒリズムについての感じをつかむ。 (2時間) 【事後学習】メレオロジー的本質主義の特徴と課題を整理する。 (2時間) |
10 |
メレオロジー的本質主義(A-1-3)(課題研究)
【事前学習】参考書を読み、メレオロジー的本質主義についての感じをつかむ。 (2時間) 【事後学習】メレオロジー的本質主義の特徴と課題を整理する。 (2時間) |
11 |
一致のパラドクスについて考え直す。(A-1-3)(課題研究)
【事前学習】一致のパラドックスが問うていることは本当はどのようなことかを考えてみる (2時間) 【事後学習】一致のパラドックスの問題を根拠づけの問題として説明してみる (2時間) |
12 |
銅の塊と銅像の違いを説明するもの(A-1-3)(課題研究)
【事前学習】銅の塊と銅像の違いを説明する根拠を自分でも考えてみる (2時間) 【事後学習】根拠づけの問題についてのいくつかの回答を整理する。 (2時間) |
13 |
これまでの授業のまとめと、レポートの準備(A-4-3)(課題研究)
【事前学習】レポートの書き方について確認する。 (2時間) 【事後学習】課題を踏まえてレポートを作成する。 (5時間) |
14 |
レポートに関するディスカッション(A-4-3)(オンライン)
【事前学習】レポートを完成させ持参する。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを踏まえてレポートを完成させる (2時間) |
15 |
授業の振り返りと質疑応答(A-4-3)(オンライン)
【事前学習】授業全体を振り返り、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】今後の自分自身の関心をまとめておく。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | セオドア・サイダー 『四次元主義の哲学:持続と時間の存在論』 2007年 春秋社年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(80%)、授業参画度:毎回のリアクションペーパーによって判定します。(20%) |
オフィスアワー | 授業後あるいはメールでアポイントメントを取ってください。 |