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教理学1

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令和元年度以前入学者 教理学1
教員名 合田秀行
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 オンデマンド型の遠隔授業(12回)と課題研究(3回)を組み合わせる。
授業概要 仏教の歴史・思想の全体像を俯瞰しつつ、現代における仏教の視点から教理を学ぶ。
授業のねらい・到達目標 ・仏教の開祖であるゴータマ・シッダッタ(釈迦牟尼仏)の生涯について、原始仏典に描かれた実像により近いとされる知識を習得する。
・インドを発祥の地として、アジア各地に伝播した仏教の歴史を地域ごとに学び、それぞれの特徴と現代の実情を理解する。
・インド仏教において説かれた主な思想を理解する。それらを踏まえて、大きく分裂した上座部仏教と大乗仏教の相異点を理解する。
・日本仏教史を通観し、日本における仏教がどのように受容され、展開していったかの知識を身につける。
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,2,4及びカリキュラムポリシーCP1,2,4に対応しています。
・真・善・美・聖の探究から得られた知識と教養に基づいて、人間と社会の倫理的な課題を理解し、説明することができる(A-1-3)。
・思想・芸術・宗教の観点から、世界の現状をその歴史的背景とともに理解することができる(A-2-3)。
・文献や資料の読解・解釈を通じて、あるいは、現代の思想的状況を注意深く考察することによって、哲学的問題を発見することができる(A-4-3)。
授業の方法 5月11日から8月1までの授業実施日(12回)に、Blackboardを通じてオンデマンド型で行う。1回分の講義につき15分程度の教材を3回分配信する。
教科書を中心にしつつ、Blackboardによる補足画面と音声解説で進めます。また、Blackboardの掲示板機能を用いて、質問などを受け付けて回答します。
ある程度の節目で、3回の課題研究を設けます。それを踏まえて作製した小レポート3回分をまとめたものを学期末に提出してもらい評価します。
履修条件 遠隔授業への変更に伴い、履修者の人数に上限を設けます。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業方法について説明する)
仏教の誕生 ブッダの生涯(1)「誕生前のインド」から「青年期」(A-1-3)(オンデマンド授業)
【事前学習】シラバスを読んで、講義の概要を理解しておくこと。教科書pp.12~21を読み、その概要と疑問点を確認しておくこと。 (1時間)
【事後学習】映像資料を見て感じたことや疑問点をメモする。 (3時間)
2 仏教の誕生 ブッダの生涯(2)「悟りのとき」から「老年期1」(A-1-3)(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書pp.22~27を読み、その概要と疑問点を確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を踏まえて、ブッダの生涯に関するポイントを整理する。 (2時間)
3 仏教の誕生 ブッダの生涯(3)「老年期2」「葬儀」「弟子たち」(A-1-3)(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書pp.28~33を読み、その概要と疑問点を確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を踏まえて、ブッダの生涯に関するポイントを整理する。 (2時間)
4 「ブッダの生涯」を踏まえた考察・小レポート作成(課題研究)
【事前学習】教科書pp.12~33を読み直し、自分なりの考察を試みる (2時間)
【事後学習】考察を踏まえて作製した小レポートを推敲する。 (2時間)
5 仏教の伝播 インド仏教(1)「第一結集」から「菩薩の誕生」(A-1-3)(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書pp.36~45を読み、その概要と疑問点を確認しておくこと。また、ブッダの生涯に関する小テストの準備的な学習をしておくこと。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を踏まえて、仏教の伝播に関するポイントを整理する。 (2時間)
6 仏教の伝播 インド仏教(2)「大乗経典の成立」から「インド仏教の衰退」、チベット仏教・北伝仏教(A-1-3)(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書pp.60~67を読み、その概要と疑問点を確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を踏まえて、仏教の伝播に関するポイントを整理する。 (2時間)
7 仏教の伝播 中国仏教 「天台思想」「浄土教の成立」「禅の誕生」(A-1-3)(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書pp.56~59ページを読み、その概要と疑問点を確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を踏まえて、仏教の伝播に関するポイントを整理する。 (2時間)
8 仏教の伝播 南伝仏教 「上座仏教の伝播」「東南アジアへの伝播」(A-1-3)(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書pp.68~72を読み、その概要と疑問点を確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を踏まえて、仏教の伝播に関するポイントを整理する。 (2時間)
9 「仏教の伝播」を踏まえた考察・小レポート作成(課題研究)
【事前学習】教科書pp.36~71を読み直し、自分なりの考察を試みる。 (2時間)
【事後学習】考察を踏まえて作成した小レポートを推敲する。 (2時間)
10 仏教の説く教え(1) 仏教思想 「涅槃寂静」「一切皆苦」「諸行無常」「諸法無我」(A-1-3)(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書pp.74~83を読み、その概要と疑問点を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を踏まえて、仏教の思想に関するポイントを整理する。 (2時間)
11 仏教の説く教え(2) 修行方法 「四諦」「中道・八正道」「三学」(A-1-3)(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書pp.84~89を読み、その概要と疑問点を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を踏まえて、仏教の思想に関するポイントを整理する。   (2時間)
12 仏教の説く教え(3) 大乗仏教の思想 「四無量心」「空」「六波羅蜜」(A-1-3)(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書pp.90~96を読み、その概要と疑問点を確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を踏まえて、仏教の思想に関するポイントを整理する。 (2時間)
13 「仏教の説く教え」を踏まえた考察・小レポート作成(課題研究)
【事前学習】教科書pp.74~96を読み直し、自分なりの考察を試みる。 (2時間)
【事後学習】考察を踏まえて作成した小レポートを推敲する。 (2時間)
14 日本の仏教(1) 古代から中世 「飛鳥時代」から「鎌倉時代」(A-1-3))(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書pp.98~109を読み、その概要と疑問点を確認しておくこと。また、仏教の説く教えに関する小テストの準備的な学習をしておくこと。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を踏まえて、日本仏教史のポイントを整理する。 (2時間)
15 日本の仏教(2) 中世から近代 「室町時代」から「第2次世界大戦後」(A-1-3)(オンデマンド授業
【事前学習】教科書pp.110~121を読み、その概要と疑問点を確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を踏まえて、日本仏教史のポイントを整理する。 (2時間)
その他
教科書 保坂俊司監修 『史上最強 図説 仏教入門』 ナツメ社 2015年 第5版
参考書 講義中に、適時紹介します。
成績評価の方法及び基準 レポート:課題研究を踏まえた3回分の小レポート(60%)、授業参画度(40%)
課題研究を踏まえた3回分の小レポートを学期末にまとめて提出してもらい、「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A-1)」・「問題発見・開発力(A-4)」について評価します。授業参画度は、オンデマンド教材の視聴状況と小テスト(クイズ形式)の回答状況で評価します。
オフィスアワー 質問は授業用の指定メールアドレスで受け付けます。

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