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令和元年度以前入学者 | 西洋史特講8 | ||||
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教員名 | 伊藤雅之 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | Zoomによる同時双方向型授業 |
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授業概要 | 古代ローマ人たちおよびその隣人たちの関係に光を当てつつ、受講者に、当時の人々が問題とし、そしてまた現代においても議論する価値のあるテーマを紹介する。 |
授業のねらい・到達目標 | 古代ローマ人たちおよびその隣人たちの経験や彼らが取り組んだことへの理解を深めかつその内容を自らの言葉で説明できるようになり、また既存の知見を論理的に検討しながら自身として歴史や現代の世界をどう捉え、さらにこれに向き合っていくのかを考え、そして論じられるようになる。 世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができるようになる。(A-2-3) 物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠にもとづいて論理的・批判的に考察し、説明することができるようになる。(A-3-3) この科目は文理学部(学士(文学))のDPおよびCPの2と3に対応している。 |
授業の方法 | 教員が用意するレジュメを基本教材とした講義形式(レジュメはBlackboardを通して配布する) *履修者は初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること。また受講者への連絡もBlackboardの「連絡事項」欄に掲示する場合があるので、随時確認すること。 |
授業計画 | |
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1 |
導入(授業の方向性や、授業内で取り上げられる予定の地域などについて説明しつつ、古代ローマとその隣人たちとの交流に関する情報源として重要なリウィウスやタキトゥスの作品に触れながら古代ローマ周辺について論じる)(A-2-3)
【事前学習】大学および自分が住んでいる地域の図書館に、どのような古代地中海・ローマ関連の書籍があるかをチェックすること。 (1時間) 【事後学習】講義レジュメを見直しつつ課題に取り組み、また次回やそれ以降の授業に備え、レジュメで紹介した文献のいずれかを可能な限り読んでおく。 (3時間) |
2 |
古代ローマと他のイタリア半島住民の関係(A-2-3)
【事前学習】古代のイタリア半島にどのような人々が暮らしていたかについて前回の講義レジュメ末尾で紹介した文献などを用いつつ調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する(どのような情報源を用いても構わないが、情報源自体は2つ以上であること)。 (2時間) 【事後学習】講義レジュメを見直しつつ課題に取り組む。 (2時間) |
3 |
古代ローマとイタリア北部住民との関係(A-2-3)
【事前学習】古代においてガリア人と呼ばれた人々について調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する(情報源に関する留意点は第2回講義についての事前学習と同様で、これ以降の回でも同じ)。 (2時間) 【事後学習】講義レジュメを見直しつつ課題に取り組む。 (2時間) |
4 |
古代ローマと南イタリア・シチリアのギリシア人(A-2-3)
【事前学習】当該地域のどのあたりまでギリシア人たちの居住地が広がっていたかを調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 (2時間) 【事後学習】講義レジュメを見直しつつ課題に取り組む。 (2時間) |
5 |
古代ローマにおける第二次ポエニ戦争を経ての対外関係(A-3-3)
【事前学習】第二次ポエニ戦争がどのような事件だったか調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 (2時間) 【事後学習】講義レジュメを見直しつつ課題に取り組む。 (2時間) |
6 |
古代ローマ人とイベリア半島の住民たちとの関係(A-2-3)
【事前学習】現在のスパインやポルトガルなどに相当する地域が古代においてどういった状況にあったのか調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 (2時間) 【事後学習】講義レジュメを見直しつつ課題に取り組む。 (2時間) |
7 |
古代ローマとヘレニズム時代のギリシアで暮らした人々との関係(A-2-3)
【事前学習】紀元前2世紀に活動したギリシア人の歴史家ポリュビオスについて調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 (2時間) 【事後学習】講義レジュメを見直しつつ課題に取り組む。 (2時間) |
8 |
古代ローマと小アジアのヘレニズム諸国の関係(A-2-3)
【事前学習】アッタロス朝ペルガモン王国について調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 (2時間) 【事後学習】講義レジュメを見直しつつ課題に取り組む。 (2時間) |
9 |
古代ローマとセレウコス朝およびプトレマイオス朝の関係(A-3-3)
【事前学習】上記2王朝の歴史の大まかな展開について調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 (2時間) 【事後学習】講義レジュメを見直しつつ課題に取り組む。 (2時間) |
10 |
共和政末期ローマと中近東の人々との関係(A-2-3)
【事前学習】アルシャーク朝パルティアという王国について調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 (2時間) 【事後学習】講義レジュメを見直しつつ課題に取り組む。 (2時間) |
11 |
共和政末期ローマとガリア人の関係(A-2-3)
【事前学習】現在のフランスやベルギーなどに相当する地域が古代においてどういった状況にあったのか調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 (2時間) 【事後学習】講義レジュメを見直しつつ課題に取り組む。 (2時間) |
12 |
古代ローマとユダヤ人の関係(A-2-3)
【事前学習】フラウィウス・ヨセフスという名のユダヤ人史家について調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 (2時間) 【事後学習】講義レジュメを見直しつつ課題に取り組む。 (2時間) |
13 |
帝政期ローマとブリテン島の人々の関係(A-3-3)
【事前学習】コルネリウス・タキトゥスという名のローマ人史家について調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 (2時間) 【事後学習】講義レジュメを見直しつつ課題に取り組む。 (2時間) |
14 |
古代ローマとゲルマン人の関係(A-2-3)
【事前学習】いわゆる「ゲルマン民族の大移動」について調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 (2時間) 【事後学習】講義レジュメを見直しつつ課題に取り組む。 (2時間) |
15 |
追加の史料の紹介とレポート作成についての説明など(A-3-3)
【事前学習】ここまでに配布した資料や自身が作成したノートを見直し、不明点があれば質問できるようにしておく。 (1時間) 【事後学習】講義レジュメを見直しながら課題に取り組み、また授業中に示された注意事項に留意しつつレポートを仕上げる。 (3時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 特定の書籍をここで挙げることはしないが、各授業において配布するレジュメで次の回に取り上げる予定のテーマに関連した書籍などを適宜紹介することを予定している。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:課題文献候補として提示されたもののいずれかを取り上げての読書レポート(60%)、授業内テスト:毎回の授業ごとに出す課題への取り組み(40%) 毎回の授業ごとに出す課題(全15回)は、原則としてその回の授業に出席した者から提出されたもののみを採点対象とする。また出席の確認は、基本的にZoomのチャット機能を利用して行なう予定。 |
オフィスアワー | 授業終了時 |