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日本史基礎実習1

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令和元年度以前入学者 日本史基礎実習1
教員名 古川隆久
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 オンデマンド型の遠隔授業(12回)と課題研究(3回)を組み合わせる。
授業概要 日本近現代史の研究能力のうち、未刊行史料を扱える能力、具体的には草書体の文字の解読、古文漢文交じりの文章の読み下しや現代語訳、史料の年代推定や内容読解の能力を実習形式で学ぶ。
授業のねらい・到達目標 くずし字(草書体の文字)の解読、古文漢文交じりの文章の読み下し、現代語訳、史料の年代推定、史料の内容読解が自力でできるようになることが目標。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP4~8及びカリキュラムポリシーCP4~8に対応しています。
授業の方法 明治~昭和戦中期の政治家、官僚、軍人などの未公刊の毛筆書簡6通前後をテキストとする(テキストは毎年変わる)。
 授業はBrackboardを利用する。初回講義開始までにBlackBoardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackBoardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。
 2回目から11回目までは指定した範囲までの予習結果(テキストの文字の解読、くずし字辞典の該当頁等併記)を指定期日までにレポートとして出してもらい、その結果を踏まえて解説授業(音声のみ、1回につき10分×3~4本程度)を行い、その内容(正解、解説、読み下し、現代語訳、年代推定など)をまとめた復習レポートを出してもらう。12回目は本来の時間帯にテスト(初見書簡の解読)と解説を行う。答案は添削後返却する。13~15回は指定した書簡の読み下し、現代語訳、年代推定の実習レポート、いずれも正解を後で配布する。
 毎回かなりの予習復習(やり方は初回に説明)が必要。指定のくずし字辞典が必要。その他、国語辞典、漢和辞典、古語辞典、あるいはこれらを含む電子辞書専用機も使用可。
 なお、本授業の事前・事後学習は,計2時間の学習を目安とする。
履修条件 日本近現代史の予備知識は問わないが、日本近現代史の研究に積極的に取り組む意志があること。
授業計画
1 ガイダンス(予習方法を実習形式で学ぶ)(オンデマンド授業)。
【事前学習】シラバスを読んでおく。 (0時間)
【事後学習】予習方法と予習範囲を確認する。 (0.5時間)
2 書簡A前半の講読(解読、音読、現代語訳)。解説授業を聴き、その内容をまとめて提出する(オンデマンド授業)。
【事前学習】前回指示された範囲まで予習(自分の解読案を作成)して提出する。 (1時間)
【事後学習】授業内容(間違えたところの確認、くずし方のパターンなど)を復習する。 (1時間)
3 書簡A後半の講読。解説授業を聴き、その内容をまとめて提出する(オンデマンド授業)。
【事前学習】前回指示された範囲まで予習(自分の解読案を作成)して提出する。 (1時間)
【事後学習】授業内容を復習する。 (1時間)
4 書簡B前半の講読。解説授業を聴き、その内容をまとめて提出する(オンデマンド授業)。
【事前学習】前回指示された範囲まで予習(自分の解読案を作成)して提出する。 (1時間)
【事後学習】授業内容を復習する。 (1時間)
5 書簡B後半の講読。解説授業を聴き、その内容をまとめて提出する(オンデマンド授業)。
【事前学習】前回指示された範囲まで予習(自分の解読案を作成)して提出する。 (1時間)
【事後学習】授業内容を復習する。 (1時間)
6 書簡C前半の講読。解説授業を聴き、その内容をまとめて提出する(オンデマンド授業)。
【事前学習】前回指示された範囲まで予習(自分の解読案を作成)して提出する。 (1時間)
【事後学習】授業内容を復習する。 (1時間)
7 書簡C後半の講読。解説授業を聴き、その内容をまとめて提出する(オンデマンド授業)。
【事前学習】前回指示された範囲まで予習(自分の解読案を作成)して提出する。 (1時間)
【事後学習】授業内容を復習する。 (1時間)
8 書簡D前半の講読。解説授業を聴き、その内容をまとめて提出する(オンデマンド授業)。
【事前学習】前回指示された範囲まで予習(自分の解読案を作成)して提出する。 (1時間)
【事後学習】授業内容を復習する。 (1時間)
9 書簡D後半の読解。解説授業を聴き、その内容をまとめて提出する(オンデマンド授業)。
【事前学習】前回指示された範囲まで予習(自分の解読案を作成)して提出する。 (1時間)
【事後学習】授業内容を復習する。 (1時間)
10 書簡E前半の講読。解説授業を聴き、その内容をまとめて提出する(オンデマンド授業)。
【事前学習】前回指示された範囲まで予習(自分の解読案を作成)して提出する。 (1時間)
【事後学習】授業内容を復習する。 (1時間)
11 書簡E後半の講読。解説授業を聴き、その内容をまとめて提出する(オンデマンド授業)。
【事前学習】前回指示された範囲まで予習(自分の解読案を作成)して提出する。 (1時間)
【事後学習】授業内容を復習する。 (1時間)
12 くずし字解読に関する授業内テストを行ない。その解説授業を聴く(オンデマンド授業)。(答案は採点後返却)
【事前学習】ここまでの内容を復習しておく。 (1時間)
【事後学習】授業内容を復習する。 (1時間)
13 前回テスト出題書簡(活字印刷)について、読み下し、現代語訳、年代推定をレポートにまとめて提出(課題研究)。
【事前学習】指示された内容のレポートを作成・提出する。 (1時間)
【事後学習】添削内容を復習する。 (1時間)
14 書簡F(活字印刷)について、読み下し、現代語訳、年代推定をレポートにまとめて提出(課題研究)。
【事前学習】指示された内容のレポートを作成・提出する。 (3時間)
【事後学習】添削内容を復習する。 (0.5時間)
15 書簡G(活字印刷)について、読み下し、現代語訳、年代推定をレポートにまとめて提出(課題研究)。
【事前学習】指示された内容のレポートを作成・提出する。 (0.5時間)
【事後学習】添削内容を復習する。 (0.5時間)
その他
教科書 児玉幸多 『 くずし字解読辞典 普及版』 東京堂出版 1993年
テキスト(解読の対象となる書簡のコピー、課題学習の対象となる書簡の文面)は、毎回必要な部分のPDFをBlackboardで配布する。
参考書 参考書リスト(事典、便覧、年表、史料集など)は初回の授業で配布する。
成績評価の方法及び基準 レポート:予習レポート、復習レポート。課題研究レポートの提出率(75%)、授業内テスト(25%)
授業内テストは、初見のくずし字文書の解読。くずし字辞典とテキスト・提出済みレポートの控え、ノートのみ使用可。
オフィスアワー Blackboardを通じての質問には直接回答するか、音声授業の際に回答する。

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