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考古学研究実習2

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令和元年度以前入学者 考古学研究実習2
教員名 堀内秀樹
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 主としてオンデマンド型授業(PowerPointによる資料配信を行い、受講する)。

Blackboard ID:20201366
授業概要 歴史考古学の新しい分野である、『近世考古学』とその成果を具体例を呈示しつつ、歴史研究の新たな視点や今後の可能性を共に考える。また、近世遺跡発掘調査・研究経験を基に、近世考古学の調査、研究、周知化に関する基礎知識から社会的の中での位置づけなど広い視点で共に考える。
授業のねらい・到達目標 授業では、最初に近世考古学研究の概要と視点の講義を行う。その上で、いくつかのキーワードについての関連研究について学生自身が選択し、発表を行う。発表後に内容を深く理解するために解説や学生との検討を行い、知見を深めていく。
 近世考古学の研究法、成果、可能性などを自らも学ぶことにより、新しい時代の考古学分野を理解できるようになることを目的とする。

 この科目は、文理学部史学科(学士(史学))のディプロマポリシーDP5,6,8およびカリキュラムポリシーCP5,6,8に対応している。
・これまでの先史考古学とは異なる新しい時代の考古学に対して、解釈視点や分析についての理解ができる(DP5-3)。
・学生の研究発表とその後教員が行う解説に対して質疑応答、検討などを行うことで、異なる解釈視点を持つことができる(DP6-3)。
・研究発表を行ったテーマに対して、深めるためのディスカッションを行い、充分であったも点、不足していた点を評価することができる(DP8-3)
授業の方法 主に学生による演習形式。
授業はBlackboardを利用。1から6回目までレジュメ、パワーポイントを毎回配布として授業支援にあげる。小課題は10月18日までに提出、5回目に取り上げる。研究発表あるいは調査を行った博物館調査発表は10月31日までに提出、7回目以降に2~3本ずつBlackboardにアップする。学生による提出後には、内容についての解説を行う。詳細は、事前学習・事後学習・授業計画コメントとと併せて理解してください。

○提出物(すべてWord、PDF形式で、office365か下記メールアドレスに提出)
 ①授業の質問、意見、感想などを書いた受講レポート(授業の次の日に提出)
 ②授業に関連した小課題(3回目に出題。10月18日締め切り。)
 ③興味を持ったテーマについて調査研究を行い、その内容について発表する。10月31日締め切り。発表資料2~10枚程度。

*履修者は初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackboardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。
授業計画
1 授業の進め方と講義「考古学的調査・評価・発信」(オンデマンド授業)。
調査から成果の連続性について学ぶ(A-5)。
授業を受けての自分の意見、あるいは感想を受講レポートにして授業の次の日(水曜日)までにoffice365、堀内メールアドレスのいずれかに提出する(ファイル名は、「講義日名前」にする)
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解しておく (1時間)
【事後学習】考古学の発掘・評価・発信についての関係を整理しておく (2時間)
2 講義「日本近世考古学概論(分野、時代、位置)」(オンデマンド授業)。
近世考古学の範囲について学ぶ(A-5)
授業を受けての自分の意見、あるいは感想を受講レポートにして授業の次の日(水曜日)までにoffice365、堀内メールアドレスのいずれかに提出する(ファイル名は、「講義日名前」にする)
【事前学習】日本の地理的位置と中世から近世にかけての歴史を理解しておく (2時間)
【事後学習】日本と東アジア王朝などの関係を整理しておく (2時間)
3 講義「近世考古学の範囲と研究史」(オンデマンドの授業)
近世考古学の多領域性について学ぶ(A-5)
小課題「近世窯業生産地」を出題する。
授業を受けての自分の意見、あるいは感想を受講レポートにして授業の次の日(水曜日)までにoffice365、堀内メールアドレスのいずれかに提出する(ファイル名は、「講義日名前」にする)。
【事前学習】東アジアの国や地域の歴史について整理しておく (3時間)
【事後学習】日本の近世遺跡の位置(歴史、経済、文化など)について考える (2時間)
4 講義「史料からみた近世と考古学からみた近世」
文字資料、考古資料との関係を具体資料を通して学ぶ。
授業を受けての自分の意見、あるいは感想を受講レポートにして授業の次の日(水曜日)までにoffice365、堀内メールアドレスのいずれかに提出する(ファイル名は、「講義日名前」にする)
【事前学習】文字資料と考古資料について考えておく (2時間)
【事後学習】講義で触れた磁器、徳利、薬瓶についての理解を深めておく (2時間)
5 学生による小課題 -近世窯業生産地-(オンデマンドの授業)
調査した陶磁器がどこで生産され、流通したものかについて考える(A-6)。
授業を受けての自分の意見、あるいは感想を受講レポートにして授業の次の日(水曜日)までにoffice365、堀内メールアドレスのいずれかに提出する(ファイル名は、「講義日名前」にする)。
【事前学習】近世の窯業生産について確認する (2時間)
【事後学習】近世遺跡の窯業生産地の発掘報告書を熟読する (2時間)
6 講義「海外での発信」(オンデマンドの授業)
発信の具体的な展示について、講義と博物館見学を行い展示について議論を行う(A-6)
授業を受けての自分の意見、あるいは感想を受講レポートにして授業の次の日(水曜日)までにoffice365、堀内メールアドレスのいずれかに提出する(ファイル名は、「講義日名前」にする)。
【事前学習】博物館展示以外の発信方法を整理しておく (2時間)
【事後学習】展示の具体的な方法を復習し、改善点や評価点などを考える (2時間)
7 研究発表:学生A・B
発表する学生は、授業内に行う解説や質疑を通して自己成果について考える(A-8)
発表に対して、質疑や検討を行う(A-6)
【事前学習】前週に周知した研究発表内容について知見を深めておく (2時間)
【事後学習】研究発表の内容について報告書、関連論文等で調べる (2時間)
8 研究発表:学生C・D
発表する学生は、授業内に行う解説や質疑を通して自己成果について考える(A-8)
発表に対して、質疑や検討を行う(A-6)
【事前学習】前週に周知した研究発表内容について知見を深めておく (2時間)
【事後学習】研究発表の内容について報告書、関連論文等で調べる (2時間)
9 研究発表:学生E・F
発表する学生は、授業内に行う解説や質疑を通して自己成果について考える(A-8)
発表に対して、質疑や検討を行う(A-6)
【事前学習】前週に周知した研究発表内容について知見を深めておく (2時間)
【事後学習】研究発表の内容について報告書、関連論文等で調べる (2時間)
10 研究発表:学生G・H
発表する学生は、授業内に行う解説や質疑を通して自己成果について考える(A-8)
発表に対して、質疑や検討を行う(A-6)
【事前学習】前週に周知した研究発表内容について知見を深めておく (2時間)
【事後学習】研究発表の内容について報告書、関連論文等で調べる (2時間)
11 研究発表:学生I・J
発表する学生は、授業内に行う解説や質疑を通して自己成果について考える(A-8)
発表に対して、質疑や検討を行う(A-6)
【事前学習】前週に周知した研究発表内容について知見を深めておく (2時間)
【事後学習】研究発表の内容について報告書、関連論文等で調べる (2時間)
12 研究発表:学生K・L
発表する学生は、授業内に行う解説や質疑を通して自己成果について考える(A-8)
発表に対して、質疑や検討を行う(A-6)
【事前学習】前週に周知した研究発表内容について知見を深めておく (2時間)
【事後学習】研究発表の内容について報告書、関連論文等で調べる (2時間)
13 研究発表:学生L・M
発表する学生は、授業内に行う解説や質疑を通して自己成果について考える(A-8)
発表に対して、質疑や検討を行う(A-6)
【事前学習】前週に周知した研究発表内容について知見を深めておく (2時間)
【事後学習】研究発表の内容について報告書、関連論文等で調べる (2時間)
14 研究発表:学生O・P
発表する学生は、授業内に行う解説や質疑を通して自己成果について考える(A-8)
発表に対して、質疑や検討を行う(A-6)
【事前学習】前週に周知した研究発表内容について知見を深めておく (2時間)
【事後学習】研究発表の内容について報告書、関連論文等で調べる (2時間)
15 総括と講義「日本人と近世」(オンデマンドの授業)
これまでの復習・解説を行う。また、現代日本人にとって重要な時代である近世について学ぶ(A-8)
授業を受けての自分の意見、あるいは感想を受講レポートにして授業の次の日(水曜日)までにoffice365、堀内メールアドレスのいずれかに提出する(ファイル名は、「講義日名前」にする)。
【事前学習】これまで行った研究発表について復習、疑問点などの整理をしておく (2時間)
【事後学習】近世考古学について自分なりに考えてみる (2時間)
その他
教科書 使用しない
参考書 江戸遺跡研究会 『図説 江戸考古学研究辞典』 柏書房 2001年
柏書房HP
http://www.kashiwashobo.co.jp/book/b227584.html
成績評価の方法及び基準 授業参画度(30%)、研究発表・小課題(70%)
①の研究発表を選択した学生は、以下の評価によって採点する。
  ・取り上げたテーマに対しての説明の充分さ・妥当性
  ・近世考古学の成果の活用
  ・発表者の意見の独創性・的確性
  ・プレゼンテーションの工夫
  ・レジュメ(要提出)
②の博物館発表を選択した学生は、以下の評価によって採点する。
  ・展示の説明
  ・近世考古学あるいは近世研究成果への言及
  ・展示方法に対しての自分の意見(改善案、要望など)
  ・プレゼンテーションの工夫
  ・レジュメ(要提出)

※授業の参画度は、毎回の提出レポートで評価します。
オフィスアワー office365、堀内メールアドレスのいずれかを通じて行う。
備考 ・事前学習・事後学習、授業計画コメント
 1回目から6回目までは、日本近世考古学に関する概論、提出した課題についての解説を、教員が作成した資料、音声を入れたパワーポイントをBlackboardにあげるので、学生はダウンロードして受講する。学生は資料、パワーポイントの内容について質問、意見、感想などを書いた受講レポートを翌日までに提出する(授業の参画度とする)。このうち3回目で出した小課題については、レポートを提出する(10月12日〆切)。5回目で解説授業を行う。
 6回目(10月31日)までに、履修した全員学生が選択したテーマについて研究を行った内容を記したレジュメを提出する。
 7回目以降、学生が提出した研究2~3本を事前にBlackboardに提示する。
 提示された研究発表について学生各自読んで、研究内容についての意見、質問、感想などを書いた受講レポートを翌日までに提出する(授業の参画度とする)。
 学生による意見や質問を踏まえて、次週、教員による解説を行う。

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