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令和元年度以前入学者 | アジアの表象文化1 | ||||
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教員名 | 舘けさみ | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 中国語中国文化学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 課題研究 (Blackboardなどにより学習資料などを配布) |
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授業概要 | 中国映画の概観を理解すること。 1982年に北京電影学院を卒業した世代の監督たちは、その活躍により、中国映画のニューウェーブとして国際的に認知され、以前の世代との区別から「第五世代」と称されている。その「第五世代」を代表する監督の作品を中心にすえながら、その周辺をも含めて、80年代の現代中国映画について検証する。 |
授業のねらい・到達目標 | 80年代以降の中国映画の概略を学ぶことにより、理解内容を演繹して、他の時期の中国映画の理解を深めることができることを目標とする。 90年代初めまでの中国映画の知識を獲得でき、代表作品についての特徴を説明できる。 世界に氾濫している様々な情報を自ら収集し、分類・整理し、論理的・批判的に理解することができる(A-3-2)。 この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの3に対応しています。 |
授業の方法 | 原則として講義形式で行う。 ➀視聴覚メディアにより作品を断片的に鑑賞する。 ➁授業内容に関する課題を数回作成してもらう。 ➂総合レポートに関する講評を行う。その講評を踏まえて改善点などに関する課題を作成してもらう。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。 提出されたペーパーは、可能な限り添削・採点などを施して返却するか、もしくは全体に対し口頭でコメントする。 |
履修条件 | 人数調整を行う場合がある。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標および授業方法について説明する) 映画全般に関する用語を紹介するとともに、中国映画独自の用語を解説する。 【事前学習】シラバスを事前に確認し、今後の学習計画を立てておくこと。 (0.5時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え、中国映画に関する用語に慣れておくこと。サブノートを作成する。 (0.5時間) |
2 |
中国映画簡史 興隆期から黄金期まで 映画の起源と中国映画の創成期を概観する。 【事前学習】映画全般に関する知識を整理しておくこと。 (1時間) 【事後学習】配布プリントを読み、初期の中国映画の概要を整理しておくこと。 (2時間) |
3 |
中国映画簡史 建国時期前後 中国現代史について確認するとともに、建国時期の映画の状況を学ぶ。 【事前学習】中国映画の初期の概要を復習すること。 (2時間) 【事後学習】配布プリントを読み、建国時期の映画の状況を把握しておくこと。 (2時間) |
4 |
中国映画簡史 文化大革命時期まで 文化大革命に関する知識を深めるとともに、映画界の状況を学ぶ。 【事前学習】建国時期の映画の状況を復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】配布プリントを読み、文化大革命時期までの状況を整理しておくこと。 (2時間) |
5 |
北京電影学院 歴史と概要 映画専門大学の着想から成立初期、その後の経緯について解説する。 【事前学習】授業で紹介した参考書を探して読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】北京電影学院の概要を整理して課題として提出すること。 (3時間) |
6 |
『黄色い大地』登場以前 80年代初期中国映画の状況を学ぶ。 【事前学習】北京電影学院の概要を復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】監督と作品の概要を整理しておくこと。 (2時間) |
7 |
陳凱歌監督『黄色い大地』 監督の経歴と作品の特徴を学ぶ。 【事前学習】以前の作品について復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】解説した監督と作品の特徴を整理して課題として提出すること。 (3時間) |
8 |
「第五世代」監督の登場 80年代半ばの状況と作品の特徴を学ぶ。 【事前学習】授業で紹介した参考書を探して読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】解説した監督と作品の特徴を整理しておくこと。 (2時間) |
9 |
張芸謀監督『紅いコーリャン』 監督の経歴と作品の特徴を学ぶ。 【事前学習】第五世代監督の特徴を復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】解説した監督と作品の特徴を整理して課題として提出すること。 (3時間) |
10 |
「第五世代」の初期監督作品 張芸謀監督作品を中心にして、他の監督作品についても学ぶ。 【事前学習】授業で紹介した参考書を探して読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】解説した監督と作品の特徴を整理しておくこと。 (2時間) |
11 |
80年代の動向 80年代の状況を学ぶ(A-3-2)。 【事前学習】第五世代監督の概要を復習してしておくこと。 (2時間) 【事後学習】レポートの準備をしておくこと。 (2時間) |
12 |
90年代の動向 90年代世界的名声を得た状況下での制作状況を学ぶ(A-3-2)。 【事前学習】80年代の動向について復習しておくこと。 (1時間) 【事後学習】80年代初めから90年代初めの中国映画界の状況を整理して課題として提出すること。 (3時間) |
13 |
授業内で解説した80年代を代表する監督の作品について、事前に提出された課題を踏まえ、その特徴について補足説明する。授業内容を踏まえて、指定作品に関するレポートの作成方法を説明する。
【事前学習】レポート作成の準備をしておくこと。 (2時間) 【事後学習】レポートを作成して提出すること。 (3時間) |
14 |
レポートに関する全体的な講評 事前に提出されたレポートに関して、個別には簡単に触れながら、全体としての講評を行う(A-3-2)。 【事前学習】授業内容全体を復習しておくこと。 (1時間) 【事後学習】レポート講評に対する意見を整理して課題として提出する。 (3時間) |
15 |
総括 受講者が提出したそれぞれの課題を紹介して、今後の課題をまとめる(A-3-2)。 【事前学習】授業内容全体を復習しておくこと。 (1時間) 【事後学習】他の受講者の意見を吟味して整理しておくこと。 (3時間) |
その他 | |
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教科書 | プリントを配布する。 |
参考書 | 配布資料で指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:レポートは求めるテーマと内容をみて評価する。(40%)、授業参画度:授業参画度は課題の提出状況およびその内容によって評価する。(60%) |
オフィスアワー | Blackboardを通して連絡すること |