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研究ゼミ1

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令和元年度以前入学者 研究ゼミ1
教員名 片倉健博
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 中国語中国文化学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 課題研究(Blackboardなどを通じて必要資料を配信する)を中心とし、オンデマンドを適宜取り入れる。
授業概要 中国古典通俗文学(元代まで)に関する研究を行う。
白話で書かれた文芸作品を読解し、作品の構造や作品の生まれた時代背景などを探る。
授業のねらい・到達目標 白話文学の発展過程を説明することができるようになる。
自分の興味をもった白話作品について他者に説明することができるようになる。
学修活動において、積極的に他者と連携して協働することができる(A-7-1)。
自分の学修状況の振り返りを行うことができる(A-8-1)。
この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの7,8に対応しています。
授業の方法 ゼミ生による演習方式。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。
履修条件 自主創造の基礎1・2、中国学入門1~4及び中国語1~14の単位を全て修得済みであること。
授業計画
1 ガイダンス:授業のテーマや到達目標および授業方法についての説明(オンデマンド)
文言と白話、韻文と散文の違いについて検討する(A-7-1)。
【事前学習】自分の研究テーマとしたいものを報告できるようにまとめる(A-8-1)。 (2時間)
【事後学習】文言と白話の違いを説明できるようにノートにまとめる。 (2時間)
2 白話文学の萌芽(1):説唱文学(オンデマンド)
敦煌変文に触れる。
【事前学習】変文とは何か調べる。 (2時間)
【事後学習】授業で紹介された参考書を読み、指定された箇所を訳す。 (2時間)
3 白話文学の萌芽(2):説唱文学(課題研究)
敦煌変文を読む。
【事前学習】訳文を報告できるようにレジュメにまとめる。 (2時間)
【事後学習】受講生同士で協力して読めなかったところを訳しなおす(A-7-1)。 (2時間)
4 白話文学の発展(1):諸宮調(オンデマンド)
諸宮調に触れる。
【事前学習】諸宮調とは何か調べる。 (2時間)
【事後学習】授業で紹介された参考書を読み、指定された箇所を訳す。 (2時間)
5 白話文学の発展(2):諸宮調(課題研究)
「劉知遠諸宮調」を読む。
【事前学習】訳文を報告できるようにレジュメにまとめる。 (2時間)
【事後学習】受講生同士で協力して読めなかったところを訳しなおす(A-7-1)。 (2時間)
6 白話文学の発展(3):全相平話五種(オンデマンド)
『三国志平話』に触れる。
【事前学習】全相の意味を調べる。 (2時間)
【事後学習】『三国志平話』について調べ、指定された箇所を訳す。 (2時間)
7 白話文学の発展(4):全相平話五種(課題研究)
『三国志平話』巻之上「水浸下邳擒呂布」を読む。
【事前学習】『三国志平話』巻之上の概要をまとめる。 (2時間)
【事後学習】漢和辞典に記載されていない俗字を授業で紹介された工具書で調べる。 (2時間)
8 白話文学の発展(5):全相平話五種(オンデマンド)
『三国志平話』巻之中「孔明祭風」を読む(2)。
【事前学習】『三国志平話』巻之中の概要をまとめる。 (2時間)
【事後学習】漢和辞典に記載されていない俗字を授業で紹介された工具書で調べる。 (2時間)
9 白話文学の発展(6):全相平話五種(課題研究)
『三国志平話』巻之下「秋風五丈原」を読む(3)。
【事前学習】『三国志平話』巻之下の概要をまとめる。 (2時間)
【事後学習】受講生同士で協力して読めなかったところを訳しなおす(A-7-1)。 (2時間)
10 白話文学の発展(7):成化説唱詞話(オンデマンド)
『花関索伝』に触れる。
【事前学習】成化説唱詞話について調べ、説明できるようにする。 (2時間)
【事後学習】『花関索伝』の指定された箇所を訳し、韻字を確認する。 (2時間)
11 白話文学の発展(8):成化説唱詞話(課題研究)
『花関索伝』を読む。
【事前学習】『花関索伝』の概要をまとめる。 (2時間)
【事後学習】『花関索伝』の訳を担当した箇所の韻字を『中原音韻』で調べる。 (2時間)
12 白話文学の発展(9):成化説唱詞話(課題研究)
『石郎駙馬伝』を読む。
【事前学習】石敬瑭について調べ、『石郎駙馬伝』の指定された箇所の訳文を作成する。 (2時間)
【事後学習】『石郎駙馬伝』の訳を担当した箇所の韻字を『中原音韻』で調べる。 (2時間)
13 白話文学の展開(1):雑劇(オンデマンド)
雑劇に触れる。
【事前学習】雑劇について事典で調べる。 (2時間)
【事後学習】指定された箇所の訳文を作成する。 (2時間)
14 白話文学の展開(2):雑劇(課題研究)
雑劇を読む。元刊雑劇三十種と脈望館抄本
【事前学習】元刊雑劇三十種について調べ、説明できるようにまとめる。 (2時間)
【事後学習】受講生同士で協力して読めなかったところを訳しなおす(A-7-1)。 (2時間)
15 前期のまとめ(A-8-1)(同時双方向)
詩讃系文学と楽曲系文学について報告し、討論する(A-7-1)。
【事前学習】詩讃系文学と楽曲系文学に関連する論文を読み、「詩讃系」と「楽曲系」の意味を理解する。 (2時間)
【事後学習】詩讃系文学と楽曲系文学の違いをまとめる(A-8-1)。 (2時間)
その他
教科書 授業で講読するテキストは、プリントで配布する。
参考書 小松謙 『「現実」の浮上―「せりふ」と「描写」の中国文学史』 汲古書院 2007年
その他、必要な工具書・参考書は適宜授業で紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
授業参画度には、レジュメや発表の成績等が含まれる。
オフィスアワー Blackboardなどを通じて事前に連絡をとること。

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