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令和元年度以前入学者 | ドイツ文化講義4 | ||||
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教員名 | 安達信明 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | ドイツ文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンデマンド授業(PowerPointによるスライドや動画資料配信)。教材の配信期間は原則として授業日の前日から1週間とします。 ※「授業開始までにBlackBoardのコースID 20201846 : 2020ドイツ文化講義4(安達信明・後・木2)に登録し、初回授業の注意事項に従って準備をしておいてください」 |
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授業概要 | 音楽とドラマを巡る世界を訪ねて |
授業のねらい・到達目標 | 文化の中でも音楽芸術の分野を扱います。ドイツ文化の中でも日本人には最も縁遠いジャンルと思われる音楽劇を取り上げ、過去400年の流れを時間軸に沿って辿って行く予定です。ドイツ文学科に来ていなければ恐らくほとんど知ることがなかったであろう世界を案内することで、ドイツの誇る音楽文化の一端を紹介できればと思っています。音楽劇は複合芸術ですから、他の文化領域委関心のある学生にも、色々な形で有益な示唆を与えてくれるのではないかと思っています。後期はドイツオペラを中心に授業を進めて行きます この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,DP2及びカリキュラムポリシーCP1,CP2に対応しています。 学修から得られた豊かな知 識と教養、及び、自己の倫 理観に基づいて、ドイツ語 圏の言語文化、さらにそこ から見えるヨーロッパ文化 の様相を説明することがで きる。(A-1-1) 現代社会におけるドイツ語 圏文化、ヨーロッパ文化の 役割を理解し、そのことを 踏まえて、国際社会が直面 している問題を説明するこ とができる。(A-2-1) |
授業の方法 | ※本来は下記のような教室と方法で行う予定でしたが、前期に引き続き後期も遠隔授業にするよう指示がありましたので、可能な範囲で適宜対応して行きます。尚、「課題提出」に関しては、原則としてWordファイルとし、書式は40字x30行とする。提出期限を設定するので期限を守ること。 メディア・ラボ教室を使い、映像を観ながら、西洋音楽特にオペラの歴史と変化を辿って行く予定です。音楽劇は長時間の作品が多く、授業時間90分では完結しない場合がほとんどですが、首都圏であれば、公立図書館や音楽専門の図書館にAV機器による鑑賞室を持つところがいくつもあるので、必要ならそういう機関を紹介しますので、各自で時間不足で観られなかった分は補うようにしてください。適宜必要な解説を加え、場合によっては資料を配付するようにします。毎回ではありませんが、適宜リアクション・ペーパーの提出(遠隔授業では「課題提出」)を求めて、授業参画度や理解度、教室外学習の内容などをチェックすることがあります。メディア・ラボ教室はオートロックですから、原則として遅刻は認めませんのでそのつもりでいて下さい。部屋を暗くして映像を使っている時に遅刻して来て、ドアを開けるように求められるのは、光が入って授業が中断され、授業妨害になりますのでご注意ください。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス。半期科目なので、再履修者を含め後期からの受講者向けにガイダンスを行う。 オペラの世界と世界のオペラ 1 【事前学習】選択科目の初回ガイダンスのため特にない 【事後学習】ガイダンス内容を次回までによく確認しておくこと (4時間) |
2 |
ガイダンス。履修未確定な段階なので、今回初めて出席した学生向けに再度手短にガイダンスを行う。 前期内容の復習と関連資料、参考書などの紹介 ドイツ再統一30周年記念企画:東ドイツと音楽、社会主義リアリズムの中の音楽、アイスラーとデッサウ 【事前学習】シラバスに表示されているテーマや関連項目を事前にネットなどで検索して来ること (2時間) 【事後学習】毎回見せる映像について、自分でもネットなどで調べてノートを作ること (2時間) |
3 |
ドイツオペラとジングシュピール1 モーツァルトと『魔笛』:ドイツ音楽とドイツ語、オペラとジングシュピールについて考える 【事前学習】シラバスに表示されているテーマや関連項目を事前にネットなどで検索して来ること (2時間) 【事後学習】毎回見せる映像について、自分でもネットなどで調べてノートを作ること (2時間) |
4 |
ドイツオペラとジングシュピール2 ベートーヴェンと『フィデリオ』。ベートーヴェンはなぜオペラを書いたのか? 【事前学習】シラバスに表示されているテーマや関連項目を事前にネットなどで検索して来ること (2時間) 【事後学習】毎回見せる映像について、自分でもネットなどで調べてノートを作ること (2時間) |
5 |
ドイツ国民オペラの誕生 ヴェーバーと『魔弾の射手』:国民オペラ・民族オペラについて考える 【事前学習】シラバスに表示されているテーマや関連項目を事前にネットなどで検索して来ること (2時間) 【事後学習】毎回見せる映像について、自分でもネットなどで調べてノートを作ること (2時間) |
6 |
「本家」イタリアの潮流:「本家」の動向について考える。本家のオペラはどこへ行くのか? ロッシーニ、ドニゼッティ、ヴェルディ、プッチーニ 【事前学習】シラバスに表示されているテーマや関連項目を事前にネットなどで検索して来ること (2時間) 【事後学習】毎回見せる映像について、自分でもネットなどで調べてノートを作ること (2時間) |
7 |
ワーグナーの登場:楽劇へ至る道、番号オペラと楽劇の間、体験と伝説の融合 番号オペラから楽劇へ 『さまよえるオランダ人』 【事前学習】シラバスに表示されているテーマや関連項目を事前にネットなどで検索して来ること (2時間) 【事後学習】毎回見せる映像について、自分でもネットなどで調べてノートを作ること (2時間) |
8 |
ワーグナー帝国 1 ロマン派の残照:『ローエングリン』、『タンホイザー』。ワーグナーはどこから来てどこへ行くのか? 【事前学習】シラバスに表示されているテーマや関連項目を事前にネットなどで検索して来ること (2時間) 【事後学習】毎回見せる映像について、自分でもネットなどで調べてノートを作ること (2時間) |
9 |
ワーグナー帝国 2: 『指輪』の世界とバイロイト 『トリスタンとイゾルデ』、『ニーベルングの指輪』。楽劇、ライトモチーフ、トリスタン和声、無限旋律について考える 【事前学習】シラバスに表示されているテーマや関連項目を事前にネットなどで検索して来ること (2時間) 【事後学習】毎回見せる映像について、自分でもネットなどで調べてノートを作ること (2時間) |
10 |
ポスト・ワーグナーの時代:メールヒェン・オペラとは フンパーディンクの世界:『ヘンゼルとグレーテル』 【事前学習】シラバスに表示されているテーマや関連項目を事前にネットなどで検索して来ること (2時間) 【事後学習】毎回見せる映像について、自分でもネットなどで調べてノートを作ること (2時間) |
11 |
ポスト・ワーグナーとドイツ後期ロマン派について考える、多様性の中の混沌 リヒャルト・シュトラウスの世界:『サロメ』、『エレクトラ』、『影のない女』 【事前学習】シラバスに表示されているテーマや関連項目を事前にネットなどで検索して来ること (2時間) 【事後学習】毎回見せる映像について、自分でもネットなどで調べてノートを作ること (2時間) |
12 |
ドイツの現代オペラと世界の現代オペラ1:現代オペラについて映像を見ながらその意味を考える
【事前学習】シラバスに表示されているテーマや関連項目を事前にネットなどで検索して来ること (2時間) 【事後学習】次回の試験のために総復習をしておくこと (2時間) |
13 |
ドイツの現代オペラと世界の現代オペラ2:現代オペラの可能性と課題について考える 1回から13回目までの授業内容について質疑応答を行う 【事前学習】これまで学んだことをノートに基づいて総まとめしておくこと (2時間) 【事後学習】試験ででうまく解答できなかった点について再度考えて来ること (2時間) |
14 |
到達度確認のためにレポートを提出してもらう。 レポート出題の意図について適宜解説をし質疑応答を行う 【事前学習】これまでの授業内容をきちんと総復習して来ること (2時間) 【事後学習】毎回見せる映像について、自分でもネットなどで調べてノートを作ること (2時間) |
15 |
後期総まとめと日本のオペラ(A-1,A-2)
【事前学習】質問や意見を述べる最後の機会なので、準備をしておくこと (2時間) 【事後学習】後期最終授業なので特にないが、1年間の授業を振り替えて自分で考えてみることを勧める:通過儀礼としての知識と経験ではなく、テーマを持って取り組む姿勢が問われていることを忘れないように。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | プリントを適宜配布する。 |
参考書 | 授業中に適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:指定課題提出(60%)、授業参画度:自由課題提出・授業ノート提出(20%)、書式不備の有無・期限順守など(20%) ※本来はML教室での授業と授業内試験などで行う予定でしたが、後期も遠隔授業にするよう指示がありましたので、提出されたものの内容に基づき「レポート」と「授業参画度」及び「その他」として判断します。「レポート」は提出された指定課題内容の出来栄え、「授業参画度」は半期分の授業ノートと自由課題の内容、「その他」は、レポートが指示された書式・形式・字数になっているか、参考文献などの参照の有無と出典が明示されているか、提出期限を守ったかなどを総合的に見て判断の基準とします。「自由課題」とは、義務ではないが提出すれば加点する課題のこと。 |
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