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令和元年度以前入学者 | ドイツ文学演習1 | ||||
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教員名 | 関口なほ子 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | ドイツ文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | オンデマンド型の遠隔授業・課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信)を中心にする。受講状況によってオンライン型の授業(Zoom)を組み合わせる。 授業開始までにBlackBoardのコースID 20201873: 2020 ドイツ文学演習1 (関口なほ子・前・水3)に登録し、初回授業の注意事項に従って準備をしておくこと。 |
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授業概要 | 戦後ドイツ文学において重要な作家の一人とみなされているヴォルフガング・ケッペン(Wolfgang Koeppen,1906-1996)の小説『ヤーコプ・リットナーの穴蔵の手記』(Jakob Littners Aufzeichnungen aus einem Erdloch, 1948)を読む。 作品の内容を理解し、行間にこめられた意味を考え、議論し、解釈の可能性を探る。作品の理解を深めるために、「戦後文学」の特徴、ドイツの社会、歴史に関する知識も習得していく。 |
授業のねらい・到達目標 | ・作品を自ら調べ、内容や言外の意味を考えることで、作品を掘り下げて受容することができる(A-3-3)。 ・「手記」という文学形式における表現方法の可能性(効果)を理解する(A-3-3)。 ・作品の時代背景を調べることで、作品を解釈する視野を拡大し、文学作品へのアプローチ方法を習得する(A-3-3,A-4-3)。 ・戦後文学における作品の位置づけを考え、文学作品の歴史的・社会的役割を具体的に述べることができる(A-3-3,A-4-3)。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3, DP4及びカリキュラムポリシーCP3, CP4に対応しています。 |
授業の方法 | 演習形式。受講生による発表と意見交換(議論)、教員による解説を交えて進行する。 発表者は、配布テキストの担当箇所を熟読し、自ら内容を整理しまとめる。それを自らの意見や解釈とともに発表する。 発表を受けて、受講生は意見交換を行う。 |
授業計画 | |
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1 |
スタートアップ: 学習計画立案:授業の進め方・目的、到達目標、テキスト・評価方法等について説明します(A-3-3)。 【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解すること。個人の時間割案を作成しておく(A-3-3)。 (0.5時間) 【事後学習】授業で注意されたことに基づいて、必要に応じて修正を加えまとめておく(A-4-3)。 (0.5時間) |
2 |
①p 5 序文 和訳して内容を考える。 この作品における「私」の状況を把握するために、「私」に関する情報を集める。 【事前学習】当該箇所を読み、1946年~47年のドイツ(ミュンヘン)の状況について内容を考えておく(A-3-3)。 (0.5時間) 【事後学習】授業で注意されたことに基づいて、必要に応じて修正を加え、学習内容の要点をまとめておく(A-4-3)。 (0.5時間) |
3 |
p5~6序文:本作品の発端・作品における作家の位置・登場人物について考察。
【事前学習】該当箇所を調べ、内容を考える。疑問点をまとめておく(A-3-3)。 (0.5時間) 【事後学習】授業で注意されたことに基づいて、必要に応じて修正を加え、学習内容の要点をまとめておく(A-4-3) (0.5時間) |
4 |
p8「汝らの敵を愛せ。汝らを呪う者を祝福せよ」:この「掟」について考え、意見をまとめる。
【事前学習】上記の引用について考え、意見をまとめておく(A-3-3)。 (0.5時間) 【事後学習】授業で注意されたことに基づいて、必要に応じて修正を加え、学習内容の要点をまとめておくこと。「ミュンヘン協定」(A-4-3)。 (0.5時間) |
5 |
p 9 冒頭の段落部分:「ミュンヘン協定」と「私のオプティミズ」について。 p 9~10:メディア,,Neue Züricher Zeitung“が伝えていた内容と「私」の予想。 【事前学習】該当箇所について調べ、内容・疑問点をまとめておく。語り手である「私」の考えについてまとめておく(A-3-3)。 (0.5時間) 【事後学習】授業で注意されたことに基づいて、必要に応じて修正を加え、学習内容の要点をまとめておく(A-4-3)。 (0.5時間) |
6 |
p10~11「ドイツにいるユダヤ人の情況」について:
【事前学習】該当箇所を調べ、内容を考える。疑問点をまとめておく(A-3-3)。 (0.5時間) 【事後学習】授業で注意されたことに基づいて、必要に応じて修正を加え学習内容の要点をまとめておく(A-4-3)。 (0.5時間) |
7 |
p11~15「逮捕」(1):逮捕の過程についてp11~15「逮捕」(2):「私」の心情について
【事前学習】該当箇所を調べ、内容を考える。疑問点をまとめておく(A-3-3)。 (0.5時間) 【事後学習】授業で注意されたことに基づいて、必要に応じて修正を加えまとめておく(A-4-3)。 (0.5時間) |
8 |
p15~17「刑務所」について
【事前学習】該当箇所を調べ、内容を考える。疑問点をまとめておく(A-3-3)。 (0.5時間) 【事後学習】授業で注意されたことに基づいて、必要に応じて修正を加え、学習内容の要点をまとめておく(A-4-3)。 (0.5時間) |
9 |
p25~27「ミュンヘンでの状況」(1)
【事前学習】該当箇所を調べ、内容を考える。疑問点をまとめておく(A-3-3)。 (0.5時間) 【事後学習】授業で注意されたことに基づいて、必要に応じて修正を加え、学習内容の要点をまとめておく(A-4-3)。 (0.5時間) |
10 |
p25~27「ミュンヘンでの状況」(2)
【事前学習】該当箇所を調べ、内容を考える。疑問点をまとめておく(A-3-3) (0.5時間) 【事後学習】授業で注意されたことに基づいて、必要に応じて修正を加え、学習内容の要点をまとめておくこと(A-4-3) (0.5時間) |
11 |
p32~34「ドイツを去る」(1)
【事前学習】該当箇所を調べ、内容を考える。疑問点をまとめておく(A-3-3)。 (0.5時間) 【事後学習】授業で注意されたことに基づいて、必要に応じて修正を加え、学習内容の要点をまとめておくこと(A-4-3) (0.5時間) |
12 |
p32~34「ドイツを去る」(2)
【事前学習】該当箇所を調べ、内容を考える。疑問点をまとめておく(A-3-3)。 (0.5時間) 【事後学習】授業で注意されたことに基づいて、必要に応じて修正を加え、学習内容の要点をまとめておくこと(A-4-3) (0.5時間) |
13 |
p36~37「プラハでの状況」
【事前学習】該当箇所を調べ、内容を考える。疑問点をまとめておく(A-3-3)。 (0.5時間) 【事後学習】授業で注意されたことに基づいて、必要に応じて修正を加え、学習内容の要点をまとめておくこと(A-4-3) (0.5時間) |
14 |
p39:「故国喪失」とはどういう状況か。
【事前学習】該当箇所を調べ、内容を考える。、疑問点をまとめておく(A-3-3)。 (0.5時間) 【事後学習】授業で注意されたことに基づいて、必要に応じて修正を加え、学習内容の要点をまとめておくこと(A-4-3) (0.5時間) |
15 |
これまでの復習と習得度の確認
【事前学習】これまでに学習した内容を踏まえて本作品に特徴的な事柄を考える(A-3-3)。 (0.5時間) 【事後学習】戦争体験を扱った文学作品について調べておく(A-4-3)。 (0.5時間) |
その他 | |
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教科書 | Blackboardを通じて資料(テキストの抜粋)を配布します。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(40%)、授業参画度:毎回の課題への取り組みとその評価・提出状況(60%) 課題・レポートはBlackboardを通じて提出する。 |
オフィスアワー | Blackboardを通じて質問を受け付けます。 |