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令和元年度以前入学者 | ドイツ文学演習4 | ||||
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教員名 | 本田博之 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | ドイツ文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | Zoomによる双方向遠隔のライブ授業を行い、Blackboard(20201929 : 2020ドイツ文学演習4)を併用する。 |
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授業概要 | Friedrich Schillerの”Wilhelm Tell”を読む。子供の頭の上にのせられたリンゴを射る弓矢の名人ウィリアム・テルは有名ですが、多くの人はその原典を読んだことがないと思われます。その原典を読みます。 |
授業のねらい・到達目標 | ・18世紀の劇作家として有名なフリードリヒ・シラーの”Wilhelm Tell”(1804年)を精読します。まずは、原典をしっかり読むことが重要でありますが、さらに、歴史的な素材をシラーがいかに戯曲に仕立て上げたかという観点から、歴史家シラーと物語という側面についても受講者各自にじっくり考えてもらいたいと思います。 ・物事を既存の知識にとらわれることなく、ドイツ語圏、ヨーロッパの理路に基づいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(A-3-3) ・ドイツ語圏、ヨーロッパに関わる資料や事象から見出される問題を発見し、それを自らの問題と結びつけつつ、専門的知識に基づいて解決案を作成できる。(A-4-3) ・担当箇所を発表することにより、様々な人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論することができる。(A-6-3) この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3, DP4及びカリキュラムポリシーCP3, CP4に対応しています。 |
授業の方法 | 初回は、シラーの簡単な伝記をプリントで読みます。以降は、授業計画に沿って毎回精読を行っていきます。辞書は、『独和大辞典コンパクト版』(小学館)か『木村・相良 独和辞典』(博友社)を使用すること。初級用の辞書では載っていない単語があります。 |
履修条件 | 学科の履修規定による |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明をする)。プリントによる第3幕までの要約テキストを読む。
【事前学習】ヴィルヘルム・テルについて調べてくる (0.5時間) 【事後学習】基礎的な文法事項と単語を覚える (0.5時間) |
2 |
第4幕・第1場(テルが追跡から逃れる場面)
【事前学習】未知の単語を調べる (0.5時間) 【事後学習】基礎的な文法事項と単語を覚える (0.5時間) |
3 |
第4幕・第2場(アッティングハウゼンが貴族時代の終わりを宣言する場面)
【事前学習】未知の単語を調べる (0.5時間) 【事後学習】基礎的な文法事項と単語を覚える (0.5時間) |
4 |
第4幕・第3場(キュスナハト)
【事前学習】未知の単語を調べる。 (0.5時間) 【事後学習】基礎的な文法事項と単語を覚える (0.5時間) |
5 |
第4幕・第3場(待ち伏せするテル)
【事前学習】未知の単語を調べる (0.5時間) 【事後学習】基礎的な文法事項と単語を覚える (0.5時間) |
6 |
第4幕・第3場 (ゲスラーを射るテル)
【事前学習】未知の単語を調べる (0.5時間) 【事後学習】基礎的な文法事項と単語を覚える (0.5時間) |
7 |
第5幕・第1場(Rudenzと Melchthal Berta が地下牢から救われる場面)
【事前学習】未知の単語を調べる (0.5時間) 【事後学習】基礎的な文法事項と単語を覚える (0.5時間) |
8 |
第5幕・第1場(Albrecht王が殺されたとの報が入る場面)
【事前学習】未知の単語を調べる (0.5時間) 【事後学習】基礎的な文法事項と単語を覚える (0.5時間) |
9 |
第5場・第2場(テルの妻はテルを非難する場面)
【事前学習】未知の単語を調べる (0.5時間) 【事後学習】基礎的な文法事項と単語を覚える (0.5時間) |
10 |
第5幕・最終場(テルの行為が皆に賞賛される場面)
【事前学習】未知の単語を調べる (0.5時間) 【事後学習】基礎的な文法事項と単語を覚える (0.5時間) |
11 |
歴史的素材と文学作品についての考察
【事前学習】参考図書の『物語の哲学』ないし類似した書籍を読み、歴史と物語について考える (0.5時間) 【事後学習】歴史と物語について短いレポートをまとめる (0.5時間) |
12 |
歴史と物語についての短いレポートの発表。
【事前学習】レポートの準備 (0.5時間) 【事後学習】他の参加者の意見をふまえた上で、歴史と物語の再考 (0.5時間) |
13 |
授業内試験と、その解説を行う。
【事前学習】試験勉強をする (0.5時間) 【事後学習】試験範囲の復習をする (0.5時間) |
14 |
これまでの授業に関しての質疑応答を行う。
【事前学習】これまでの整理をする (0.5時間) 【事後学習】復習をする (0.5時間) |
15 |
振り返りと解説
【事前学習】ウィリアム・テルについて今一度考える (0.5時間) 【事後学習】学習した文法事項の再復習 (0.5時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は使用しません。必要なテキストは授業中に配布します。 |
参考書 | 野家啓一 『物語の哲学』 岩波現代文庫 2005年 適宜資料を配付します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業参画度(50%)、最終課題(20%) 授業参画度は、毎回の発表等でA-6の達成度を評価します。辞書をしっかり引いて考えているか、初級文法をしっかり習得しているかでA-3, A-4, A-5の達成度を評価、ノート点検などによりA-8の達成度を評価します。レポートは、課題研究のレポートで評価します。 |
オフィスアワー | ブラックボードにて、質問および相談を受け付けます。ブラックボードからメールも発信することができます。 |