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令和元年度以前入学者 | 社会学演習2 | ||||
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教員名 | 石岡丈昇 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 毎回、課題研究と同時双方性(Zoom)の議論を組み合わせておこないます。Blackboard ID:20202003。 |
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授業概要 | 20世紀の戦記文学を読みながら、〈ファシズムと文学〉の関係を社会学的に考えます。そこから文学社会学、さらにはファシズム文化研究へと展開する道筋を考えていきます。 反戦文学からファシズムについて考える作業は、広くおこなわれています。そうではなく、好戦ルポでもあるような戦記文学を読みながらファシズムについて考えるのが、本演習です。 |
授業のねらい・到達目標 | <知識><技能> ・文学から社会学を構築しなおす文学社会学の研究動向について理解する。 ・ファシズムが政治体制の問題であると同時に、文化をめぐる問題でもあることを理解する。 ・現在から過去を裁断する、あるいは〈こちら〉から〈あちら〉を裁断するような思考様式を、いったん疑ってみる研究姿勢を体得する。 <能力> 上記の<知識><技能>の習得を経て、以下の<能力>を育むことが目標である。 ・自身の認識の外側に存在する社会に対する関心を持ち,理解するために必要な情報や知識をみずから収集することができる。(A-5-2: 挑戦力) ・設定された課題に対し,社会学の枠組みや方法に即して議論することで,理解を深めることができる。(A-6-2: コミュニケーション力) ・学修活動において積極的にリーダーシップを発揮し,他者と協働して作業をすることができる。(A-7-2: リーダーシップ・協働力) ・自身の学修経験の振り返りを継続的に行いながら,改善策を検討することができる。(A-8-2: 省察力) この科目は文理学部(学士(社会学)のDP5~8及びCP5~8に対応しています。 |
授業の方法 | 演習形式で以下のようにおこないます。 ・文学作品と文学批評を同時に読みながら、受講者はレジュメを担当します。 ・そのレジュメをもとに総合討論を受講者全員でおこないます。 ・ドキュメンタリー映像なども用いながら、ファシズムと「表現」や「文化」の問題について考察します。 なお、各回における受講生からの報告や質問、提出されたミニレポートについては、Blackboardなどを用いて応答しつつ、受講者全体にフィードバックされるように授業を展開する。また翌週の回においても、重要な報告や質問について解説する時間を設ける。レポートについては、採点・記述のポイントを提示しつつ、複数のレポート例をもとにコメント・解説をおこなう。 |
授業計画 | |
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1 |
前期および夏期課題についての復習と議論(A-5-2、A-6-2、A-7-2)
【事前学習】夏期課題を完成させる (1時間) 【事後学習】火野葦平の二つの小説を読み進める (1時間) |
2 |
火野葦平『麦と兵隊』を読む(1)(A-5-2)
【事前学習】『麦と兵隊』を読んでくる (1時間) 【事後学習】受講者全員のレジュメの内容を読み返し、次回の論点提起のための新たなレジュメを作成する (1時間) |
3 |
火野葦平『麦と兵隊』を読む(2)
【事前学習】『麦と兵隊』を読み返してくる (1時間) 【事後学習】受講者全員のレジュメの内容を読み返し、次回の論点提起のための新たなレジュメを作成する (1時間) |
4 |
火野葦平『麦と兵隊』を読む(3)
【事前学習】『麦と兵隊』を読み返してくる (1時間) 【事後学習】受講者全員のレジュメの内容を読み返し、次回の論点提起のための新たなレジュメを作成する (1時間) |
5 |
火野葦平『麦と兵隊』を読む(4)
【事前学習】『麦と兵隊』を読み返してくる (1時間) 【事後学習】受講者全員のレジュメの内容を読み返し、次回の論点提起のための新たなレジュメを作成する (1時間) |
6 |
火野葦平『麦と兵隊』を読む(5)
【事前学習】『麦と兵隊』を読み返してくる (1時間) 【事後学習】受講者全員のレジュメの内容を読み返し、次回の論点提起のための新たなレジュメを作成する (1時間) |
7 |
火野葦平『麦と兵隊』を読む(6)
【事前学習】『麦と兵隊』を読み返してくる (1時間) 【事後学習】受講者全員のレジュメの内容を読み返し、次回の論点提起のための新たなレジュメを作成する (1時間) |
8 |
火野葦平『麦と兵隊』を読む(7)
【事前学習】『麦と兵隊』を読み返してくる (1時間) 【事後学習】受講者全員のレジュメの内容を読み返し、次回の論点提起のための新たなレジュメを作成する (1時間) |
9 |
火野葦平『土と兵隊』を読む(1)(A-5-2)
【事前学習】『土と兵隊』を読んでくる (1時間) 【事後学習】受講者全員のレジュメの内容を読み返し、次回の論点提起のための新たなレジュメを作成する (1時間) |
10 |
火野葦平『土と兵隊』を読む(2)
【事前学習】『土と兵隊』を読み返してくる (1時間) 【事後学習】受講者全員のレジュメの内容を読み返し、次回の論点提起のための新たなレジュメを作成する (1時間) |
11 |
火野葦平『土と兵隊』を読む(3)
【事前学習】『土と兵隊』を読み返してくる (1時間) 【事後学習】受講者全員のレジュメの内容を読み返し、次回の論点提起のための新たなレジュメを作成する (1時間) |
12 |
火野葦平『土と兵隊』を読む(4)
【事前学習】『土と兵隊』を読み返してくる (1時間) 【事後学習】受講者全員のレジュメの内容を読み返し、次回の論点提起のための新たなレジュメを作成する (1時間) |
13 |
火野葦平『土と兵隊』を読む(5)
【事前学習】『土と兵隊』を読み返してくる (1時間) 【事後学習】受講者全員のレジュメの内容を読み返し、次回の論点提起のための新たなレジュメを作成する (1時間) |
14 |
火野葦平『土と兵隊』を読む(6)(A-6-2、A-7-2)
【事前学習】『土と兵隊』を読み返してくる (1時間) 【事後学習】受講者全員のレジュメの内容を読み返し、次回の論点提起のための新たなレジュメを作成する (1時間) |
15 |
ファシズムと文学、そして社会学(2)(A-5-2、A-8-2)
【事前学習】今回の討論事項をレジュメに整理する (1時間) 【事後学習】前期の内容を振り返る (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 池田浩士 『抵抗者たち:反ナチス運動の記録』 共和国 2018年 フランツ・カフカ(多和田葉子ほか訳) 『カフカ ポケットマスターピース1』 集英社ヘリテージシリーズ 2015年 上記の二つの教科書は必ず購入の上で、本演習に参加すること。これらの書物を適宜読み返しながら、演習を進めるので、くれぐれも受講者はこれらの書物を毎回持参すること。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:ファシズムと文学が、いかに社会学の研究課題になるのかを考察して、レポートにまとめる(A-5-2, A-6-2, A-7-2, A-8-2)(60%)、授業参画度:Zoomを用いた同時双方性の議論の中での発言やレジュメの内容などを評価に組み入れる(40%) |
オフィスアワー | メールで事前に日時を決めた上で、個別にZoomで対応する。 |
備考 | シラバスの内容は受講者の規模、あるいはその学修の状況を考慮して、変更することがある。 なお、事前学習・事後学習の時間は目安である。 |