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社会情報論

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令和元年度以前入学者 社会情報論
教員名 中森広道
単位数    2 学年 2・3 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会学科
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 オンデマンド(映像)ならびに課題学習(Blackboardを使用 ID:20202036)
授業概要 テーマ:情報の社会的機能 流言・うわさ・デマ・都市伝説/マス・メディアから超域メディアへ
情報・メディアを学ぶために必要な基礎知識と、情報を社会学やその関連分野から考究する方法について習得することを目的とした講義。後期開講の「社会情報論」は、「情報の社会的機能」をテーマに、流言・うわさ・デマ・都市伝説などについてと、前期の「マス・メディア論」で扱った触れた時期以降のマス・メディアの展開、通信・超域メディアの浸透と影響について講義する。
授業のねらい・到達目標 <知識><技能>
①「流言・うわさ・デマ・都市伝説」を中心に「情報の社会的機能」について説明できるようになる。
②近年のメディアの展開を中心に情報・メディアの現状と課題について概観する。社会学・社会心理学・心理学のの違いに触れながら、情報やメディアを社会学や隣接分野から、どのように考えていくかを理解できるようになる。

<能力>
上記の<知識><技能>の習得を経て,以下の<能力>を育むことが目標である。
・多様なメディアによって形作られる現代社会におけるわたしたちの日常生活の中の諸課題について,メディア研究における多様な基礎理論を用いて説明することができる。(A-4-2: 問題発見・解決力)

この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP4、及びカリキュラムポリシーCP4に対応しています。
授業の方法 オンデマンド(映像)ならびに課題学習で授業を進める。前期開講の「マス・メディア論」に連続した講義で、後期は(1)流言・うわさ・デマ・都市伝説、(2)1970年代以降のマス・メディアの普及とその展開における影響、(3)電話・電気通信・超域メディアの3点を中心に、その特性や社会的背景ならびに社会的機能に留意しながら話を進める。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する) 以下、予定。
【事前学習】情報・メディアならびに流言・うわさについての資料を読む (2時間)
【事後学習】流言・うわさに関する資料を読む (2時間)
2 流言とうわさ(1) 流言研究概説 「流言」「うわさ」「デマ」「都市伝説」の違い(A-4-2)
【事前学習】流言・うわさ・デマ・都市伝説についての事例を調べる (2時間)
【事後学習】流言・うわさに関する代表的な文献を読む (2時間)
3 流言とうわさ(2) 心理現象としての流言
【事前学習】前回の内容を復習する (2時間)
【事後学習】シラバスで挙げた参考書を読む (2時間)
4 流言とうわさ(3) 社会現象としての流言
【事前学習】前回の内容を復習する (2時間)
【事後学習】シラバスで挙げた参考書を読む (2時間)
5 流言とうわさ(4) メディアの情報と社会的混乱 ラジオドラマ『宇宙戦争』と混乱・「関東大震災」と流言ほか
【事前学習】前回の内容を復習する (2時間)
【事後学習】シラバスで挙げた参考書を読む (2時間)
6 流言とうわさ(5) これまでの流言・うわさの事例(A-4-2)
【事前学習】前回の内容を復習する (2時間)
【事後学習】日本の現代史(特に昭和の戦後)に関する資料を読む (2時間)
7 流言とうわさ(6) 都市伝説 「学校の怪談」「口裂け女」ほか
【事前学習】前回の内容を復習する (2時間)
【事後学習】都市伝説の事例について整理しておく (2時間)
8 メディアの社会的機能(1) 通信メディアの特性(A-4-2)
【事前学習】前回の内容を復習する (2時間)
【事後学習】マス・メディアとインターパーソナルメディアの違いについて整理する (2時間)
9 メディアの社会的機能(2) 電話・携帯電話の普及過程
【事前学習】通信メディアについての資料を読む (2時間)
【事後学習】シラバスで挙げた参考書を読む (2時間)
10 メディアの社会的機能(3) 電話・携帯電話の利用文化
【事前学習】前回の内容を復習する (2時間)
【事後学習】シラバスで挙げた参考書を読む (2時間)
11 メディアの社会的機能(4) 超域メディアの時代・携帯電話からスマートフォンへ(A-4-2)
【事前学習】前回の内容を復習する (2時間)
【事後学習】授業内で紹介するデータを読む (2時間)
12 メディアの社会的機能(5)マス・メディアと映画
【事前学習】映画に関する資料を読む (2時間)
【事後学習】マス・メディアの中の映画の位置づけについて考える (2時間)
13 メディアの社会的機能(6)その後のマス・メディア 超域メディア時代のテレビ・ラジオ・新聞・映画(A-4-2)
【事前学習】前回の内容を復習する (2時間)
【事後学習】授業内で紹介するデータを読む (2時間)
14 メディアの社会的機能(6)地上デジタル放送への移行 超域メディアとソーシャルネットワーク(A-4-2)
【事前学習】前回の内容を復習する (2時間)
【事後学習】授業内で紹介するデータを読む (2時間)
15 授業内試験
【事前学習】これまでの授業内容を復習する (2時間)
【事後学習】情報・メディアについて再考する (2時間)
その他
教科書 使用せず
参考書 廣井 脩 『流言とデマの社会学 (文春新書)』 文芸春秋 2001年
藤竹 暁 『図説 日本のメディア〔新版〕 (NHKブックス)』 日本放送出版協会 2018年
G.W.オルポート・L.ポストマン(南 博・訳) 『デマの心理学 (岩波現代叢書ベスト・コレクション)』 岩波書店(1952年版の復刻版) 1992年
H.キャントリル(斎藤 耕二・ 菊池 章夫 訳) 『火星からの侵入―パニックの社会心理学』 川島書店 1971年
そのほかの参考書は授業中に紹介する
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、課題(50%)
・定期試験と課題で評価する。授業内容の理解度と説明力を中心に評価する(A-4-2: 問題発見・解決力)。
オフィスアワー 授業中に伝える
備考 ・課題提出の方法・フィードバック方法については、授業開始時に指示する。
・授業の進捗状況や使用する資料の関係などから授業内容を一部変更することもある。

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