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障害者福祉論

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令和2年度入学者 障害者福祉論
令和元年度以前入学者 障害者福祉論
教員名 吉田仁美
単位数    2 学年 1・2 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 オンデマンド型授業(パワーポイントまたはPDF等による講義資料配信と音声による授業配信の組み合わせ)で実施する。ただし第14回と第15回は課題研究で実施する。

BlackBoard ID: 20202157
授業概要 今日、障害者福祉は国内的にも、国際的にも大きな変化が生じてきている。本講義では、障害者の自立生活運動の歴史、国際障害者福祉の歴史、理念を学んだ上で、障害者権利条約や国際生活機能分類(ICF)に照らし合わせて障害の概念の定義が変化してきていることを理解する。そして、日本国内における障害者福祉の法制度のサービス体系、障害者をめぐる環境、障害者の権利、障害者の生活実態について把握する。
授業のねらい・到達目標 ・国際的な障害者福祉の歴史的展開について理解し、障害者権利条約が生まれた背景について説明することができる。
・障害の定義・概念についてWHOの国際生活機能分類をもとに説明することができる。
・国内における障害者福祉制度・サービス体系の最新の動向を把握し、関連知識を修得する。
この科目は旧カリキュラムでは文理学部(学士(社会福祉学)のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。

なおこの科目は新カリキュラムでは文理学部(学士(社会福祉学)のディプロマポリシーDP2,DP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP2,CP3,CP4に対応しています。
・日本及び国際社会が直面している社会福祉の問題を説明することができる(A-2-1)。
・物事を論理的に説明することができる(A-3-1)。
・社会や身近な環境に存在する福祉課題を見抜き、職業人及び市民としての立場から、課題解決の方向を提案することができる(A-4-1)。
授業の方法 ・資料は毎回、BlackBoardの教材画面から配信します。
・初回の授業時に視聴環境についてアンケートを実施します。
・毎回の授業終了後にはレスポンスカードを提出していただきます。履修者は指定期日までにブラックボードの提出画面に提出してください。必要であれば、次回あるいは次々回の授業で解説を行います。
授業計画
1 第1回 導入:障害者福祉論の授業概要(A-2-1)(オンデマンド型授業)
【事前学習】教科書に目を通し授業全体の流れを理解すること。 (2時間)
【事後学習】「障害」とは何かということについて自分なりに考えてみる。 (2時間)
2 障害者福祉の歴史的展開(A-2-1)(オンデマンド型授業)
【事前学習】歴史を通して障害者福祉の全体像を理解する。 (2時間)
【事後学習】障害者福祉の主要な歴史をおさえておく。 (2時間)
3 障害者の人権保障と福祉の理念:国際的な自立生活運動の歴史等をふまえて(A-2-1)(オンデマンド型授業)
【事前学習】国際的な自立生活運動の歴史を調べてみる。 (2時間)
【事後学習】当事者が今日の障害者福祉をどのように築いてきたかを理解する。 (2時間)
4 障害者福祉を取り巻く思想と理念障害者福祉の原理となる基本的人権(A-2-1)(オンデマンド型授業)
【事前学習】障害者を取り巻く思想について調べておく。 (2時間)
【事後学習】障害者理念にかかわる主要な文献を読んでおく。 (2時間)
5 障害概念の変遷(A-2-1)(オンデマンド型授業)
【事前学習】教科書に記載されている国際生活機能分類(ICF)の部分を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】ICFについて自分で説明できるようにしておく。 (2時間)
6 障害者とは:障害者福祉制度との関連で(A-2-1)(オンデマンド型授業)
【事前学習】日本国内の障害者福祉関連制度を調べておく。 (2時間)
【事後学習】障害児に関する施策を調べておく。 (2時間)
7 障害者福祉の制度体系:障害者総合支援法(A-2-1)(オンデマンド型授業)
【事前学習】障害者総合支援法の概要をみておく。 (2時間)
【事後学習】支給決定のプロセスについて事例から学ぶ。 (2時間)
8 障害者福祉に関わる組織、機関の役割(A-2-1)(オンデマンド型授業)
【事前学習】障害者福祉に関する機関を調べておく。 (2時間)
【事後学習】障害者支援施設の種類、補装具・住宅改修の種類等についてまとめておく。 (2時間)
9 障害者福祉施設の現状(A-2-1)(オンデマンド型授業)
【事前学習】障害者福祉施設の誕生の歴史を調べておく。 (2時間)
【事後学習】障害当事者が家族を取り巻くニーズについて整理する。 (2時間)
10 障害者の地域福祉の現状(A-2-1)(オンデマンド型授業)
【事前学習】地域生活支援事業について調べる。 (2時間)
【事後学習】ボランティア・NPOが障害者福祉にどのようにかかわっているか考察する。 (2時間)
11 障害児に対する支援(A-2-1)(オンデマンド型授業)
【事前学習】特別支援教育の現状と課題を整理する。 (2時間)
【事後学習】諸外国のインクルーシブ教育について授業内容をもとに整理する。 (2時間)
12 障害者雇用の現状と課題(A-2-1)(オンデマンド型授業)
【事前学習】障害者雇用の現状と課題を整理する。 (2時間)
【事後学習】職業リハビリテーションの現状と課題を整理する。 (2時間)
13 障害者をめぐる生活環境(A-2-1)(オンデマンド型授業)
【事前学習】バリアフリー、ユニバーサルデザインの事例を調べておく。 (2時間)
【事後学習】福祉のまちづくりの事例を調べておく。 (2時間)
14 障害者の生活自立と生活ニーズ(A-2-1)(課題研究)
【事前学習】障害者の生活自立に必要な生活ニーズにはどのような課題があるかを考えておく。 (2時間)
【事後学習】生活のユニバーサルデザインについてレポートを書く。 (2時間)
15 授業内試験と解説による到達度の確認(A-3-1,A-4-1)(課題研究)
【事前学習】これまでの授業内容をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】今後の日本の障害者福祉の課題をレポートにまとめる。 (2時間)
その他
教科書 峰島厚・木全和巳・富永健太郎責任編集 『障害者に対する支援と障害者自立支援制度 (社会福祉士シリーズ14)』 弘文堂 2019年 第4版
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(60%)、授業参画度(40%)
授業参画度はレスポンスカードの内容で評価する。
授業参画度をA-2の達成度で評価する。授業内試験をA-3,A-4の達成度で評価する。
オフィスアワー 質問等はBlackBoardあるいはメール(アドレスは初回に伝えます)で対応します。

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